≪五節; 殲 滅 ≫
〔しかし―――そうは言っても、今ここでは壮絶なる殲滅戦が、
たった一人の戦士によって成されていたわけであり・・・〕
パシュ パシュ パシュゥ〜
パ パ パ パ パ―――――
パシュ パシュ パシュ――
テ:え・・・? あ゛あ゛・・・じ、銃弾があいつの前に届く前に・・・
ラ:フン―――・・・終いか・・・案外脆いものだったな、お前たちの攻撃手段。
しかし―――判らんものだ・・・こんな・・・私の惑星にある礫より脆いもので、私に対抗しようとは・・・。
だからといって、私からの御礼を受けてもらわねばな―――・・・
折角の大事なる時間を―――こんなことで潰してくれたというなぁ・・・
幸せに思うがいいぞ―――苦しむ暇もなく、死ねるということを・・・・
テ:ひ・・・ヒイィィ〜〜―――に、逃げ・・・
ラ:(クワ!)受けよ―――我が一撃・・・
雷 神 の 一 撃
プ ラ ズ マ ・ ス ト ラ イ ク
=ヴァンデン・プラ・ウ・ス=
〔雷を纏った巨大な槍―――・・・それを手に取り、標的に向け投擲すると、
それは瞬く間に一条の光となり、眼前の障害になりえた者達を悉くに消滅させてしまった・・・
そう―――跡形もなく・・・
そのことを目の当たりにし、打ち震えるブリジットは、その戦士の左肩にあるある紋様を目にしたのです。
でも、それこそは―――・・・〕
ブ:(ああっ―――あああ・・・あの一撃だけで・・・あのIRAの連中を殲滅―――
それに・・・アレは―――!!? 彼女の左肩に見えるあの紋様は・・・=J=?)
すると・・・彼女が米を滅ぼした―――・・・?
ラ:>ピピ ピピ ピ―――・・・< 解析終了―――40でこの結果か・・・まずまずだな。
それでは―――帰るとしましようか、あなたのお屋敷に。
ブ:そ―――それより・・・今、あなたの左肩にあったあの紋様は・・・
ラ:え?ああ―――アレ?
あれはね、この私がこの世で一番に敬愛している方の・・・持ち艦である『シャンバラ』の頭文字“J”を、
その方のチカラが具現化したときに現れる『ツバサ』に見立てて、私が個人的に付けさせていただいているの。
ブ:シャンバラ<Jhamnvhallar>―――? それに・・・持ち艦?
で、でも・・・あの米を壊滅させた存在も、その左肩にその紋様が―――・・・
ラ:(クス)もうこれ以上、立ち入るようなことはするな―――とはいいませんよ。
何しろ、あなたはこの一件で深く関わってしまったのですから。
ブ:ええっ―――? でっ、でもこれはあなた方の一方的な・・・
ラ:一応・・・そういうことにしておいていただけません?
こちらとしても、あまりチカラを見せすぎるな―――とは、上から申し付けられていることですので。
それに、あなた方が敵に襲われたのも事実、ならばこれは『正当防衛』の範疇ですよね。
〔その存在は、にこやかに微笑んでいました・・・。
つい先ほどまでは、自分たちでさえ手に負えなかったテロ組織を、
まるで服に付いた塵を払うかのように殲滅させてしまった、あの戦士とは同一人物とは思えないほどに・・・
それに―――次第に、朧げながらも理解し始めていたのです。
あの・・・傲岸不遜名超大国が滅んだ理由――――
それが、この者達が有する“超高度技術”を我が物にせんがために謀らんとし―――
“逆鱗”に触れてしまった―――と、いうことを・・・。
そんなブリジットの憶測でも、どこか核心に迫りうるものである―――と、そう感じたとき、
また新たなる扉がそこで開かれてゆくのでした・・・。〕
To be continued・・・・