〔十二章〕

 

 

【影の人】

ここでの説明よろしく、アヱカ姫生誕と同時に、同じくして存在したもの。

 

(でも・・・? アヱカの設定が、どうであったか―――を煮詰めていくと、

この存在がどういったものか・・・は、すぐ分かってこようというもの)

 

 

【内緒にするのは、これきりにしてください】

とは言っていたものの・・・・アヱカが実際にこれから会おうとするのは、ショウ王だ―――

と、いうことを、紫苑はまだ一言も話していない。

 

 

【アヱカを出迎えた諸百官】

紫苑の言った通り、『何者かに謀(たばか)られた』から、城中の官達が集まってきたということ。

 

もちろん、謀った方側としては、アヱカを恥辱まみれにして、二度とここには、近づけないようにしようとしたのではあるが・・・・

 

 

【この大陸での官位『光禄勲』・『衛将軍』】

またもや出てまいりました。(笑)

 

この『光禄勲』とは、先にも出た尚書令と同じく『三品官』に位置し、中でも重要とされる九つの官職、『九卿』(きゅうけい)の中の一つ。

ちなみにこの九卿には、あと・・・

光禄勲(こうろくくん)・衛尉(えいい)・太僕(たいぼく)・延尉(えんい)・大司農(だいしのう)

宋正(そうせい)・少府(しょうふ)・太鴻臚(だいこうろ)・太常(たいじょう)

などがある。(でも、これら総ての説明は今回はしません ^^;)

この官職のおもな役目は、王の身近警護、つまるところ『近衛軍』の統括者でもあるということ。

(まだこの時代には、後の世に出来る『大将軍』の位は作られていないので、

実質上この役職が、この国での『最高軍事顧問』)

 

 

それと、『衛将軍』とは、軍事関係の役職ですが、これも相当に位が高く『二品官』です。

これはその中でも『四将軍』とも呼ばれていますが、では、『四将軍』とは・・・

大将軍(前述のものとは別、あちらは『一品官』)・驃騎将軍(ひょうきしょうぐん)・車騎将軍(しゃきしょうぐん)・衛将軍(えいしょうぐん)

 

ですが・・・その中でも『衛将軍』は、他の四将軍よりも格は下であるということ。

でも、『衛』という言葉には、元々、王等を護るという意味合いがあるので、首都防衛の総司令官としての役割を担っていたようです。

 

これからも判るように、アヱカを謀ろうとした男は、その国でも、相当に権力を有していた事が判る。

 

 

【佞臣】

ではナゼ、上のような、性根の余り良くない男が、ここまで権力を有することが出来たか。

 

それは、偏(ひとえ)には、自分の妹を、王の下に嫁がせ、そしてそのことを後ろ盾に、数多くの政敵を葬ってきたから。

 

早い話、忠臣などの諫言を取り上げさせず、逆にそのことをした者を讒言し、罪なき罪でほうふってきたことから・・・

まさにこの存在こそが『獅子身中の蟲』といえただろう。

 

 

【この大陸での官位『侍中』】

『侍中』とは、『侍中府』に所属する、定員四名の官。

主に、王の身辺の世話を行ったり、相談を受けたりしたようです。(『三品官』)

 

 

【やけに“皇”の施政に詳しかったアヱカ姫】

もうこの章の、この節(四節)いいわけ満載のような気が・・・

でも、まぁ――――結局のところ、そういうことだから。(次回、誰か判りますから)

 

―――――と、それよりも、アヱカ姫、よく今回目の廻すこと・・・ ^^;;)

 

 

【金蘭の友】

友情がとても厚く、何者でも断ち難い交わりの事。

 

これを見てのように、『王』と、その臣下の『尚書令』は、まさにそれであり、

これまでも、『佞臣』からの讒言があったにしろ、忠臣である尚書令が処分されなかった背景には、

王が全く取り合わなかったことがよく分かる。

 

 

【初めて飲んだお酒の味】

アヱカ姫にしてみれば『初めて』・・・・だが? 影の人からしてみれば、随分と前から躾られて覚えたものである事がよくわかる一説。

 

しかもこの時のアヱカも、その味には“わるい気がしなかった”―――とは・・・・(ウワバミになる可能性・・・・大?? ^^;;)

 

 

【影の人の、次の目的(地)】

ここには出てきてないある三人・・・・とどのつまり、“影の人”の次の行き先は、

紛れもなく、キリエ・コみゅ・乃亜の三人が行っているところ・・・だということには間違いない、という事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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