≪三十一章≫

 

 

【ゼシカの元に居残ろうと思った、ヱリヤの真の意図】

斯くも・・・自分が会っていた人は、その昔より“武勇”で知られていた人だった・・・

けれど、存外だったのは、その人が情に篤く、今回ここに訪ねに来てくれたのにも、

昔からの友人だった、自分の母を―――と、いうことは分かってきた・・・。

 

そして、その死を知ったとき、泪してくれた・・・

 

そこで思い切って、昔の母はどんな風だったか―――を知ろうとしたとき、

その人は、冗談交じりで自分の心を和ませてくれた・・・

 

いや―――本当は、寂しさを・・・昔からの馴染みがまた独り減ったことを・・・

紛らわすための手段―――だったのかも、知れない・・・

 

 

【今回の会議の意図】

早い話―――自分のところ(ガク州)以外のところではどうしているのか・・・を、知りたいがために開催されたこと。

それと、後々のほうでは、もし―――万が一、不測の事態に陥ってしまった場合・・・

そのことを取り決めたのが、この会議である―――と、いうこと。

 

 

【五州公の名の由来】

伏せておこうかな―――とも思いましたが、結局乗せることに。(苦笑)

 

カ=カク=ハミルトン・・・・・・『郭嘉』

ソン=リク=アブラハム・・・・・『陸遜』

コウ=ジョ=タルタロス・・・・・『徐晃』

テン=リ=ローファル・・・・・・『李典』

キン=ウ=アシュクロフト・・・・『于禁』

 

あ・・・あと、フ国の重要官吏も、この例に倣ってみると―――??

 

 

【新ガク州公・アヱカを目の当たりにした者達の、それぞれの感想】

まァ―――ここまでいい具合に書かれては、もはや反論すべき、スキすらもないようなのですが・・・

 

皆さん好印象で良かったんじゃないの?―――と、いうこと。

(しかも・・・こうでないとお話進まないもん――― ^^;;)

 

 

【レイ州公・キンがポツリと漏らしたその心情】

あの者のセリフにもあった『ボウ様からの手引き』とは―――

それが宜しくアヱカの赴任先であったことを示唆しており、

やはり彼女が、かの僻地―――ガク州へと飛ばされたのは、この者達の仕業・・・

とも見て取れなくない一場面ではある。

 

 

【砕けた会話に入らなかった者】

それが、レイ州公であるキンであることは疑いようのない事実。

 

実は―――アヱカが待合室に入る前までは、二つの集団が形成されていた・・・

(まあ、それはお話しを見ていくと分かるのですが・・・)

 

一つは―――カとソンの“純粋”なる忠臣の一派。

もう一つは―――コウとテン・・・・と、キン

なのです―――が、ここで一つ勘違いしてもらいたくないのは、

 

佞臣であるボウの一派なのはキンだけ。

すると―――コウやテンは??

彼ら・・・・コウは、実は彼も忠臣の一派、でもこの二人と一緒にいたのも、ただ一緒にいた―――と、いうだけ。

(その証拠に、彼らと口を利こうともしない辺り・・・)

 

そしてテンは、この人の場合は〔中立〕ということ。

(いわばどっちつかず―――でも、彼の場合は、ある者・・・王后よりの催促の信書にて目を醒まさされた、というべきか)

 

 

【議題に入って、ある者の変貌に驚かされた五人】

まあ―――そのある者があの人・・・だということは容易に分かることでしょう。

(喋り方とか全然違いますから・・・・ネ。)

 

―――と、いうことは・・・この会議を真に開きたいと思っていた人も・・・?

実はそういうこと―――

 

 

【最初の撃退劇で、とある存在をそ知らぬ顔をした州公】

まあ・・・・彼女も、自分の(昔からの)臣下の一員ですからね―――

そんな存在を、(今の時点では)非難の矢面に立たせず、そっとかくまってやる辺り・・・

 

これが本当の『主従』なんでしょうね・・・。

 

 

【新ガク州公を呼び止めた声】

これは紛れもなく、彼女に一番の疑問を持っていた・・・ジン州公・カであるということ。

 

実は彼・・・州公に赴任して間もないアヱカが、この短い期間で州政を立て直した・・・

その手腕に目を見張っており、その手並みも実に鮮やか―――しかも、古の手法に倣っている・・・

すると彼女は古の治世を宜しく研究した者―――?

 

そう・・・捉えられなくもなかったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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