≪二十七章≫
【“今そこにある危機”】
これはヴェルノア公国が相当になるんですが――――
つまるところ、いくら姿が似ているとはいえ、(戦が)“ずぶの素人”が、本格的な軍隊を前にどうして戦えるか―――
と、そういうこと。
(もし、合戦になっていたら、大惨敗してたでしょうね。)
【“カイン”と“セシル”】
“兄”は“妹思い”で、一方の“妹”も“兄思い”。
もしこれが普通のカップル同志ならば、他人もうらやましがるところなのですが、
“世の中そう上手く行かない”事の良い例―――(設定の妙というヤツ?)
【もう一人の“ステラ”】
ステラ―――というのは、カインの紹介の欄にもあるように、この人の中字・・・
そこへ、“~を砕く/対する”意味の“バスター”をつけたのが、タケルの諱(いみな)。
(――――と、いうのは苦しい言い訳に聞こえますか??)
【“太公望”】
大変有名な、中国の故事を使わせてもらいました―――。
紆余曲折あるかもしれませんが、ああいうのも話の“流れ”的に・・・
【タケルと再会したときの、セシルの心情―――】
ま・・・・見ての通り、セシルちゃんのほうが『一方的に好いている』つまりは<片想い>ですね。(酷)
それなのに、この男は―――・・・連れないもんですねぇ。(苦笑)
【タケルがこの国に赴いた真の理由】
セシルの前では、『偽手紙』でおびき寄せられた―――と、していたのですが・・・
その実は、カインの前で話したとおり、カ・ルマの大鴻臚スミルノフの調略を受けたのでは・・・と、していたのですが、
これがどうも当たっていたようです。
そして、もう一つは―――この度にて、そこらへんの地理などを、頭に入れておこうという算段もあった模様。
【アヱカと、タケルの間の行方】
あの『歴史書』の通りなら、今回の『三顧』で自勢力にタケルを引き入れているのですが―――・・・
ところがぎっちょん、あともう少しこういう展開は続くのです。
【タケルの代わりにいた“男”】
これは『十八章』にも出ていたあの人物ですよ。
―――で、彼本来の目的は、彼自身もいっていたように、“ほんのちょっとした嫌がらせ”。
つまり・・・『自分だけ楽しやがってぇ~! なら、それがしのグチでも聞けぇ~~!!』と、いったところ。