〔14章〕

 

 

【ハイランダー形態になったキリエを見て、思わず驚くアヱカ】

これは言わずもがなと、言ったところか・・・今まで普通におしゃべりしていた『人物』が、

実は、上半身が蒼穹の鎧を纏った女騎士なのに・・・下半身(これはおヘソから下が〜)が、竜(つまるところの“スキュラ”)なのに対して、

素直に驚いたということ。

 

そんな彼女でも、古えよりの“皇”の臣下であることに大いに感銘を受け、そのこと(驚いてしまったこと)を詫びるアヱカに注目を。

 

 

【また“老婆”に戻ったキリエの心情】

早い話、コみゅ・乃亜ちゃん達のように『子供』の姿(この場合では“フリ”)をしていれば、

大概の人間に怪しまれずに済むということ。

(でも、『8章』のあれは・・・と思いたくもなるのだが・・・あの場合は、コみゅ・乃亜ちゃんと、あの子供たちが一緒に遊んでて、

ふとした気の“緩み”というもので、コみゅの『擬態』が解けてしまったということ。

それを(ギルドの)子供達は“騙された”と、思っていたわけ)

 

でも、確かに、このときはそれで済むと思っていたのだが――――・・・・

 

 

【ドルメンに行った感想を聞く官・セキと、その心情】

実は、彼は、この節(二節)でも明かされているように、『女禍の信奉者』であるという事。

でも、その実情は以外に辛辣なもので、この時代に、『伝説上の皇』の事を触れ込もうものなら、相手にされなくなる・・・と、いう経緯がある。

(俗に言う“干される”という容・・・もっと極端な話で言えば、中世の『宗教裁判』(天動説・地動説)にも見られるようなこともあったという。

なぜならば、“伝説”は、“あくまで伝説”であり、そのものが実在していたかどうかは疑問視されていたから。)

 

それをセキは、幼い時分から見てきていたため、現在ではそのことを押し隠し・・・

たまたま余所者でもあるアヱカから、今回のドルメン見学について、何かを聞きだそうとしていたことが分かる。

(ここでも分かるように、セキの父も、また『信奉者』ではなかったか?

それと、多くの仲間達が、酷い目に遭わされてきたのを、この目で見てきたからではなかろうか??)

 

 

【口止め】

結論だけを先に言うと、女禍様も、キリエも、コみゅ・乃亜ちゃんも、誰一人としてアヱカ以外を信じていないという事。

 

それはそうでしょう、彼女の生きている時間と、今その場に生きている“人間達”とは、明らかに『時間軸』が違うのだから。

(これはひとえに、彼女達が女禍様の官であったから・・・にも関わる事、

よく考えても見てください、明らかに“人間”と違う種―――それも、『捕食』していた者が、どうして今現在では、それをしなくなったのかという事を・・・・

その背景には、“つい、うっかり―――”で、腹の中に収めてしまったキリエや・・・(補章1)

姿かたちが違うから・・・という理由だけで虐待を受けたコみゅがいたことを・・・・(8章)

それでも、未だ彼女達が“人間”を護る側にいることには、女禍様の影響が“大”である事も・・・)

 

 

【“盗掘”によるドルメンの被害】

今の時点での被害の報告は、<少>―――つまり、これは目先のきらびやかな装飾・・・つまりは『燭台』とか、

往時に使われたとされる『錫』・・・の、ようなものとか(でも、これは本当は箒の柄)――――

 

でも、実はこれらは・・・盗賊共の目を眩ませるための、いわば『ダミー』のようなもの、

本当に重要なものは、ああいう者達の手の届かないところにあるのですよ。

(例えば、前回と今回出てきた『カレイド・クレスト』とか・・・)

 

 

【女禍様とセキの邂逅】

この二人のやり取りを見ても分かるように、先に心を開いたのは女禍様のほうだということ。

 

――――・・・と、言うことは?そう・・・“信じていい”人間が、“二人”に増えたという事。

 

 

【サナトリウム】

もはや息も絶え絶え・・・といった患者が行き着く処。

確かに、今回の悲劇の王子のように、身体のあらゆるところから透明な管を通され〜〜たとあっては、

さすがのアヱカも、目を背けたくなったというところか。

 

 

【以前はよく見舞いに来てくれていた存在】

一応“公主様”と、名前をぼかしてはありますが・・・早い話、あの人の事ですよ。

 

 

【意外なものによく効く、キリエの鱗】

まぁ―――よく言う『漢方』みたいなものですよ。(違うか?)

 

でも・・・それを持っているだけで、病に対する“抵抗力”ついたり、

キリエ(早い話ハイランダー)に対して、格下の魔物を追い払えるとあっては・・・(まさに便利アイテム)

 

そこで、疑問に思うのは、キリエの属している『ハイランダー』とは、全魔物たちの位置づけで、どこにいるのか―――???

