≪八節;囚われの聖龍≫
〔それはさておき―――
実は、この場所に・・・明らかにウィドウたちとは異なる存在が認められており―――・・・〕
ト:・・・ところで、こちらの可愛らしいお嬢さんは。
フ:―――ああ、これから面白いものを見せて差し上げましょう。
・・・おい―――
ラ:は・・・い・・・・
ト:う・・・おっ?! こ―――これは・・・!
フ:フフ・・・いかが―――な、ものです。
これは私どもの新しい商品でして、普段はあどけない少女の形(なり)をしていますが、
一声かければ、ご覧のように成熟した女の躰に・・・
しかも、腕の立つ戦士とくれば―――・・・
ト:ふぅむ・・・なるほど、いや確かによい商品だ。
それで値段のほうは―――?
フ:(ニャ・・)この度は、お近づきのしるしに、無償で提供いたしましょう。
ト:―――なんだと? 無償(タダ)??
しかし・・・タダほど高くつくものはないというが―――・・・
フ:いえいえ―――これはこちらが提示するサービスでございます。
これからあなたが私どもの上お得意様になって、次々とご友人を紹介していただけるなら、
私どもとしましては、これほど有益なことはございません―――
いうなれば、私たちは運命共同体でもあるのですよ・・・。
〔そこにいたのは・・・紛れもなくあのラゼッタでした―――
けれども、彼女の眸は焦点が定まっておらず、それでも連れてきたフォルネウスの云うことには順応していた・・・
―――と、云うことは・・・?
そう・・・ラゼッタは、虜囚となってすぐに彼らから洗脳を施され、
彼らの云うがままとなってしまっていたのです。
それを裏付けるかのように、フォルネウスと別れる際にも・・・〕
フ:いいな―――あれでも一応は顧客だ、邪魔なヤツらはすべて排除しろ・・・
それが例え、お前が以前所属していた組織のやつらでも・・・だ、判ったな―――
ラ:は・・・い・・・わか・・・り・・まし・・・た・・・・。
〔機械的な返事をし終えた人形の眸には、もはや正常な光は宿されてはいなかったのです。〕
To be continued・・・・