≪五節;先人たちに教えを求めて≫
〔それはそうとして―――トロイメア城の女禍は、地球上でするべき作業の次の段階へと進むべく、
ある準備をしていたのです。〕
ブ:・・・はあ―――休暇を?
女:うん―――この時期にそれを取るのは相応しくはないんだろうけれど、
忙しくならないうちに、この惑星にある総てのモノを、目に修めておこうと思ってね。
ブ:なるほど。
この地球の外観の美しさ・・・その感動醒めあがらぬうちに、内面の美しさとも言える“文明”を・・・と、云うことですか。
だが・・・早、落胆させて申し訳ないところだが、現在ある“文明”では、あなたをがっかりさせられるモノしか―――
ラ:それは違いますよ、ブリジット。
この方は、この惑星にて太古に栄えた古代文明・・・と、
あと僅かながらに自然の残されている地域を廻ろうとしているのですよ。
ブ:“古代文明”―――と、いいますと・・『マヤ』『アステカ』『ムー』・・・果ては『アトランティス』と、云ったような?
女:そうだね―――・・・
それに、このほどシャンバラのデーターベースで解析をしたところ、
“先人達”の記録があったからね。
ブ:―――・・・なるほど。
つまり、未だ我々の情報や科学などで証明されていないというのは・・・・
女:そういうことになるかもね―――
それでは、しばらくは帰ってこれないから、留守の間はよろしく頼んだよ。
〔それは―――“先人達”が遺したとされる足跡・・・
地球の世界各地に散らばっている、未解明のドルメン<古代遺跡>の調査も兼ねて、
“先人達”の 事業 が、どのように実を結び、そして滅んでいったのか―――・・・
それを学ぶためなのでした。
それを、今回は女禍一人でなそう・・・ということのようなのですが、
でも―――だということは・・・〕
ブ:・・・ラゼッタ、今回はあなたはついては行かないのか。
ラ:・・・ええ―――寂しくはありますけれど、これがあの方の意思・・・
それに、あの方が帰ってこられたときに、総ての事業が実働可能になっていたほうが、
あの方が喜びますから・・・ね。
ブ:・・・強いんだね―――ラゼッタは。
ラ:(ぐす・・)ありがとう―――ブリジット・・・
〔自分達の事業主の留守の間に、彼らのなそうとするべき事業の開始と展開を推し進めるべく、
今ここに、彼女達の足並みは、はっきりと揃えられたのです。〕
To be continued・・・・