<肆>

 

(まあ、それはそれとしてご就寝。  おひぃ(ステラ)はベッドに、婀陀那さんはソファーに・・・と、それぞれが床に就いたようです。

 

そして・・・明けて朝・・・。)

 

 

婀:・・・・・。

ガバッ!

  あぁ〜〜〜あぁ〜〜〜あ・・・・! ふぅ〜〜う、よう寝た・・・って、あれ?? ワ・・・ワシ、こんなにねぞー悪かったっけ?

  確かに、ゆんべ寝る時にゃベッドに寝たはずダニ・・・・。

  ま、いいか、とりあえず起きよ、(よっこいしょ)       う゛・・・あれ?なんか前重・・・・

 

 

(あ・・・あの〜〜ちょいと?婀陀那さん??あんたまで寝ボケてんすかぁ??? ってゆぅより、今のあんたの言葉遣い・・・って・・・ひょっとして????(゜フ゜;;)

 

 

婀:(む〜〜〜ん)それになんか・・・視点も心なしか高いねぇ・・・ひぃちゃんて、こんなに背ェ高かったっけ?

 

お:ぅ・・・・・う〜〜ん・・・(ぱち)

ぼ〜〜〜〜〜っ・・・・

 

お:うん?なんじゃ??どうして妾が妾を見下して・・・・あぁ・・・幽体離脱か・・・・騒がせよる・・・・(むにゅ・・・)

 

婀:ま゛・・・・!!(◎ロ◎ll)

 

お:・・・・。(ぱち)

がばっ!

 

お:・・・・・・。(じいぃぃ・・・・)(ぱちぱちぱち)                                       ゑ゛??!

 

 

(なんと・・・・起きるなり、互いを見つめ合う同性の二人・・・。 あぁ〜〜ひょっとして、この二人の間に、禁断の愛が芽生えはじめぇぇっ?!

    ・・・・って、それはどうも違うようでして・・・・(^^;;)

 

 

お:(んな・・・) た・・・・たける様ァ??!

婀:あだ・・・・なっちぃぃ??!

 

お:ど・・・・どぉ〜〜ぅなっておるのぢゃ!! 此度は驍様と、妾の人格があぁ??!

婀:あ・・・っ、それで・・・ど〜〜りで前のほうに重量感あると思いきや・・・。

 

お:ち、ちょっと、驍様ァ? そういうところで判別してもらいたくはないものですなぁ・・・。

婀:あ・・・・わりぃ。

 

 

お:ん・・・に、しても、まさか妾が・・・・これではミイラ取りがミイラになったようなものではないか・・・。

婀:う゛〜〜ん・・・そいよかだぁ〜〜いぶ、ややこしくなってくるよね?今回のお話・・・・。

 

お:文句を言うならここの作者に言うて下され!##

 

婀:ま・・・っ、それもそ〜〜だぁ〜〜ね。 さて・・・まぁとりあえず起きますかいね、このままただボーっとしとっても、何の解決にもならん事だし・・・。

 

お:それよりも、言葉遣い・・・・気をつけて下さいましょ?

婀:お゛っ!婀陀那っち・・・・じゃなかった姐上、もう入られておるよしにございまするなあ?

 

お:(ふふ・・・)その調子、その調子。(まあ、サイアクばれなければよいのじゃからな・・・。)

 

婀:とっころっでさぁ〜〜、着替えって・・・どれ?

 

お:一応、妾の持ってきておるバッグに、必要最低限のものは入っておりましょう。

 

婀:おっし!ほんじゃあ。

ヌばっ!

 

婀:ほぉあ・・・しっかしまあコレ・・・ほんまもんだったんすねぇ?

 

お:ナニを人の胸をジロジロと見ておるのじや。 ま・・・・まあ・・・そう滅多と見れるものではないから、よう見ときなされよ??

 

婀:はぁ?? 何を言うとんのかね、チミは。 ワシがそんな スケベぃ に見えるカネ。

 

お:フ・・・フフン・・・何も、そなたも我慢なんぞしなくてもよろしいのじゃぞぉ〜〜?!

