<弐>


ガラン!ガランッ!

 

(しかし・・・、ここで救い(?)の神(??)一行ご来店(ただ運が悪いだけ(― ―;;)

 

 

バ:へぇ〜、ここが唯一の・・・・結構いいとこじゃない。 う゛っ! な・・・何だぁ? こりゃあ・・・
マ:ま、まるで修羅場ではないか・・・。

ナ:あっ! タケ坊、あんた何やってんだ?! そんなとこで。
ス:あっ! バカ! ナオちゃんっ!  シィ〜〜ッ!!

婀:おんゃあ? 社主殿はどぉこへ逃げたかのぅ!? どっんなっにぃじょ〜うぉずにかっくれってもぉ〜♪ と!!

ゲシッ!!


ス:あっ! イッタ!!(>w<)ー

婀:おぉ! そこにおったか!気が付いておったが、うっかり蹴飛ばしてしもうてのぅ!! くぁ〜ッかっかっカ!!

マ:て・・・・低級神?!

バ:なッ、なんだぁ? ありゃあ・・・・

ナ:あれが・・・・あの婀陀那さんか??!

婀:のぅ! 社主殿! いえ、驍殿!! お主には、もちっと姐上にメーワクかけぬようにしてもらわねばのぅ!

これ! 聞いておるのか!! 大体お主は・・・・
ス:(オィオィ・・・今度は説教たれだしたぞ・・・・)

婀:うんッ!? なんじゃ・・・・お主、その顔は・・・・

おっ! そうか!! 済まぬ済まぬ、ちとせっきょ〜じみたのう! お詫びに、社主殿にはこれじゃ!

ス:え・・・・? ワシにはたった一杯? (た・・・助かっ・・・・)

ポチャンッ!


ス:え゛・・・・え゛っ?!
婀:プラス、妾の気持ちぢゃ
 ホレ、飲ってつかぁーさい!


バ:め・・・・目薬・・・・

マ:ありゃあ、相当効くぞ・・・・

ナ:タケ坊・・・・・(南無・・・・)

 

ス:こ、これ・・・飲め・・・ってーの??
婀:なんじゃ・・・・お主、妾の酒が飲めんとでも? おや? あそこにおわすはシホ殿では?

グィ〜ン!!


ス:ぐおっ??!(ゴクリ)

 

(なんと婀陀那、ステラには一筋縄ではいかぬとふんだか、巧妙なフェイント入れて一気飲みさせる。 ステラあえなく撃沈・・・・)


婀:ぐわぁ〜〜ッハッハッハ!! ひっかかりおったな?! お主もまだまだよのぅ!(グビグビグビ・・・)

マ:お・・・・おぃ、出るぞ!!

バ:あ・・・・ッ、ああ・・・・

ナ:あ・・・・アレ?(ガチャガチャ)

:お〜っほほほ! 無駄無駄! ここには、入ったら妾が飲ませるまで出さぬようにしておいたからのぅ!!

マ:何ィ?! だ・・・誰がそんなマネを・・・・

婀:妾じゃよ・・・・いかんかの〜ぅ?!

ナ:良いわけあるかよ! 大体他の連中・・・・どこへやったんだ!!?

 

婀:うんッ?! 他の連中なら・・・・ほれ、

バ:うげっ! サヤ・・・・臾魅!!

ナ:お・・・・おィ・・・もしかして・・・これ全部一人で??
マ:お・・・おィ! じ、女禍! しっかりせんかっ!

 

J:うっにゃ〜〜ん・・・・あちし・・まだ、ダメにゃりぃ〜〜ん・・・・(へろへろぉ〜)

ナ:あ・・・・・あ゛あ゛ッ!!

マ:ど、どうした! ナオミ!!  な・・・・・なッ! 低級神、よもやお前・・・・この仔らにも?

婀:うんッ?! ジョ〜ダンはお主の存在だけにしとけいっ! なぜに、妾がそのような、おチビちゃんに・・・・・
  おぉ! そういえば、カルピスの中に、これを入れたかのぅ?!  二・三滴ばかし。

マ:ウ・・・・ウォッカ・・・・て、低級神・・・・キッサアマァ〜〜〜〜(ぷるぷる)
婀:お〜ホッ
 どうした、ソロン・・・・やる気かぇ? な〜ら〜ば

ガッチリ!


