≪第八十三章≫
【≪第一節≫にある“尚書令”に“録尚書事”】
実はこれ・・・イセリアさんや婀陀那ではないということを、敢えてここで云わせていただこう。
その理由も、その後すぐに述べられているから判ることではあるが、
では、ならばなぜ、彼女たちが“自ら”辞職を願い出たか・・・
その大きな理由の一つに、彼女たちは感じていたのです。
この“中華なる国”も、もはや命運が尽き―――それに代わる、新たなる大国が生まれるであろうコトを・・・
そして、その大国にて、自らの才華を開花させようとしていたことを・・・
【“非客牌”に係わる故事】
この故事の由縁は、『三国志』に詳しい方ならわかるでしょう。
そう、関雲長が“魏”の国主に暇を申し出るとき、訪ねて行ったら〜〜・・・
の、故事に由来するものです。
つまりは、あのときの故事をそっくりそのまま頂いたということ。
【“禅譲”に係わる故事】
これも、またもや〜〜w と、思われるでしょうが・・・その通りです。w
けれども、曹子桓の場合は、何とかして献帝より皇帝位を簒奪せしめんとしていたことでもあるので、
それだとアヱカ&女禍様が悪者になっちゃうなぁ〜と、シチュエーションだけ変えて造ってみました。
そしたらまあ、しっくいといったこと。w
【アヱカの胸に去来するもの】
アヱカ(&女禍様)は、おそらくこんな日が来るものと、予測をしていたのではないでしょうか。
けれども、それは畏れ多いことよ・・・と、使者の来る理由内容とも判っていたがためにそれを拒絶した・・・
でも、フ国王自らが出てきては、会わないわけにも行かず、いわゆるところの進退きわまった感じであったことが伺われる。
【似ているようで違う“皇”と“女皇”】
いわゆる“皇”のほうは、“古えの皇”という固有名詞にもあるように、女禍様を指しているものではあるが、
では、“女皇”は・・・と、いうと、これがアヱカのことを指すのであって、
後の世にも区別つけやすいように呼び名された―――という説もあるようではある。
ただし、この時代、アヱカは自らのコトをこう呼ばせていたとも―――
【国号“パラ・イソ”の所以】
実はこれ、アヱカの故国でもある“テ・ラ”と対儀になっていることに注目を。
あの言葉・・・“テ・ラ”は、その意味から『大地の』だとか、『地球』というものに換えられるが、
この“パラ・イソ”とは、『天の(へ)』とか、『天国』という風に換えられることもある。
つまるところ、『天国のように安らかな国家を築きたい』という願いもこもっているともいえるが、
果たして真相はどうなのであろうか。
【この作品における“XANADO”の定義】
元々『XANADO』とは、理想的な国家を意味し、また同時に“理想郷”―――と、准(なぞら)えられることも多い。
また、得てしてこのときアヱカが宣言した憲章は、『XANADO憲章』と呼ばれるほど、荘厳にして壮大であったとされる。
つまり―――この作品【XANADO】における“XANADO”とは、
『遙かなる理想を掲げた国家』と、そう捉えていただいても差し支えのないものである。