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〔そして、さらには―――〕

 

 

キ:ああ―――んっ、もっと・・・!もっとぉ〜〜〜!! こう・・・深く、抉るようにぃ―――っ!!

 

ヱ:(ひく・・・ッ)(な・・・何なの?この子・・・よけるどころか、私が、ぶつのを待ってるかのように・・・)

 

キ:な、何をしてるのですかぁ〜っ? 女王様―――っ!

 

ヱ:(じ・・・女王様ぢゃあ、ないっつぅのにいっ!!#)(プルプル・・・) (で・・・でも、このままでは、埒があきまへんわ・・・)

  き、今日のところは・・・この辺で、カンベンしておいてあげます・・・もう・・・こんな事を、しないように・・・ね゛っ!!?#

 

キ:なんだぁ・・・つぅまんないの・・・。  ねぇ、リントハイム?あなたからも、言ってやって頂戴?

  この・・・・オバサンに。

 

ヱ:(な・・なんっ?! お・・・おば・・・・)(プルプル・・・)          (ムギギギ・・・##)

 

メキメキ・・・・            ベキイッ――☆

 

 

エ:(はぁ゛〜〜〜こんのバカ、絶対、わざと言ってるわよねぇ・・・)

 

キ:うっふふぅ―――ん〜♪(わくわく・・・うきうき)

 

 

〔執拗にも、まだぶってくれと云わんばかりに、懇願・哀願・嘆願(つまりは、おねだり・・・)をするキリエ、

しかし、この時、少なからずも、深みにはまりそうな予感を感じたヱルムは、怒りもそこそこに、引き上げようとしたのです―――が!

 

そうはさせまいとしたのか、キリエが、禁句の、 オバサン を、発してしまったことで、帰りかけていた足も、止まり・・・

しかも、おまけに、自身の武器 封鞭 の柄を、折ってしまったのです。

 

それには、エリアも、少しばかり頭を抱えていたようですが・・・でも、この時、二度目に、キリエをぶったのが―――〕

 

ばちんっ――!

 

 

キ:・・・・・・。

 

ア:くぅおら!お前!! さっきから、言いたいホーダイ、言ってくれやがって・・・こいつに、失礼なんじゃあねぇのか!?

  確かによぉ、こいつは、鞭持ってて、女王様か何か知らないけどもなあ、オバサンはねぇ―――だろがよ、オバサンはっ!!

 

ヱ:あんたも、一言よけ――よっ!##(ゲシ―――☆)(←十門キック)

ア:お゛っ?!!  いてて・・・

 

 

キ:・・・・・。(じぃ・・・)(擦り、擦り)

ア:おっ?!なんだぁ??その・・・はんこー的な目は・・・・

 

キ:(びしぃっ!) あんた・・・下手くそね。

ア:は・・・・はぁあ??

 

キ:まっ・・・せいぜい、この方のと、比べると、天と地との差・・・・甘めにつけても、40点というところかしらねぇ。

  手が、頬に入る角度もなってないしぃ、力の加減も、甘甘、第一、腰が入ってないのよ!コシが!!

 

ア:(な・・・なんで、私が、こいつに説教喰らってんだ??)

 

 

キ:はぁ〜〜―――〜〜〜あ、せえっかく、いいところだったのに、すっかり興ざめだわね・・・・。

  まぁ・・・いいわ、ほら、あなた達、こっちにいらっしゃい。

 

ゼ:へへぇ〜〜―――い。

へ:分かりました・・・。(はぁ〜あ)

グ:うむ・・・・。

 

 

〔折角与えられた快楽を台無しにされ、今、ぶった者に、説教&レクチャーを開始するキリエ・・・

 

その後、ここで、ようやく本題に・・・そう、ナゼ、自分達が、この地に集まったか―――

それを質すために―――発せられた言葉とは・・・〕

 

 

キ:じゃあ、私達の事、改めて紹介させてもらうわね、さ――――、まずは、あなたから、

 

グ:うむ―――、それがしの名は、グルカ・・・・

グラディウス=ルートヴィヒ=カルマーヴァティクス

  と、申す・・・・この、集団の、副団長を務めている。

 

へ:そして、私は、ヘカテ・・・・

ヘルネリア=カーリナハールト=テシュラ−ハンヌフォルト

  と、言います。

 

ゼ:そして、オレが、ゼクス・・・・

ゼピュロス=クルーガー=スルゥドリクジュ

  だ、ヨロシクな。

 

 

ジ:な・・・何?皆して、一様に・・・エリア殿と同じような名・・・・やはり、そうだと申すのか?