婀:これでどうぢゃ?

ナ:う・・・・うわっ! 何をする!!

 

(コみゅ・乃亜に、アルコールを飲ませた事に怒りを覚えたシホ(=ソロン)に対抗すべく、婀陀那、他の連中の介抱をしていたナオミを捕まえ盾とする。
(んもぉ・・・・どっちが魔族なんだか・・・・(― ―ll;;)

 

婀:うッぴょっぴょっぴょっ! お主、活きがいいのう!  これっ! 無駄な抵抗はやめよっ!  な〜んてなッ?!
  気に入ったぞ?! 褒美にこいつを喰らわしてやろう!!

バ:う゛えっ?! ひ・・・人質?

マ:おっのぉれぇ〜〜! 人の・・・・神の風上におけぬヤツめェ〜〜!!
ナ:ん゛〜〜ッ、ん゛・・・・・・・ぶハッ! (ガバ・・・ゴキュン!ゴキュンッ!) ぴゃあぁ〜〜(ぐて)

 

(ナオミなんと、口を閉じるという抵抗を試みるが、逆に婀陀那に鼻をつままれ息が続かずに、口を開けたところをテキーラX3を一気に流し込まれる、
ナオミ・・・撃沈・・・・)


婀:ぬぉ〜ッホッホッホ! どいつもこいつも弱い弱い! だれぞ、妾を負かそうという輩は現れぬかのぅ!!

バ:なら・・・・次は、私だ!!

婀:なんじゃ、新参者か。 帰れ帰れ! お主では話にならんよ・・・(んゴキュ・・・んゴキュっ!!)

バ:は・・・ッ! 話になるかならないかは、飲り合ってみなくちゃ分からんじゃあないか・・・・えェ?
婀:んっフッフフフ・・・・ばぁ〜かぁめが・・・、妾の本体なら・・・・


婀:お主の後ろじゃ!

バ:なッ・・・何?!! (いっ・・・・いつの間に?!!)

婀:油断したのぅ! お主の目の前のアレは、妾の影じゃ!!
バ:ぐ・・・ッ! コッ、こいつ!!

  は、離せ!! あ・・・あう゛っ!(ン・・ゴク・・・・ゴク・・・・) ぶはぁっ!!(ゴキュ・・・ゴキュ・・・!!)
  ぐ・・・ぐぷぅ〜〜・・・

 

(あぁ〜、なんと言う事であろうか・・・・、バーディ、あえなく返り討ちに・・・・)


マ:ぐ・・・・ッくく・・・・・、バーディ・・・・お前まで・・・・
婀:ギャ〜ッひゃっひゃっひゃっ! 口ほどにもないのぅ! おぉ・・・そういえば、ソロンお主・・・・・

マ:な・・・なんだ! 低級神! 私は屈せぬぞ!!?
婀:ん・・・・んっフふふ・・・まぁ・・・・そう邪険にするな・・・・(くっ・・・くくく・・・)

 お主・・・・、あの頃より随分丸くなったものよのぅ。

マ:な・・・・・何をいきなり。(たじ・・・・)


(すると・・・、やはりといいますか、この中では一番に耐性の強かった女禍が、最初に目覚めるわけなんです)


女:う゛・・・・う〜ん・・・・あいたたた・・・・いゃぁ〜は・・・・コリャまいったわ・・・・

婀:おぉ〜、女禍様、ようやく酔いが醒めましたかの??

女:んげっ! あ・・・・婀陀那っちゃぁ〜ん。 まだ・・・・、あ・・・まだ日付変わってないぃ・・・・。(TフT)

婀:ん〜〜、何か都合でも悪い事でもありますのかの〜〜?(んっふふふ)

 

女:あ・・・・あのね? ここは一つ・・・穏便に・・・(はは・・・(^フ^;;)>)
マ:コラ! 女禍!  これは一っっ体ど〜言う!!

女:あっ、ソロン。 来ちゃっ・・・たの?(あちゃ〜) あんたのとこも返り討ち。

 ごめんねぇ〜? こんなはずじゃあなかったのにぃ・・・(TフT)

マ:こんなはすじゃあ・・・って?! どー言う事かせつめーしたまえっ!!

