≪六節;「最終戦」に臨む、その顔触れ≫
〔明けて朝―――これから行われるカルマとの「最終戦」に赴く者達の編成内容が発表されました。〕
タ:昨晩―――大将軍達との意見交換を基(もと)にした結果、今回の遠征に参加している諸将の内で、十聖剣を所持している者達のみを選抜し、
この十名のみでカルマとの最終戦に挑みたいと考えているのだが・・・何かその他に意見のある方はおりませぬかな。
ヱ:タケル殿―――不肖ながら、我らを・・・
タ:そこの処は抜かりありません。
固(もと)より「双壁」のお二人も、お付き合い願いたいと思っていたところです。
ヱ:そうでしたか・・・ですがあと一人―――ノブシゲ殿も願わくば・・・
タ:ノブシゲを―――ふぅむ・・・
ノ:それがしなら異論はない。
タ:本人がそう云うのであればよろしいでしょう―――だが、責任は・・・
ノ:貧乏臭い事を云うな、自分の責任くらいは自分で取る。
タ:フ・・・そうだったな―――ではこれより、各編成を申し渡す―――
〔今回コキュートス城を攻めるのは、「十聖剣」と・・・あと「帝國の双壁」も編成の内訳に入っていましたが、
ここでヱリヤ達(たっ)ての願いもあり、ノブシゲもその編成内に参加する運びとなったのです。
そしてここで―――注目の編成内容が発表されました・・・。
『コキュートス城 東回廊組』
「元帥」タケル―――(緋刀貮漣)
「大将軍」婀娜那―――(ジグムンド)
「衛将軍」紫苑―――(ファフニール)
「統東将軍」リリア―――(デュランダル)
「統西将軍」セシル―――(イクセリオン)
「統北将軍」イセリア―――(エクスカリバー)
「北部総督」カイン―――(天叢雲)
「同副将」ギャラハット―――(ロンバルディア)
「鎮西将軍」ミルディン―――(丙子椒林剣)
「鎮北将軍」ギルダス―――(バルムング)
『コキュートス城 西回廊組』
「驃騎将軍」ヱリヤ
「車騎将軍」エルム
「征西将軍」ノブシゲ
この編成内容は、穿った見方をすれば、偏っているのではないか・・・と、見られがちなのですが、
思えば、「帝國の双璧」と呼ばれた二人は、たった一人で万の軍勢を相手に出来たことから、
「西回廊組」は彼女二人で十分―――との見方も、後世ではあったのです。
とは云え・・・机上での謀は、実戦ではどう出るかは判らない―――
間もなく、史上最大の決戦の火蓋が、切って落とされようとしていたのです・・・。〕
To be continued・・・・