なのですが・・・はっきり言って“上位”(つまりはサイキョー^^;;)です。

(早い話、敵わない相手は、指で数えるくらいにしかいないということ)

 

 

【王后】

女性達の官位で行くと、最高位の称号。(アヱカを筆頭とする女性政務官は別)

ここフ国では、リジュ=ホーフェン=アレキサンドリアがそう。

 

―――と、ここで一言言わせていただくに・・・・

実は彼女、これからの話の展開で、その性格が180゜転換してしまった人です。

という事は・・・元の設定というのが、あの歪んだ性格の兄と同じく、かなりな『性悪女』だったんですが・・・(笑)

 

そこはそれ、ワシの見方も変わってしまいまして・・・・今では、ただのお人よし、いいように兄に操られている・・・・という、

半ば『被害者』じみた設定になってしまったお人なのです。

 

――――と、いうことはぁ??

とどのつまり、あそこ(ウェオブリ城&サナトリウム)でリジュがアヱカに対して吐いたのは、兄に吹き込まれた事をそのままにして言っていたという事。

 

 

【初対面で、アヱカに対し、いきなり暴言を吐いた小僧】

―――ではなくて・・・『坊ちゃん』ですね?? ^^;;)

 

まぁ・・・何も知らないとは、『怖いもの知らず』といえる事でしよう・・・

(弁解に廻った、太子・ヒョウのあわてぶりが実にコミカル)

 

ただ、もう一つにいえることには、ホウが言っていた事は、伯父と母から吹き込まれた事も関与しているので・・・・

 

 

【苦しい言い訳をする太子】

ん゛〜〜――――ちょいと、ここのところの微妙な関係が・・・

何しろ、この『身重の君』を自主的に見舞ってくれたのは、例の“公主様”と、アヱカだけなんですから・・・・

 

それまでは“公主”もいいなぁ―――と思ってたヒョウも・・・彼女が来なくなってから、突如と現れたアヱカに―――・・・

と、思えなくもない一場面

 

 

【王后のそばにいた、ナゾの看護婦】

――――で、これがただならぬ存在・・・で、しかも最初っから割食ってしまったキャラその二号。(一号は、ヴェルノアにいるカケスさん:笑)

名前は、ユミィール=ケチャ=カナック。

 

どうやらその出身は、『クー・ナ』にいるヒヅメ女史と同じく“南方”らしいのですが・・・・

ここではっきりさせときたいのは、一口に“南方”といっても、その地方は広いのです。

(しかも、部族とかも沢山いることだろうし・・・でも、まぁ―――ヒヅメと敵対してたとこにしとくかぁ?)

 

 

【ほくそ笑む、ユミィール】

あの最後の“笑み”―――を見ても分かるように、そこにあったのは、紛れもなく『毒薬』だったという事。

(しかも“遅効性”の・・・)

 

では、どうして『試飲』したはずのユミィールが平気なのか・・・と、申しますと。

彼女の職業は“忍”で、もし飲み水などに毒が仕込まれている・・・のだとしても、『そういうフリ』

をするのは、訓練としても仕込まれているから。

(ちなみに―――あのヒヅメ女史や、禽のメンバーもこのスキルは持ち合わせている。)

 

 

それとあと一つ――――実は、これは前述しておいた、王后・リジュにも関係あるんですが・・・

『六節』の、ユミィールの全セリフ・・・・あれ元はといえば、リジュのですからね。(アヲリがここにも・・・ − −;;)

 

 

【短慮を起こしてしまったキリエ】

まぁ・・・説明するまでもないんですが――――

早い話、自分が主と認めた方を貶(けな)されて、黙っていられるか―――!! と、いうこと。

 

―――と、ここでも分かるように、実はキリエは気が短い・・・・

と、いうより、女禍様(今ではアヱカ)に対しては一途だという事が分かる。

 

 

【風雲急を告げる】

この節『八節』を見て分かるように、ここで紫苑がギルドに戻り、頭領である婀陀那に、事の詳細を述べていくことにより、

彼女等の運気も左右してしまった―――と、言うこと。

(それは、同じような事をしようとしている、キリエにもいえること)

 

 

【グノーシス】

“自分が自分であるためのものであり、その認識”といわれているもの。

本編での、女禍様の言よろしく、それを習得すると老婆の姿にはなれない・・・・と、しているが、それは『平安時』でのこと。

つまりこれから何かと騒がしくなってきては、反(かえ)ってそちらの姿(老婆)のほうが煩わしくなってくるので、

それならば―――と、言うことで、本来の主である女禍様からの許可を頂き、それを習得しようという事。

 

ちなみに―――それを習得すると、今までに封じられていた能力の全開放が可能になる。

(・・・と、いうことは、今まで垣間見れていたのは、そのホンの一部分だけ、しかもリミッターも効いているということだし・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

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