O79章O
【婀陀那の公表】
権力闘争とは、いつの時代もよろしくないこと・・・
そんなことは、一国の公主であった婀陀那は百をも承知でした。
だからこそ、自分のことを“公然の秘密”としていたのに・・・
ああいうことを、今後ともしない輩も出かねないので、
思い切って、その場で自分がヴェルノアの公主本人であると、云いおく必要があったのです。
そして、同時に自分の婚約の発表・・・
その時点で、フ国の官吏たちは沈黙してしまったのです。
【その公表に涕する者・・・】
そのとき、女禍様はヒョウの命を救うことで精一杯でした。
しかも、ご自分のレゾンデートル<存在意義>を分けてまで・・・
そのことで、宿主であるアヱカも寝てしまっていたわけなのですが・・・
そのときになされた重大発表―――婀陀那の婚約発表・・・
そのことを知ったときどういう反応をするか・・・
それは愚問でした―――まさしく十中の十、そうなることを予測をしていた・・・
自分の想い人を取られた姫君は、唐突に涕をこぼし、
あたら恋敵であった公主の前で、彼女の胸に顔をうずめ涕を流してしまった・・・
仕方がない―――
そう・・・どちらも言い聞かせるようにして―――
【その公表に憤る者】
変わって―――こちらはリリアちゃんなのですが・・・
誰ね、この娘に婀陀那の婚約発表ばらしたのは。
―――と、思ってましたら、真犯人はイセリアちゃんでしたよ。(やっぱりねw)
けれども、彼女もこの機に乗じて〜〜という策がありまして。
そのために彼女たちをウェオブリへと呼び寄せたまではよかったんですが・・・
【無謀な決闘】
これがいわゆるタケルへの決闘―――となりまして、
変な因縁つけられた当のタケルは、まあ涼しい顔をして対応するものですから、
そのことが余計に腹立たしく思われてくるわけでありまして、
リリアちゃんも佩剣のデュランダルを抜いちゃったり、“呪”までも唱えちゃったりして―――
そんな彼女でもあしらわず、負けても口惜しくならない程度にチカラを解放する・・・
いやはや、タケル君あんたは出来た人間だよ。w