 

婀:いちいちうるさいヤツぢゃのぅ、お主もそっと黙って飲めぬのか?

マ:お前が言うな! お前が!!

 

婀:おっ! なんじゃ? その挑戦的な態度は、(ニヤニヤ) 面白い、妾と飲り合うのか?
マ:望むところだ!!

 

女:あ・・・・・あっ! まぁ・・・・ここは一つ・・・あの・・・・お二人さんっ?!

婀:う゛〜る゛ざいわ゛ッ! だぁ〜まりゃっしぇいっ! 大体あんたは部下の妾を大切にしてくれとりゃあせんではにゃいですかっ!(グビ・・・グビ・・・)
マ:低級神・・・


婀:ぞれに・・・どぅわ〜ぃいち、妾がこんなになったのも。 一体、どぅわ〜れぃのせいなんでしょうかねぇ〜〜、えェ〜? 
女・禍・さ・まっ!


女:あ゛・・・・あぅ゛ぅ〜〜(だみだこりゃ、もう手ェつけられないよ・・・)

婀:のぅ! 聞いて下さらんか! ソロン殿! 大体現役の“頂神”ともあろうお方が・・・(くどくど)
マ:(やれやれ・・・今度はグチり出したぞ?)

婀:これ! ちゃんと聞いておるのか! ソロン!! はぁ・・・・所詮“魔皇”のお主に意見を求めたのがそもそもの間違いじゃったよのぅ。

  もうだぁ〜れも信じれぬ・・・・信じれるのは妾のみぢゃ・・・・

自分を信じて〜〜!!(グビグビ・・・)

  ぶははぁっ〜(げふっ!)

 

女:あ゛〜あ・・・もぉどうしたもんやら・・・・

マ:責任取れよ? 女禍・・・

婀:寝ゲロ?
女・マ:頼むからそれだけはやめてくれ。


婀:おぉ! そういえば、女禍様、あなた前々からソロンの事・・・・・
女:あ゛〜〜〜ッ! わッ!わッ!突然にナニ言い出すかね!?この子はっ!!

婀:(んにヒヒひ)おんやぁ〜? どうされました? 妾はな〜んも“好き”だとかぬかしとりゃあせんですが?(んぐんぐ・・・) ぷっはぁ〜〜!!

マ:なんッ・・・・・だとぉ!##
女:あ、あはは・・・・ジョ・・・・ジョ〜クだよっ。 この子ったら・・・・・ほら! そのぅ〜〜・・・酔っちゃってるからさぁ!!

マ:むむむ・・・・・、まぁいい! それより、どーしてこんな風になったのかをね! それを聞きたいんだよ!
女:いゃあ〜・・・・それをせつめ〜するとね?・・・・・(かくかく、しかじか)・・・・・と言う事なのよ。

マ:成る程、つまりは、ミイラ取りがミイラになってしまったと。 これは明らかな“大失態”ですな! 女禍よ。
女:しぃましぇん・・・・(反省しとりましゅ・・・・)

マ:ふぅ・・・・まあいい、とりあえずはこれをどう乗り切るか・・・・だが?    

女:それは簡単だよ! 日付変わればいいだけだからさぁ。


婀:(あ〜〜・・・?) んぉやぁ?  お〜い! マスター、酒が切れたぞぃ〜?!  おィ! コラ! 我矛羅!
  ち・・・・ッ! あやつ、逃げ出しおったな・・・怪しからん、後でせ〜ばいぢゃっ!
  
  ところで・・・お主ら二人顔をつき合わせてナニを・・・・おっ! これは失敬! 見合いの最中でしたとは・・・・・これはこれは・・・・・(にっひっひ!)
  お邪魔虫は消えますゆえ、ごゆるりとしなされよっ!

女:(カァ・・・・)ちょっとっ! 婀陀那ちゃんっ! あなたねぇ!

マ:つまらん、笑えんジョークはよしてもらえんかね、低級神、どうして私が“神”なんかと・・・

婀:そうかのぅ? 妾からしてみれば、中々に似合いのカップルさんなんじゃが・・・

女:(こいつは、全く何を考えてんだか・・・・) はぁ・・・・・どうしよう・・・・ソロン・・・。
マ:どうしようといっても・・・・               おっ! おい!  ちょッ・・・・危ない!

