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ア:それで・・・、あのさぁ・・・・、私から一つ提案あるんだけど・・・良いかな・・・?

ヱ:はぁ・・・、なんでしょう・・・。

ア:いや・・・あ、あの・・・あんたの・・・親友第一号に、私がなっても・・・・いい・・・・かなぁ?・・・なんて・・・・。(はは・・・)

ヱ:え・・・えぇ?!ほ・・・本当に?本当にいいんですか?!う・・・うれしい・・・有り難う!アダナさんっ!

(ヱルム、泣きながらアルディナに抱きつく・・・・)

ア:い・・・いやぁ・・・、そう泣きながら嬉しがられても・・・。

  単純明快なのが私の唯一の取り柄みたいなもんだしさぁ・・・・。

ヱ:ま・・・、アダナさんたら・・・(うふふふ・・・・)

エ:あ・・・あの・・・、それでしたら私も仲間に・・・親友に入れてもらえませんかっ?!

ア:おや?エリアは私とは親友じゃあなかったんだ??

エ:いいえ・・・、違いますよぅ・・・、私が親友になりたいのは、このオバさんとです。

ヱ:え゛?(カチ〜〜ィン!!)

  な・・・・、(オ・・・オバ・・・)

ア:(あちゃあ〜〜・・・・)

エ:あ、私エリアと申します、宜しくね?オバさん?(注:全く悪気がなくて言ってます・・・・(^^;;)

ヱ:あ・・・、こちらこそ・・・よろしくね゛っ!#(ギリギリ・・・)

エ:(えっ・・・?)あ・・・あいたたたた・・・・。

ア:バっかだなぁ〜〜、そゆときはさぁ、多く見積もっても“お姉さん”って言うもんなんだよ・・・・。

エ:え・・・あ・・・、ど・・・どうも済みませ・・・ん・・・、お姉さん・・・。(あいたた・・・・)

ヱ:あ〜〜ら、いいのよ〜?オバさんでも!

  私は“エルミナール=ド=エステバス”よぉ〜?皆からは『エルム』って呼ばれてるのぉ〜・・・、

よ・ろ・し・くね゛っ!#(ギュぅぅ〜・・・っ!!)

ア:あ・・・・は・はは〜(ありゃ〜、そーとー怒ってんな・・・、何しろ笑い顔に、だいぶ無理があるからなぁ・・・(―フー;;)

エ:あ・・・、い、痛いです〜、ごめんなさい〜、お姉さん〜〜。

タ:フフ、じゃあこのオレも中に入れてもらおうか?オバさん。

ア:(あ゛・・・、ま〜た余計なヤツが・・・・)

ソ:『“死”は確実だな・・・・(ニヤリ・・・)』

ヱ:(何ッ!)

  あっ!タルタロス様〜♡はいっ!オバさんで結構です〜♡

ア:は?!

ソ:『あ゛?!』

エ:え゛?!

 

ア・ソ・エ:なんぢゃそりゃ〜!!

 

ア:オメ〜、さっきのエリアの対応とはだいぶ違うじゃあないかよ!

ヱ:(ドキ!)あら、どう違うとでも?

ア:は!よく言うよ!さっきは眉間にシワ寄せて無理な作り笑いしてたくせにさ!

ヱ:いいんですよっ!タルタロス様だけなら許してあげます。

ア:かぁ〜〜っ!こんの性悪女が!だ〜か〜ら〜、今まで親友なんて出来なかったんだよ!!

ヱ:んま゛っ!よくも人の一番気にしていることを・・・・。

  百ペン謝ったって許してあげませんからねっ!#

ア:あ〜ぁ、こっちだって願い下げだね!

  このヤロ・・・(グリグリ・・・)

ヱ:あ゛・・・・っ!い、痛い・・・ちょっと!あんた、なに人の足踏んでんのよっ!ワザとでしょ?!!

ア:あっ・・・、ごっめ〜ン!これあんたの足だったんだ〜、いや〜気がつかなくってさぁ〜。

ヱ:くぅ〜〜っ!エイッ!(このヤロ・このヤロ・・・)

ア:あっ!やりやがったなぁ〜ッ!(このヤロ・このヤロ・・・)

エ:あ・・・、あ・・・、二人を止めないと・・・。

タ:いいんだよ、あのままにしとけば・・・、それに、よく見なよ、二人とも楽しそうじゃあないか・・・。

エ:そ、そうですかぁ・・・・?(そうは見えないけど・・・・なぁ・・・)

タ:それに、“親友”とは良くも、悪くも、斯くあるべきものなのさ・・・。

  その絆が、深ければ深い程、己の命を賭しても惜しくなくなる・・・。それもまた、友情の一つの形さ・・・、お嬢さん。

エ:ふぅ〜ん・・・そうなんです・・・か。

  あ、そう言えば・・・、あなたのお名前は・・・?

タ:あぁ、自己紹介がまだだったな・・・。

  オレの名は、“バルバロス=ローゼン=タルタロス”皆からは『タルタロス』と呼ばれてるぜ・・・。

  宜しくな、エリアちゃん。

エ:はいっ!これからも宜しくお願いします!

 

―――了―――




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