_69章_
【今回の計略の仕上げ】
前回にて―――まんまと標的をおびき寄せる事には成功した・・・
けれど、本当はこれからが本番・・・
味方であるカ・ルマの連中に何一つ気取られる事なく、カ・ルマに害をなそうとする事を成し遂げる・・・
それこそが、自分たちが生きながらえている理由であり―――
それが・・・例え、“裏切り行為”という後ろめたい事をしたとあっても―――・・・
【カインたちの行為に賛辞を送った方】
後の世の“皇国”を統べる方―――と、だけ、ここではしておきましょう。
【最大の功労者その一】
これは―――ヒヅメちゃんですね。
しかも標的の性癖をよく捉えてて、人知れない処までおびき寄せ、止めまで刺したのは見事―――と、云うしか・・・
(それに・・・声を荒げられないように、口を口で封じるなんて。w)
【最大の功労者その二】
こちらは―――カインですね。
実は彼は、ナニを隠そう『十聖剣』の一振りの所持者なのですが・・・気が付きました?
(ほれ、<天叢雲>というアレよ―――)
それに彼は、居合い斬りの達人でしてね〜〜―――
その彼が初撃を外したというのも、“あえて”というやつでして、
妹の死骸を見せて衝撃醒めあがらぬところで、どうして今回の計略に行き着いたか―――の経緯を聞いたときには、
もう時すで遅し・・・と、云う事だったという事なのさ。
【最大の功労者その三】
今回の暗殺劇には参加こそしてはいないけれど、実にそのあとの混乱を収めたギャラハットさんとカインに注目を。
それにギャラハットさんはそれだけではなくて、このすぐ後にあった追撃戦においての『殿(しんがり)』を勤めてる事ですしねぇ〜〜
それを考えたら、フ国は最も戦のやりにくい相手を敵に回した・・・と、云うことに。
【セシルvsギャラハット】
そのことを何より感じたのは、ギャラハットと直接対峙をしたセシルではなかっただろうか。
自分よりかは年老いて能力値とかも下がる一方なのだろうに・・・
手強い―――と感じるのは、自分の持つ聖剣よりも、能力が上の聖剣の持ち主だから??
自分たちが<ナイト>なのに、それを遥かに凌ぐスキルを持ち合わせる<パラディン>だから??
いえ―――そうではない事を彼女は感じていくのです・・・