『34章』
【カイン、その真の目的】
早い話、彼がカ・ルマに走った事の一つの目的・・・
それは、『内部崩壊』を画策していた・・・と、いうこと。
でも、記述の通り、彼一人だけでは、なんとも心許ないので、
ならば、他国から(強引に)引抜をしよう―――その白羽の矢が立ったのが、
奇しくもギャラハットであり、ヒヅメであったということ。
【南方に落ち延びる、クー・ナの将二人・・・】
もうすでにお分かりのように、カイン・ギャラハット、相互のかげながらの協力を得て、
ミルディン・ギルダスは、南方であるハイネス・ブルグへと落ち延びる事ができた・・・と、いうこと。
でも―――・・・(ここで早々と書いてしまうのもなんなのですが・・・)
彼の国は、彼らにしてみても、余り居心地がよろしくなかった様子―――と、だけ、
ここではそう述べておくだけに留めましょう・・・。
【婀陀那の悪癖】
彼女について・・・『悪癖』というのもなんなのですが―――
高貴な暮らしをする、やんごとなき方々にしても、かなりな制約が設けられていた様子。
それでも―――下々の者達は、『ああ・・・あんな贅沢な暮らしをしてみたい』とも思ってもいたり。
また、高貴な暮らしをしている者達でも、『彼らみたいに自由な暮らしが出来たなら・・・』とも思っていたり―――
つまるところ、双方が『ないものねだり』をしていたようなもの。
(そこへいくと、アヱカの国は、半々であり・・・もし両者がこのことを知ったなら、かなり羨ましかった事でしょう)
【タダより高いものはなし】
ようはそういうこと―――今、お金はいらないよ〜だって、君の命で払う事になるから〜〜―――♪
まづ、この事を知ったら、ドズル君貰わなかったでしょうね・・・。
【“識る”人―――】
この度新たに参入を果たし―――また、降ってきた者達・・・
そのことをビューネイは、自分の主に報告しようとしませんでした・・・。
なぜならは―――あの人は“大変に”忙しい人・・・だから、こんな事ぐらいで手間を煩わせては―――
そう思っていたのに・・・
けれど―――あの人は、自分が報告するよりも詳しく、また的確に物事の事象を捉えていた・・・
そう、まるで総てを見透かしていたか―――の、ように・・・
【カ・ルマ総帥・・・】
なぜ―――どうして・・・『補章2−1』に出ていたはずの、圧倒的諸悪の根源が・・・
今までに描かれもせず、どうして今になって描かれる事になるのか・・・
だと、したなら―――彼は、もう・・・・?