<八>
婀:あの・・・・ジィルガ殿・・・・そなた、本当は一体何をしにここへ??
ジ:えっ?!私ですゥ?? それはぁ、父の代理のお付き――― ってとこかしらねェ?
ス:ウソぶっこけ! そりゃ建前なんだろがよ!!
婀:本音のところは――――?
ジ:まァ――― この子からかう―――ってトコかしらねェ??(ケケケ)
ス:(やっぱし―――##)
婀:(なんだか・・・・そこはかとなく困ったお人、のようじゃのう・・・・妾も気をつけねば・・・・)
〔まぁ――― なんと、本家本元のあのヒトでさえ、手を焼いとる――――っちゅうのに、それと似たり寄ったりのが『逆輸入』ですかよ・・・。
しかも、さらに困り果てた事には???〕
ジ:とっころでェ〜〜―――驍ちゃん?♡ 今日あんたんちお泊りするんだけど、いい―――?♡(ちょっぴり上目遣い ^^;;)
ス:(誰が、んな手に引っかかるか――!#) なぁにゆってんだかよ、おめーわよっ!# ちゃんとしたホテルとってあるんだろーがよ。
ジ:え゛っえ゛え゛〜〜〜ッ(不満げ ^^;;)
そぉんなこと、ゆったってェェ〜〜、宿泊費浮かすために、『私の宿はいいの』って言っちゃったしィィ〜〜〜。
ス:そっりゃぁ〜あんたの勝手でしょ―――がよッ! と・に・か・く、ワシんとこは絶対ダメだかんね!!
ジ:う゛う゛〜〜〜ッ! けちんぼ!!
婀:あ・・・あのぅ・・・やはり、ダメ!と、いうのには、いぢめられっぱなし・・・だからでありましょうか??
ス:――――・・・んま、それも一つにはあるんだけどもねぇ・・・・こいつの寝相ッたら、『最悪』とおりこして『最兇』なんだよ。
婀:(ね・・・寝相が??) そ、それだけでしたなら・・・少々我慢すれば・・・・
ジ:そぉ〜〜〜よ、そぉ〜〜〜よ。
ス:(このヤロ・・・・日和見やがって・・・)
だけっどもさぁ〜〜、もう子供同士じゃないんだから・・・ アレ だけは、やめて欲しいんだよ、正直・・・・。
ジ:うんッ―――!もう――――・・・ はづかしがり屋さんなのだからッ―――!
婀:あの・・・それでしたら、妾のところでは、いかがなものであろ?
ス:え゛え゛っ―――?! いいの?婀陀那っち・・・そんなこと言っちまって・・・知らんよ?ワシ・・・・。
婀:ま・・・まあ、ただ寝泊りするだけなのでしょうから・・・かまいませんでしょう?
ジ:あァ〜〜〜ら、助かるわァァ〜〜、私、サイアク、野宿しようかと・・・・
ス:お―――おひ・・・そんなマネ、絶対ここですんぢゃあねぇぞぅ、アイゼン、ショック死したらどうすんだよ。
だけど・・・婀陀那っちが、それでいい―――ってんなら、それもいいかもね。
婀:(な・・・・あ、アィゼナッハ殿が・・・・ショック死ィ??)
は・・・・ははははは・・・・。(←実は、ちょっぴり後悔 ^^;;)
〔なんと――― このジィルガさんというお人の、もう一つ困った事には、その性格だけ―――ではなく、寝相にも、関わりがある―――との事なのですが・・・・。
しかも、ステラもそのことを異様に嫌ってたみたいで、ジィルガさんが『お泊りしたいの♡』といっても ダメ―――! の一点張り、
それにはジィルガさん、あきらめたのか、『サイアク―――野宿』まで考えてたようで・・・
でも?ステラが言うには、そいつも絶対にしてはイカンとは・・・(気になるではないでつか・・・・ジィルガさんの寝相が・・・(^^;;)
―――と、そこで、婀陀那が助け舟を出したはいいのですが・・・なにやら気になるステラの物言いに、ちょっぴり後悔交じりの笑ひ・・・
はてさて!ど――――なる事になりますやら!〕
―――了―――