<参>

 

 

(それは・・・この特訓を受けて、数週経った、ある日の出来事・・・。)

 

 

臾:いッ・・・・一まぁ―――――ん・・・っと!!

ナ:はぁ〜〜〜、ようやく3セット終了・・・っと。

 

臾:ふぅ〜〜〜〜、それにしても、中々に、きつぅおますでなぁ?

ナ:あぁ、まあな・・・・・それより、水分の補給でもしとくか。

 

臾:ほな、なんか取って来まひょうか?

ナ:ああ、頼むよ。

 

 

(ようやく、自分達に課せられた、腕立て伏せ・腹筋・背筋・スクワット10,000回の3セット、終了できたようで、

汗で出した水分を補う・・・・と、いう事をするようです・・・・・が??)

 

 

―――――キン力・30%・ノ・向ジョウ―――――

―――――持続リョク・40%・ノ・コウ上―――――

―――――タイリョク・ニ・於イテ・ハ・45%・ノ・向上・ガ・認メ・ラレ・テ・イマ・ス―――――

 

 

ナ:(えっ??!) ・・・・・・???(おッかしいなぁ・・・・空耳か?)

 

臾:へっへ―――お ま ち。  取ってきましたで。

  炭酸に、ミネラル・ウォーター、どれでも好きなの、取ってや。

 

ナ:おっ、さ――んきゅっ。 じゃあ・・・・これと、これ・・・

 

 

(すると・・・)

 

――――ソレ・ヲ・セッ取・スル・ト・言ウ・コト・ハ――――

――――マイナス・ポイント・ニ・カ算・サレ・ル・事・ト・ナリ・マス――――

――――受ツケ・ノ・却下・ヲ・ヨウセイ・シマ・ス――――

 

 

ナ:(えっ??!) おい、臾魅・・・お前、今、なんか言ったか?

臾:(ごきゅっ・ごきゅっ・・・・)ぷあぁっ! はぁ?ナニゅうてますのんや。 今、うち、ボトル口にしとったんやさかいに。

 

ナ:そ、そうだな・・・あはは・・・。(じ、じゃあ、アタシの気のせいか・・・)(ス・・・)

 

ぐ・・・・っ!

 

ナ:な・・・アレ? ど、ド―――したってんだ、おいっ!!(グッ!ググッ!!)

 

臾:(はは・・・・)アミさん、ナニ一人で、おもろかしい事を、してますんのんや?

ナ:は・・・? いっ、いやぁ、あたしは、別に、何も面白い事なんか・・・・(・・・・って、動け・・・って!!)(グイ!グググ・・・)

 

臾:ゅうて、十分おもろかしいやんっ! ペット・ボトル、手に持っときながら、口にもってこーとした瞬間、遠くに持ってく―――なんて、

  今日びの、吉●の芸人でもしまへんでぇ?

 

ナ:ん・・・なっ!(カチン−☆) なんっ・・・・だとおぉっ?! お前・・・・(ジロリ)

臾:あはは・・・・カンニン、カンニン・・・な?

 

ナ:(ち・・・・っ!) なら・・・・右がダメなら、左だ・・・っ!(ス・・・・)

 

ぐぃ・・・・っ!!

 

ナ:(こ、こっちもかぁ??) ちっきしょ―――!! あたしを・・・バカにしやがってぇぇ――――っ!!

 

臾:ア・・・・アミさん、大丈夫なんでっか? もしかして・・・・メニューきっついから・・・ゅうて、イカレたんとちゃうんの?

 

ナ:バ・・・ッ!バカ!! 冗談も、休み休み言え!!

  くっそ―――、なら、こっち(炭酸飲料)はあきらめた。 なら・・・・こっち(ミネラル・ウォーター)で・・・

 

す・・・・

 

ナ:(ア、アレ?? こっちはすんなり・・・)(ごくん・・・ごくん・・・・)

 

すっぽん・・  ・・       

 

ナ:ああ゛? ま・・・まだ、ニ・三口しか、飲んでな・・・・

 

 

(すると、また・・・)

 

 

――――ソレ・ダケ・セッ取・スレ・バ・十ブン・デス――――

――――コレ・以上・ノ・摂シュ・ハ・無イミ・デ・逆・ニ・マイナス・ポイント・ニ・・・――――

 

ナ:だアァァぁっ!!うるっせ――――!! 誰だ!こんな・・・タチの悪い、イタズラをするのは・・・ッ!!#

 

臾:アミさん・・・あの・・・ここには、うちらの他には、誰もいてませんで??

ナ:ナニィ?!ウソをつけ!! もう一人、いるだろが!!

  なんか――――こう――――ちっちゃい女の子・・・みたいなのが・・・。

 

臾:はあぁ?ちっさい女の子―――? ゅうたら、コみゅ・乃亜ちゃんしか、おらへンけど・・・

  あの子らなら、今、お稲荷さんに、いてますでぇ?

 

ナ:ちっがあぁぁ―――うっ! あんな・・・愛嬌のある声ぢゃなぁ―――いっ!

  なんか・・・こう・・・・無機質な・・・なんも感情のこもってない・・・・まるで、機械のような声なんだよっ!!

 

臾:え゛・・・・っ??!(あとづさりっ)

ナ:引くなよ・・・このヤロウ。#  おい、臾魅・・・お前・・・このコトを、バーディーさんやサヤに、チクんじゃあねぇぞ・・・

  もし、チクったら・・・・分かってんだろ―――な・・・。(チキ・・・ッ――☆)

 

臾:あ゛・・・・。(ハチノス・・・・かいな。 ホイでも、フツー引きまっせ。)

 

 

(そう・・・・なんとも、奇妙な事に、ここ(修練場)には、臾魅・ナオミのほかに、小さい女の子(の声)が、いる・・・・ようなのです。

が、しかもそれは、なんとも無機質で、感情のこもっていないモノ、だったそうです。

 

だとすると・・・・幽霊?ヨウセイさん??それとも・・・電波のヒト???(だからですかねェ・・・・臾魅が 引いた の・・・って。)

 

いや、しかし・・・・これ・・・って・・・・)

 

 

 

 

 

 

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