120章
【公爵エルムの、意外な復活の仕方】
キュクノスに肚を十字に割かれて~~しかも内臓食われちゃた―――て、云うのに、どうしてエルムがまた復活できたのか・・・
実はそもの原因がキュクノスのハンニバルにあったわけ。
ああいった風習は、まあ確かに勝者が敗者の血肉を喰らう~~とか云うのがあるかもしれませんが、
ヴァンパイアにしてみれば、また新たな器の依り代ができたに過ぎなかったということ。
つまりは、それだけヴァンパイアが、生命力(?)に関しては図太いということなのですよ。
【エルムの超絶コンボ】
なんか見たこのある―――超有名な技の連携の果てに、あの決めゼリフw
因みに・・・
「バーンナックル」―――気を纏った拳を前に突き出しながら相手に突進する技。
「タイガーキック」―――出がかりに無敵状態がある脅威の対空技。
「パワーダンク」――― 一見すると対空のように見えるが、上空から地面に叩き落すという特性を持つ技。
「斬影裂波」―――突進技「斬影拳」と、超必殺技「超裂波弾」を組み合わせた脅威の技。 潜在能力技の一つでもある。
「ダークネスイリュージョン」―――二人に分身して、まるで合わせ鏡のように次々と連続技を繰り出す超必殺技。
「鳳凰脚」―――すばやく前進をし、そこから無数の蹴り技を繰り出す超必殺技。 因みに前進中は全身無敵判定が。
「ブレイクスパイラル」―――自身は逆立ちをしたまま、相手をその足で絡めたあと遠心力で振り回す超必殺技。 かなりなダンスの技量が必要。
「ルミナスイリュージョン」―――ほとんど技の傾向としては前述のダークネス~と同じ、ただし出がかりに細微な隙があり、そこを狙われると潰されてしまう可能性も・・・
「エリアルコンボ」―――必殺技の「キャプテンファイヤー」や「キャプテンコレダー」などをタイミングよくつなげる超必殺技。 燃やされたり痺れさせられたり・・・大変なんです。w
【御大二人の危惧】
まあ―――このことを感じているのはジルさんだけなんですけど・・・
つまり彼女は、今回の保険の発動で現世に復活をしたマグラにより、自分たちの策そのもの自体がバラされかねないと、気を揉んでいたということ。
けれどガラティアさんからしてみれば、彼はそんな愚行に走らないと判っていたようではある。