<四節;手向けの言葉―――>
〔すると―――・・・ここに捉われている者は、二人が来ていることにようやく気付いたのか・・・〕
ウ ォ オ オ オ ― ― ― ― !!
ビ:――――・・・・。(フッ)
――――どうやら・・・こちらが見えているようだな
傲岸不遜な簒奪者よ・・・。
どうだ―――
永劫の闇に浸っている感想は・・・
お前も―――・・・
莫迦な奴よ―――な・・・
あの女にそそのかされ―――
我が盟主である
ガラティア様の
研究成果に手を出したばかりではなく
妹である
ユピテール=アルダーナリシュヴァアラ様に
抵抗しよう・・・などとは―――
まあ・・・
せいぜい己が身を呪うがいい―――
わが・・・
古き友―――
サウロン=アドラレメク
よ・・・。
〔その―――“総てを呑み込む闇”に、捉われていた者は、
己が身に残っている、あらん限りの能力(チカラ)の開放を試みるべく・・・吼えました―――
しかし―――その“闇”は・・・そんな足掻きをする者を嘲笑(あざわら)うべく・・・
また・・・そのアーティファクト『ユニバース』の一部とすべく―――
今・・・魔皇の放出した総ての能力(チカラ)を、吸い取ってしまったのです・・・。
そして―――それは・・・同時に、伝説の『魔皇』と畏れられた存在が、
完全に 消失<ロスト> してしまったことを意味していたのです・・・。〕
To be continued・・・・