  何しろ妾のは、姐上のよりすこぉ〜〜しばかりありますからのぉぉ〜〜。

 

婀:はいはい・・・。 (ぅはぁ・・・)それより下着・・・・って・・・黒のレースですかい。

お:フ・・・妾のは、いつも勝負ものですからのう。(こ〜ゆぅ事もあろうかと・・・!!)

 

婀:・・・・ちょい、自慢ぢゃねぇ〜ぞ・・・・・それ・・・って。(―ブ―;;)

 

 

(婀陀那さん・・・あんた今やってんの、明らかに誘惑よ??(^フ^;;)

    ・・・と、まあとりもとりあえず、おひぃさん(婀陀那)、婀陀那さん(ステラ)に手伝ってもらって着替え完了、

一方の婀陀那さん(ステラ)も、いつもの服に身を包んだようデス。

 

んでもって朝食。)

 

 

婀:はぁ〜〜あ、もうパン食にもなれたがよ・・・・(ガリ)

お:ほぅ・・・・すると、驍様はいつもは米食でありましたか。

 

婀:はあ?まぁ〜〜た・・・な〜〜にゆってんだか、この人は。 日本人だから当たり前でしょがね。

お:う゛・・・・。(ズキ) し、しかし妾は、朝といえば・・・・ダージリンに、クロワッサンで充分なのですがのう・・・。

 

婀:そーりゃ、婀陀那っち、4年も海外で暮らしとりゃ、自然とそうなってくるでしょうがね。

お:め・・・面目ない・・・。

 

婀:なぁ〜んでそこで謝まんのかね。 そこはそれ・・・郷に入っては郷に従え・・・・ってね。 あんまし気にするこっちやないよ。

お:は・・・・はあ・・・。

 

 

(とまあこんなこともありながらも、ご出勤の時間に相成りました。(おわ〜〜なんかすっゲェ強引!!(―フ―;;)

そして、今回珍しくおひぃさんが運転・・・・って、今この人の中に入ってるの・・・ってあの人ですからねぇ・・・)

 

 

お:さて、着きましたぞ。

婀:いやっはぁ〜、しかし目立ってたねぇ。 何しろ和服でこの車転がしてっから・・・。

 

お:し、仕方がないでしょがっ。 それより・・・・気をつけなされよ。

 

婀:(セリフ・コントロール、セリフ・コントロール・・・・)  では、お先に上がっておりまするぞ、姐上。

お:はい、わたくしも直に向かいますゆえに・・・。

 

 

(二人とも・・・・ちょい仰々しすぎ。(― ―;;)

ともまあそうこうしているうちに、他の者達も三々五々出社してくるわけでして。  でも・・・・?)

 

 

J:あ〜あ〜、まーたステラさん遅刻だじょ。

サ:まっ、いつもの事だから、あんましめづらしかぁないけどねぇ。

臾:せやかて・・・今日はどないなんでっしゃろ??

 

婀:なはは・・・。 (こりゃあまた・・・大(すすむ)爺の畑にいっとんのんだろねぇ・・・。)

 

お:さぁさ、そんなことよりも、あなた達? もう始業のベルは始まっているのでございますわよ?

  あの人の事を心配するよりも・・・・なッ、なんです??どうしたんですの?皆さん。

 

 

サ:え??い、いやぁ・・・もう元に戻ってんなぁ・・・と思って・・・・

お:な・・・っ、なんて??(ギクゥ〜〜リ)

 

臾:いゃあ・・・ホンマですでェ? 昨日はやけに人当たりがようおましたからなぁ、ひぃさん。

 

お:あ・・・あら・・・。(―フ―;;)

 

J:(ひっひっひっひっ・・・・)

 

婀:まあまあまあ・・・昨日は姐上もご機嫌が麗しかったのじゃろう。 皆もそういう目で見たりはせずに・・・・のう?

 

 

臾:へっ?!ま・・・まあ、婀陀那はんが、そういわはるんやったら・・・・なあ?

サ:まあ・・・・そうだな?

