≪109章≫
【不敵な言葉を吐くヱリヤ】
それこそは不敵―――けれど、彼の方にしてみれば雑魚は所詮雑魚にしか映ってはいなかったのでしょう。
けれどもそれは大きな口を叩いているのではなく、それこそが現実と云うものだっちたから。
その証拠にカムロポリスを焼き討ちにしようとしたのを未然に防ぎ、一蹴したとあっては他将も二言はなかったことでしょう。
【見慣れない鎧を着つけた二人の将】
片や―――西部では話題持ちきりとなっている蒼竜の騎士の鎧を身に纏っているキリエ・・・
片や―――初めて見るけれど、キリエと同じような・・・それでいて真紅の鎧を身に纏っているヱリヤ。
而してこの二人こそは、親子にして古(いにし)え最強の軍隊の一角を担ってきた存在だったのです。