女:えっ・・!?

グラ・・・・・ビッタ〜ン!


婀:ぐおぉ〜! ぐおぉ〜!


(なんと・・・・今まで毒を吐き、酒を呷り続けた来た婀陀那、急にリタイアか?いいえ、実はこの時丁度日付の変更、つまり、リミッターが来たのです。
それを証拠に床に伏せったまま高いびきをしてる婀陀那がいたわけでして・・・・(^フ^;;)>)


女:は、はぁぁ・・・・良かった・・・・よーやく日付変更。

マ:・・・・という事は、私達は・・・・・

女:そ、助かったんだよ。

マ:ふぅ〜〜、やれやれ・・・・

女:ごめんねぇ〜? この埋め合わせ、必ずするから。

マ:それは別にかまいはせんが、今は皆の介抱の方が先だ。

女:だね、とりあえず・・・そっちの方は教会へ連れて帰って、ギルドの方は私が何とかするから。

 

 

(その翌朝、嵐のような怒涛の夜が過ぎた後で?)

 

ガバァッ!!


婀:ん〜・・・・・おや? ここは・・・ギルドの宿直ではないか?  妾・・・・昨晩一体? とりあえず起きよう。

 

(すると、部屋の外では、ギルドのメンバーの声がするのが聞こえてくるわけで・・・・・)

 

婀:おや? 皆もう来て・・・(ハッ!)

(婀陀那ここで時計に目をやる)

 

婀:な、なんじゃ・・・・まだこんな時間ではないか、どれ・・・。

ガラ・・・


婀:あぁ〜、皆、朝もはようから精が出るのぅ。


臾:へっ?!

サ:い゛ッ?!

お:はっ!

コ:み゛ょっ!

乃:・・・・!・・・・・

ス:う゛・・・・


婀:んっ?! おや・・・・ど、どうしたのじゃ? み、皆・・・・妾を避けるようにして・・・・あ、姐上?

お:あ・・・・婀陀那ちゃん・・・すっかりよくなったんですのね? そ、それはよございました・・・。

 

婀:(気、気のせいかも知れんが・・・・どことなく冷たい・・・・姐上) あのぅ・・・・社主殿??
ス:その様子じゃあ、昨日の事な〜んも覚えとりゃあせんじゃろねぇ。

婀:(ビク!)も、もしかして・・・・妾・・・・とんでもない事をやらかした・・・・とか?

ス:(ジロ) アレ じゃあ、とーぶん婀陀那っちと、一緒に飲ろうっていう連中いないと思うよ。

婀:あ゛・・・・・・(え゛?) そ、そういえば・・・Joka殿は??

ス:あぁ〜彼女なら、もうそろそろ帰ってくる頃だろ〜よ、“お客”と一緒にね。

婀:“お客”?

ス:そぉ・・・お客・・・・


(すると、遠くの方でシホとJokaの会話が聞こえてくる)

 

マ:よろしいですかね? 今度からはこういう軽率な行動をだねぇ!?
J:はぁぃ・・・・よっく肝に銘じときます・・・・ (なんか、こいつ・・・・最近、侍従長(カ・コーエン)に似てきたよなぁ・・・・)


婀:あ、シホ殿がJoka殿に・・・・説教を? (珍しい事もあるものよのぅ)

 

マ:おぉ、低級・・・・いや、婀陀那さん、もう疲れの方は取れたのかね?
婀:は、はぁ・・・・まぁ、一応。 ところで、お二人して一体何を?
J:あ〜〜、昨夜のね? 事後承諾・・・みたいなヤツ? もぉ〜〜、大変だったんだから・・・。

婀:すると・・・・やはり、妾が?

J:ま、まぁね・・・・・

マ:そういう事になるかな・・・・


(この後、この二人の説明を聞いて、婀陀那一瞬のうちに蒼白になり・・・・皆に平伏低頭、平謝りに謝ったというのは言うまでもないことです。
あぁ〜、よしとこう、“下手な考え休むに似たり”・・・・(ご愁傷様でちた(^フ^ll;;)>)

 

 

 

 

 

 

――了――

 

 

 

 

 

 

あと