<十四>

 

 

L:は・・・あ゛あ゛あ゛・・・。

  ち、ちょっとぉ! ぜ・・・絶対まずいってば!! ねぇ!!聞いてんの?!!

 

R:うるっせぃなぁ・・・仕方ねぇだろ? 起動しちまったもんはよ―――

  それより――― こっちのほうの準備・・・・できてんだぜ?

 

――ターゲット・スコープ・オープン――

――エネルギー充填・120%――

 

――秒読ミ・開始・イタシマス――

 

10

 

L:うグ・・・ッ・・・(び、秒読みが・・・始まっちゃったぁぁ〜〜・・・)

 

ナ:うえ゛っ?! な・・・ナニナニ?これ・・・び、秒読み・・・開始ぃ〜?!

バ:な・・・何が起きようってンだぁ??

 

R:ぃいっくぞおぉうっ! うらァ!ブッこめえぇ――――いっ!!

 

カチィ―――ン☆

 

ピシャアッ――☆

 

バリ・・・                                                      バリ・・                                                         ジジ・・・

ドッゴオォォ――――――――――――――――――――――――――――――

ジジッ・・・                                                   バリ・・                             パリ・・ パリ

 

 

 

ナ:あッ・・・あ゛あ゛あ゛・・・(◎フ◎ll)

 

バ:は・・・ははは・・・こ、こいつは――― あの『T−X』よか、性質(たち)わるそーだ・・・・な。(―フ―ll;;)

 

R:いんやぁ〜〜〜すっきり!(フン―――ッ!)

L:あ・・・・はは・・・(でしょ〜よね・・・出力120%で、撃っちゃってんですもん・・・)

  お蔭で・・・地形が、変わってしまって・・・

 

R:うっ、うぅ〜〜ン♡ すんでしまったことは、いわなぁ〜いのッ!♡(ぽん・ぽん―――ッ)

 

 

〔こ・・・ここの地形が変わるほどの破壊力とは・・・・

(アッ、それだったから―――かもしれませんねぇ?ジョカリーヌ様が、恐れていた事―――って・・・)

 

いや、しかし――――間の悪いことは、続くようでして・・・・

それというのも、今日の仕事を終えた、ギルドの連中が、ここの様子を見に来た―――

わけでありまして・・・・〕

 

 

お:どうも・・・。 いかがです?精の出てる・・・

 

コ:み゛ゅっ!?

乃:・・・・・。

 

コ:お・・・おひぃしゃあぁ〜〜ん・・・(くぃくぃ・・・)

 

お:どうしたの?コみゅちゃ・・・(チラ・・・) んげぇっ?!!

 

婀:んの゛お゛っ?!

 

J:ひ・・・ひょえぇ〜〜〜ッ、お山の形が・・・変わっちまってるじょぉ〜〜っ!?

マ:こっ・・・この破壊力は・・・(ヒク・・・)

 

サ:あの・・・魔銃・・・ぢゃあ、ねぇよなぁ・・・・?

臾:―――に、しても・・・一体どないしたら、こないになるンねや??

 

ス:そいよか、ナオちゃん真っ白になってッけど・・・

 

ナ:(◎ロ◎ll)〜゜(←真ッ白ケ)

バ:あ゛・・・あははは〜〜・・・・(たらぁ〜り)

 

 

サ:おい、バーディー・・・お前、何か知ってんな?

バ:ぇ・・・・え゛っ?!!(びっくぅ!) い・・・・いや・・・・(ふるふる)

  知らんッ!私は・・・なんも知らんぞオォ?!

 

サ:・・・・・・知ってん・・だな?(ジロ・・・)

バ:た、例え・・・ここで見たことを、そのまま言っても、信じてもらえるか・・・・

 

サ:まァ・・・・話してみな。

 

バ:(うっ・・・う゛ぅ゛〜ん・・・と・・・)よし・・・・。

  あの―――な? ナオミの左腕のヤツが・・・こぅ・・・ババ―――ンと、ズババ――――ン とで・・・どひゅ――――んで、ズぼぼぼ――――ん

  で、こうなってしまった・・・・と。

 

サ:ぁあ゛?! お前ぇ―――オレらを、おちょくってんのか?

  大体なんだ―――、その表現の仕方は・・・ちょーさん(長嶋○雄)か??

 

バ:え゛・・・あ゛・・・いや・・・

 

マ:おぃ、ちょっと待て? 今、お前・・・・“左”がどうとか、言ってなかったか?

  まさか・・・・とは思うが・・・ 翼 が見えなかったか―――?

 

バ:あぁ―――っ!そうだよ!そうそう・・・ まさにそれ!!

  その・・・翼を持った、大砲みたいなのが、こぅ・・・・どっかぁ〜〜―――んと!!

 

婀:(びっくぅ!)なぬぅ―――?! つ、翼ぁ―――?!

J:――――ッつてことは・・・ましゃか?

