<よん>
(楽屋にて・・・)
サ:おい、おひぃ・・・あいつ、終わるなり帰ってったそうだな。 いいのか? 追いかけなくて。
お:え? ええ・・・・昔から言うじゃあないですか、『去るものは追わず』と・・・。
それにね? それに・・・、今回はあの方から近付いて下さった・・・、それだけでわたくしは嬉しいの。
たとえそれが一瞬でも・・・・それに、ステラさんもいる事ですしね。
サ:なんだァ? お前、あいつの気持ちわかってたのか、悪いヤツだなぁ。
お:そうですわね、フフフフ。 (そうよ・・・・そう思っていた方が・・・・いいの・・・・)
(と、ここで、臾魅・コみゅ・乃亜が皆のくつろいでる楽屋に入ってくる)
婀:姐上、臾魅殿が参られましたぞ。
コ:皆さんお疲れですみゅ〜〜 乃:・・・・・・楽しかったみぅ・・・・・・(//v//)゜゜
臾:皆さん、ホンマ今日はアリガトさんでした。 あれからウチ、よう考えましてん。
お:それで? 結論は出ましたの?
臾:はい、不肖、この霧埼臾魅、まだまだ未熟やけども、皆と一緒にやれるよう頑張らさしてもらいます!
お:(ニコ・・・)そうよ・・・それが聞きたかったの・・・、今までの生半可な気持ちじゃあここでの仕事は務まりませんからね、
よろしい、では、改めて採用させて頂きますよ。
(一寸離れた場所にて・・・・・)
婀:女禍様・・・・。
女:あれを御覧なさい、婀陀那・・・・、あんなに小さかった光が今はこんなにも・・・・・、これで私の使命は終わりましたね。
婀:そ・・・・・それでは!!
女:そう、帰らなければいけない・・・・神界へ・・・・。
けれど、私の本心は帰りたくない、ここにずっといて、あなたたちを見守ってあげていたい・・・・
けれど、それはかなわぬ願い・・・、こんな事ならいっその事!!
婀:な、なりませぬ!! それはなりませぬぞ!! 今あなた様が辞められたら一体どなたが!!
女:兄上がいます。
婀:で・・・・ですが、伏犠様といえど、これ以上は・・・・。
女:分かっています!! ですが・・・・・・・もう少しだけ・・・・・いさせて・・・・ここに・・・・。
―――了―――