 

 

ゼ:いかにも、我等四人、エリア様を主と頂く―――

へ:この方の為だけの、親衛騎士団――――

グ:その名も、“エーデル・リッター”『紅     焔』(こうえん)――――

 

 

キ:そして―――この、私が、この騎士団の、団長を勤め上げる、キリエ・・・・

キシリア=リヒトブレム=エルダーナリシュヴァアラ

  で・・・ございます。  以後、お見知りおきを・・・

 

 

ア:は・・・?あ・・・?  あ、あの―――ヘンなのが、トップなのかよ。

ヱ:あっきれた・・・・

 

 

〔そう―――そこで詳らかにされた事、それは・・・あの、エリアと同じような名を持つ者達の存在・・・

その存在に、ジョカリーヌ様は、この者達も、ただならぬ能力の持ち主であると、直感したようです。〕

 

 

キ:しかし、実にお久しぶりですね、猊下、ご健躁で、なりよりでございます・・・。(ペコ)

エ:そうねぇ――――あなたもねぇ――――(ヘンなモノも、久々に見ちゃったことだし・・・) 会えて、嬉しいわ・・・(はぁ〜〜〜〜)

 

 

ア:あ゛――――、エリアの・・・あんな表情見るの、初めてだよなぁ。 なんか、こう―――複雑そうな表情見るの・・・・

  って、あん?? なんか私に用なのか??

 

キ:あなた―――で、ございますね、猊下の、ご面倒を今まで見て下さったの、この通り、感謝いたしております・・・(ペコリ)

 

ア:あ・・・あぁ・・・こちらこそ・・・・(な、なんか・・・こう・・・拍子抜けだよなぁ〜)

  私は、アダナ・・・

アルディナ=フォン=ガラティーナ

  だ、よろしくな。

 

キ:ああ、あなたでしたか・・・最近、リッチーになられた方―――って、辛いこともありましょうが・・・精進して下さいね。

 

ア:あぁ―――はい・・・(なんか、ほんっ・・・と、拍子抜けなのな・・・)

 

 

キ:それから・・・・

ヱ:(ぎっくぅ!)

 

キ:(ペコ) 先程は、どうも、失礼をいたしました・・・どうか、お許し下さいますよう・・・

 

ヱ:あ・・・ああ、いいのよ、気にしなくても・・・

  わ、私は、この、ギルドの長老を拝命している、ヱルム・・・

ヱルミナ―ル=ド=エステバス

  です。

 

キ:ふぅ〜ん・・・ヱルム様・・・。  (ペコリ)不束者ですが、宜しくお願い致します・・・。

ヱ:は・・・はは・・・。(ホントは、宜しくして欲しくないんですけどね・・・)

 

 

キ:あら、どうしたの?ゼクス・・・。

ゼ:ああ、こいつの事はな、オレから紹介させてくれ・・・こいつは、タルタロス、『ラーレイ』の継承者だ・・・・

 

キ:そう・・・。  初めまして、その剣技、扱いにくいかもしれませんけど、頑張って下さいね・・・。

 

タ:お初に、お目にかかる―――、先程、紹介に与らせてもらった。

バルバロス=ローゼン=タルタロス

  と、言う者だ。

 

 

キ:そして―――あなたが・・・

 

ジ:うむ、アルディナと、ヱルミナ―ル殿の師、リッチーのジョカリーヌ・・・・

ジョカリーヌ=ベルゼビュート=イグレィシアス

  じゃ、そして―――

 

キ:この方の・・・・カミイラの、よき友でもあり、ライバルの―――その高名、よく耳にしております・・・(ペコ)

ジ:いえいえ―――心恥ずかしい限りじゃよ―――

 

 

 

ア:な、なぁ・・・おい・・・

ヱ:はい・・・なんです・・・

 

ア:い、今のやり取り、見てっとさぁ・・・随分と、まともに見えてくるのは、私だけか??

 

ヱ:だけ・・・じゃあないですよ・・・。 実を言うと、私も・・・なんです。

  先程のあれ・・・って、一体なんだったんでしようかねぇ?

 

エ:ダメですよ・・・・二人とも、あの子の、見せ掛けに、騙されたりしちゃあ・・・

 

ア:エッ!エリア・・・

ヱ:エリア・・・ちゃん。

 

エ:油断してると、何してくるか、分からないですからね・・・。 気を付けといて下さい。

 

ア:ナ・・・・なんか・・・スッげー扱いづらいのが、入ってきちまったよなぁ・・・。

 

ヱ:とほほ・・・・ですわ。

ア:同情するぜ、ヱルム・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

―――了―――

 

 

 

 

 

 

 

あと