マ:あ・・・あぁ・・・その、まさか・・・だろうな・・・。

 

お:ど・・・ど・ど・ど・どぉ〜いうことですのぉ゛?!

婀:いや――― その――― ちょっと言いにくいのですが・・・・

J:ストラディ・バリウスのリミッター・・・・切れちゃった〜・・・・みたいな―――?

 

お:い゛ッ!ゑ゛っ??!! 煤i◎フ◎;;)

 

 

〔――――と、まぁ・・・よく見ると、近くの山が、まるで何かに削り取られたように変わっていた・・・・のにも驚いたのですが・・・・

そこにいた、当事者の話を聞くにつけ、またも恐ろしげなる事実が・・・・

 

それは、真の力を解放してしまった、魔銃の威力そのもの・・・だったわけで・・・・〕

 

 

L:アッ・・・あのぉ〜〜・・・なんだか、私達・・・とんでもないことを、やらかしてしまったんでわ??

R:いっやぁ〜〜・・・もしかしなくても・・・なんぢゃないの?  どうしよ・・・・(オロオロ)

 

L:(どうしよ・・・・って、私に聞かれても・・・) あ゛・・・っ、おひぃ・・・さん。

お:あっ・・・あんにょぉぉ〜〜ど、どうひてこんなことにぃ〜??(ヒクヒク・・・・)

 

L:ゑぇ〜〜・・・・ッとぉ・・・これは・・・ですねぇ〜?!

 

J:まぁまぁ・・・おひぃさん、あの程度なら・・・(チラ) あたしがなんとかすっから・・・ね?

お:じ・・・女禍さま・・・(はぁ〜〜・・・) そうでふか・・・よろしくお願いします・・・。(ペコリ)

 

R:は・・・・はは・・・・。(ジョカリーヌのやつも・・・大変なことになってきてるようだなぁ・・・)

L:(笑い事じゃあない―――ッてぇのよ・・・)

  で・・・でも、まぁ・・・新たなる事も、分かってきた事ですし・・・ね。

 

R:あぁ――― もしも―――の時の為に、持ってきた あれ が、役に立つ・・・たぁな。

 

お:“もしも”の時―――?

 

L:はい―――。

  万が一の場合を想定して、作られたソフトがありますので、これを入力すればあるいは―――・・・

 

R:マァ・・・・幸い、本人が気絶してますんで―――

  とりあえずは、ギルドへ帰ってから――――ということで・・・。

 

 

〔なんと・・・まあ、本人(ナオミ(^^;;)気絶をよいことに、フリーズしてしまった彼女を、一時ギルドに・・・・

 

そして、他の連中も。なにが起こりつつあるのか―――を識る為に、一緒についてきた模様です。

(とはいうものの・・・ホントは、野次馬根性と、二度とあんな事を起こさせないように、釘をさしておく・・・為のようでつ。)〕

 

 

L:さて―――と、では早速参りましようか?

R:ホい、来た―――(ごそごそ・・・)

 

お:それで・・・・一体なにをなさるのです?

 

L:それは――― これです。(ぴっ)

 

婀:(何かの・・・フロッピー?)

 

L:では・・・開始いたします。(カシッ!)

 

パッ・・・・

 

■インストールの開始・・・・

 

お:あ・・・っ

婀:(インストール・・・) と、いうことは・・・バージョン・アップか?

 

R:うぅ〜〜ん・・・・それはどうだろう?

  一応、私らが聞いてるのには、このプログラムだと、ノヴァ・ハーツ、それ自体ではなくて、

  ホルダー本人に、火器の完成および、その判断の大半を委ねつつ・・・・ってなことみたいだし・・・・。

 

バ:え・・・っ、それじゃあ、あんな物騒なものは、もう二度と出てこないという事なのか?

 

R:いえ・・・ですから―――

  ホルダー本人が、必要・・・と、判断すれば、その場の状況に応じた武器などを選択・・・行使可能になるわけさ。

 

L:再起動・・・・始まるわよ・・・。

R:おっ、そうか―――

 

フイィィ・・・・

 

ナ:システム・バイ・ノーマル・・・・・・・・・

 

  下記ヨリ・モードヲ・オ選ビ下サイ・・・

 

お:あら?新たに、モードが加わりましたわね・・・。

 

L:そう・・・これが、“プラクティス・モード”です・・・。

 

婀:(学習機能・・・)

 

R:これで・・・ホルダー本人が、考えている事が、ノヴァ・ハーツにも反映されて、

  余り無茶なことはしなくなる―――って寸法さ。

 

 

ナ:セット・アップ完了・シマシタ・・・

  これより、元に戻ります・・・・。

 

  ――――っつて、あれぇ? アタシ―――― あれぇ???

 

 

ノヴァ・ハーツに加わった、新たなモード、

『プラクティス』

 

 

これにより、何か変化が現れるのでしょうか・・・?

 

 

 

 

 

 

 

―――了―――

 

 

 

 

 

あと