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ザァ――――ッ ザッ・・・ ザッ・・・・
ス:(はぁぁ〜〜あ、何しとりゃ〜すのンじゃろ・・・ワシ・・・)
●●●用!○○鬼・・・逃しただけでなく、まるで罰ゲームだで、こりゃあ・・・・
お:あら、何か言いましたか?
ス:いぃ〜えぇ〜なぁ――んにも? いっやはぁ――おそ−じは、実にたんのしぃなぁ〜〜〜ッとぃ。〜♪
お:(んまったく・・・・調子がいいんだから・・・)
コ:おひぃさぁ〜ん、こっち、落ち葉ひと塊に、はき終わったみゅ〜。
お:あ、はいはい・・・・っと。(ごそごそ・・・)
ス:あり?それなんざんすの?
お:フフ〜ん、こんなこともあろうかと、わたくしが極秘に持ってきたものです。
乃:・・・・まさに、わたりにふねですみぅ・・・。
ス:いぃ・・・・芋・・・・。
ははぁ〜ん、なるへそ・・・そゆコトだったから、一番落ち葉の多い時期に、ここの掃除考え付いたんでっか。
お:う・・・ぐ!(←図星)
乃:・・・たとえ、はなもはぢらふおとめでも、しょくよくだけは、とまらんみぅ・・・・。
コ:なんだかなぁ〜〜〜(●藤快?)
(ま、まぁ、この季節、落ち葉が多いのが悩みの種・・・・でもあるのですが、やはり!ここは“天高く馬肥ゆる秋!!”と、いうこともありまして・・・
しかも、落ち葉とくれば、落ち葉焚き・・・・落ち葉焚きとくれば・・・蒸かし芋、と、相場が決まってくるわけでして、
おひぃさん連中も、ご多分にはもれなかった・・・と、いうことのようです。
・・・が、実はここで、このお稲荷様に、ある異変が・・・
それというのも、実はここ、主のコみゅ達が、実体化していることもあり、相当に霊力が強いところなのです。
そして、霊力が強い・・・・と、いうことは・・・・そう、図らずも、人に非ざる者達も招きよせてしまう・・・
実際に、おひぃさんたちが、仲良くお芋をつついているところから、約数十m離れたところで、蠢いていた存在がいたのです。)
影:・・・・・。(コ――フ―――・・・コ―――フ―――)(す・・・・っ)
(そして、この存在は、とある者に目をつけると、自分自身の影に潜り込み・・・誰彼に気付かれぬよう、
ゆっくりと・・・だ、ひたすらゆっくりと、おひぃさんたちに近付いてきたのです・・・)
コ:ぁんっ!あっちぃみゅ〜〜
お:まあっ、コみゅちゃんたら。(うふふ・・・) 熱いから、気をつけなさいよ――と言ったでしょ?
コ:(てへへ・・・)はぁ〜いみゅ。(ふぅ―――ッふぅ〜〜〜っ!)
乃:・・・・(はぐはぐ・・・もくもく) おいちいですみぅ・・・。
影:・・・・。(コフ―――コフ―――)(ズ・・・ズズ・・・)
(そう・・・・それはまるで、鮫や、獰猛な猛獣が、獲物に襲い掛かっていく・・・と、いう風に、ただ、ただゆっくりと忍び寄っていたのです・・・・)
ス:あ〜れ、いいんですかいねぇ〜
お:な、なにがですのっ。
ス:それよそれ、今、食べてんので、確か・・・三つ目だったっけか?
お:(ドキ・・・) は・・・ははは、キ、気のせいではないんですの?わたくしこれでまだ二つ・・・・
乃:・・じつは、それで、よっつめ・・・・。(ボソ)
コ:言っちゃあダメよ・・・乃亜・・・。
ス:んまっ、あとでこーかいすんのは、ひぃちゃんだもんに―――(にたにた)
お:(む―――むむむ・・・こうなったら・・・) きをくを失えぇ―――いっ! 〔ドぱちき!〕
ガスッ―――☆
ス:へに?! いぃったぁ―――い!あにすんの――っ?!
お:だぁ――まらっしゃえぇ――いっ! いいですこと?今ここで見たこと、忘れないと・・・もっとひどい目にあわせるわよ・・・
ス:うご・・・・しょ・・・そんなぁ〜〜
コ:(まるで、ジャ●アンみたいみゅ・・・)
乃:・・・・じつに、なかのよい、かっぷるさんみぅ・・・・。(ボソ)
ス:わ・・・わかりゃんしたっすよぉ・・・。(あと・・・づさ・・・り・・・・)
へっへ〜んだ!どぅわ〜れが、んな事、約束できますかってンだよ〜〜婀陀那っちに、言いつけてやろ――――ッと。
お:あ゛っ!こんのぉ〜〜〜ッ・・・お待ちなさいっ!!
ス:待てというて、待つバカいねぇだよ〜〜
お:むぅわったく・・・減らず口をぉ〜〜〜ッ・・・・
(しかし、この時・・・)
スス・・・・・ズズズ!!
コ:(ピク!) み・・・みゅ・・・?
乃:・・・なにか、いる・・・・。
(この喧騒に、気を取られていた、コみゅ、乃亜達は、その影が、おひぃさんを狙って、近付いてきているのを、
あと一歩のところで、気付くのが遅れ、彼の者のなす業を、赦してしまったのです。)
スッ・・・ すぅぅ――――――――――
お:(え・・・?)(クラ・・・) ・・・・・・・。(ぱ・・・・た・・・り)
ス:あ・・・っ!?ひ、ひぃちゃん!!
(それは、まさに一瞬の出来事でした。
おひぃさんの影と、その、何者かの影が・・・一緒に合わさったと同時に、その影は、離脱を始め・・・・
後に残されたのは、魂を抜かれた、おひぃさんの肉体があるのみ・・・だったのです。)