 

J:(ちっ!)(スカッ)

 

 

(お・・・おロ・・・・ちょ〜ッと、Jokaちゃ〜ん? あんたナニ悪企み・・・ひ、ひょっとして今回の一件、Jokaちんの仕業ァ?

ともとれなくもないのですが・・・?)

 

 

J:(ふふぅ〜〜ん、ま、誰の仕業かわかんないケド・・・。

  今あの子の中には驍さんが、おひぃさんの中にはあの子が、そして・・・驍さんの中にはおひぃさんが・・・か、

中々に面白そうなことになってんにゃ〜〜)                   むっひっひ・・・・。

 

 

(なんとも・・・・いち早く、この状況を理解してたようデス。(油断なりませんねぇ(^フ^;;)

 

ところで・・・・婀陀那(ステラ)も言ってたように、やっぱステラ(おひぃ)、あすこに行ってんのでしょねぇ?ちょっと覗いてみまひょ。)

 

 

ス:ういっしょ!よいっしょ!

ガッ・・・                                       ザック・・・・       ザック・・・・

 

爺:お〜ぅい!あんちゃ〜〜ん! ちょいとこっちぃ来て、休憩でもしようやぁ!!

 

ス:あっ、はぁ〜〜い!       ふぅっ!

(土にまみれるのがこんなにも清々しいだなんて・・・・傍(はた)から見てましたら、あんなドロ仕事・・・と思っていましたのに。それがいまでは・・・)

 

(ゴクッ!) ん゛〜〜! にっがぁ〜〜い!まっずぅ〜〜い!!  でも、もう一ぱぁ〜〜い!

 

 

爺:はっはっは!でも・・・その苦さがまたたまらんじゃろ?

 

ス:ええ!そりゃあもう!! (今では・・・コレのために、ここに来ているようなものですからねぇ?) (ゴクリ!)

  ん゛ばぁぁ〜〜!!

 

 

(おやおや、予想通り、畑に通い詰めているようです。

 

 

そんなところで、ギルドの方では・・・?)

 

 

お:ちょっと、婀陀那ちゃん?

婀:ぅんっ?!ほいほい、なんじゃろかね?

 

お:(地を出すな!バカ者!!#)  あの〜〜ちょっと、これから付き合って欲しいのだけれど・・・

婀:えっ?!つ・・・付き合う?? そ、そりゃあ〜いけませんよ!姐上・・・・不純同性交友は・・・・。

 

お:(あ゛??!#) バカか・・・お主は、誰がそっちの方と言うた、仕事ぢゃ仕事!!

  今日は、妾の大事な取引がありますのでな・・・

 

婀:あっ!あぁ〜〜そっち!? いゃあ〜〜ワシゃあてっきり・・・

 

逆水平打ち!〜☆(^^;;)

 

婀:うぺっ!??  げほっ!げほっ! ちっ、ちょい・・・今の咽喉元(のどもと)に入ったでよ・・・?

 

お:どぅわぁ〜〜れが地を出せというた!このバカ者!!# 皆が見ておらぬから良きようなものを・・・分かっておろうなぁ?#(ペキ・ポキ・・・)

 

婀:は・・・・ヒャい・・・(―フ―;;)          んで・・・・どこ行くの??

 

お:まぁ、それは行けば分かりまするよ。

 

 

 

 

(さぁ〜〜ても、またも入れ替わってしまった人格、おひぃさんには婀陀那さんが、婀陀那さんにはステラが、そして・・・ステラにはおひぃさんが・・・・

と、中々に複雑かつ奇怪なことになってはいるようですが・・・。

 

ここで注目すべきはJokaちゃん、今回は彼女の復讐??(ほれ、前回の応接室でのあの出来事に、あのセリフね??)かともおもわれたのですが・・・

今回の彼女のセリフを見る限りでは、そうではなかったようです。

 

でわ・・・・誰が一体そのようなことを・・・? あぁ〜〜ンど・・・またも今回コレで終わってない・・・っちゅ〜ことは、次回もこんな話??

とも思えるのですが・・・ご安心ください、次回でこのお話決着つきますんで。(^フ^;;)>

 

ではでは・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――了――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと