>76章<
【アヱカの知る名医】
国お抱えの典医ですら、匙を投げ出すほどの重症なのに、
それを『もしかしたらこの者達なら―――』と、心当たりがあるという。
しかし、その者達が実は―――・・・
【名医の正体】
実は彼らは、“人外の者”であった―――
しかも、彼らは今回が初出ではなくて、以前にも一度だけ・・・
=禽=のナオミとマキが出合ってたのが、実は彼らである。
・・・と、云うことは―――つまり、ヘライトス・ソシアルはあの 熊狗 だということがここで明らかに。
それにしても・・・アヱカ(女禍様)が、全幅の信頼を置いているとは・・・
確かに名医ではあるようです。
【今に見る主の姿】
彼らの元々お仕えしている主君は、『城主』と呼ばれるあの人。
けれどもその『城主』も、とある方にお仕えしていたから、大儀的にはヘライトス・ソシアルの二人にしても、
とある方―――女禍様は主君であった・・・と、考えられる。
しかし―――今まででも散々語られている通り、女禍様はすでに過去の人(いわゆる故人)であり、
その方がいるわけが―――とも思うのですが・・・
それが、アヱカを見ると女禍様そのままだった―――と。
(いわゆる外見が違う~などとか、そういう類ではないわけ)