「八十四章」

 

 

【なぜヴェルノアに戻っていた婀陀那が、シャクラディア城にいたか】

まあ早い話し、この方は近辺の整理を早々と済ませた後、

もうすでにこちらに来ていた―――と、云うことなのですよ。

 

ならばなぜ、ヴェルノアが未曾有の混乱に陥らなかったのか―――・・・

それもですね、よく考えて・・・思い出していただければ、

あの国には婀陀那の 影武者 である、ルリがいるでしょ? ―――と、いうこと。

 

 

【≪二節≫のトリック】

いやはや・・・もうトリックというのもおこがましいですが。w

ようは、ルリはこの時には早退(?)して、お仲間の=禽=と、くつろいでいた―――と、云うこと。

 

それに、婀陀那(本人)がアヱカさんの隣にいれば、それだけで違ってくるでしょうしね・・・

(他人とかとの思惑―――も含め)

 

 

【官吏適正試験】

これが相当頭の痛かったようで。(皆さんがねw)

アヱカのやっていたことを知っている者ならばいざ知らず、

ほとんどが知らなさすぎですからね・・・

本当の合格率は、四割をきるという大不作であったらしい。

 

それにしても・・・このときの“雪月花”のやり取りには笑いを誘うものが。w

(だって、リリアちゃんの『そ〜ゆ〜意味では、あんたがこん中では一番危なっかしいのよ―――』は、筆者的にはかなりツボにw)

 

 

【諸事情により削除された<模範解答>】

実を云うと、この試験の件(くだり)には、誰かさんの<模範解答>なるものもあったのですが・・・

ちょっとした事情によりまして、本節よりは削除の対象に・・・

けれども、この件(くだり)もあるなしでは内容も違ってきますので、急遽ここに載せることにしました。

 

 

≪五節;官吏適正試験・・・その結果≫より抜粋。

〔かくして―――公示された日より一両日に試験は執り行われ、

終了の頃合いには悲喜交々(ひきこもごも)の受験者たちの顔色が伺われたようです。

 

そして、その日のうちに、総ての解答用紙は女皇の下に集計され、

約一週間の期間を経て、総ての解答用紙に眼を通したのです。

 

結果としては―――凡庸なる者と、そうでない者との差は広まるばかりとなり、

尚書令・録尚書事などを含める重要官職は、その日をもってすぐに通達され、

ここに、新皇国である『パラ・イソ』の基盤は固められたのです。

 

 

ただ、その中で―――今回の適正試験において、最も規範となるべきの回答をしたのは・・・〕

 

 

ア:(フフッ・・・やはり、あの子にしてみれば当たり前に過ぎたことだったね。

  それに、いくらかあの頃よりは詳(つまび)らかにはされているし・・・

  とはいっても、さすがに満点はあげられないけれど―――ね・・・)

 

 

〔その―――今回の適正試験において、最も規範の対象ともなる回答をした人物こそ、

以前からの配下であり、=左将軍=であった・・・キリエ=クォシム=アグリシャスなのでした。

 

また、今回の試験に関しても、キリエ自身が思う、当然のことを当然の如くに解答した限りであり、

そこには気負いの一欠けらもなかったのです。

 

では―――そんな彼女の解答とは・・・〕

 

問う;官―――民をどのように心得るか。

 

答え;“民”とは、弱きでもあり、また強きでもある・・・と、云うこと。

甘く接すれば堕落し、虐げれば牙をむく・・・

されど、節度あるをもって接すれば、真(まこと)に手懐(てなず)け易くあり。

 

官が命を賭して護っていくには、十分に過ぎるほど尊き者達。

 

願わくば―――民たちを惑わせることのなきよう、導かれんことを・・・

 

 

〔ところで―――この試験の内容とは、女皇陛下がすでに諸侯たちの前で宣下された通り、

『仁道』や『孝道』について訊かれたものが多くあり。

またその他にも―――・・・・〕

 

―――と、まあ、このように続いていくのですが、全体的に見て、編集してしまっても問題にならない・・・と、筆者が判断したまで。

しかし、この後副官であるヒ=ベイガンとのやり取りの中で、彼女自身試験の出来は“まあまあ”だったそうなのですが・・・

これのどこが―――? と思えるほど良い出来であることに注目を。

(けれど、決して彼女は皮肉屋ではありまセンヌ。)

 

 

【“紅麗亜”という人物】

この人のこと・・・一体どれだけの人が覚えているやら〜〜―――w

それというのも、あまりに重要人物多過ぎのせいで、危うく消えかけになりそうになっていた人ですから。

 

彼女の初出は、<第二十五章;五節;憂鬱な紫苑>で、紫苑さんの同期・同僚役で出ています。

(しかも紫苑さんを励ます役でw)

 

 

【“葵”と“茜”】

実はこの二人も、上記の紅麗亜さんと同じ国の出身でして、

彼女たちの初出は、<二十四章;一節;投じられた『一石』>で、

疲れて落馬した紫苑さんを介抱する、婀陀那親衛隊の役。

 

しかも、紅麗亜と同じように紫苑さんとの絡みがあることにも注目を。w

(けれど、皮肉なことに・・・彼女たちはその役柄上、紅麗亜よりは登場する機会が多いんだな。w)

 

 

【狼狽する葵と茜】

そりゃマァ〜〜びっくりするでしょうね。

だって、彼女たちが命を張って守らなきゃいかん対象が、

いつの間にやら・・・しかも自分たちに断りもなくどっかへ行ってた―――という件ですからね?

 

それで死ぬほど心配してたら、ゼシカちゃんに偶然会っちゃって―――

けども、そのおかげで、自分たちの心配は杞憂に終わった―――と感じたのですが、

アヱカさんも相当手強くなっております・・・

だって―――“お願い”のポーズで・・・『内緒にね?』は、ないでしょ〜〜w

 

けども、彼女たちはこの後とんでもないものを目の当たりにするのです・・・

―――と、だけ云っておこう。

(だって、次回に係わるから・・・)

 

 

 

 

 

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