{89章}
【噂で持ちきりの“蒼龍の騎士”】
まあ―――ね、隣の国で随分なご活躍しちゃいましたから・・・キリエさん。
つまり、彼女は今後ともこういった勘違いをしてもらいたくないために、“変身”(w)を封印したようなもの。
・・・とはいえ、彼らの進退が窮まってくるに従い、パラ・イソの上層部もラー・ジャに対しての対応を迫られてきた・・・ってコト。
【西国の慣わし】
死の間際―――悪く云ってしまうならば“死に損ない”・・・でも、苦しみもがいて終えるよりも、
潔く終えるほうがどれほど良いことか・・・
けれども、文化の違う東側の将たちには、仰々しいものに映ってしまった―――と、云うのは、
これまた是非もない・・・と、云うべきか。
【一見非常にも見える(聞こえる)アヱカの一言】
自分の故国が困窮しているにもかかわらず、現在お仕えしている国も同じなのだから・・・と、なだめられはするのですが、
アヱカはタケルをなだめただけではなく、彼の親友の真の意図を教えてあげたのです。
【奮闘する弟】
まるで彼の兄・タケルを思わせるかのように、死に逸(はや)るノブシゲを諌(いさ)めたり、
都城・ワコウ陥落の折にも、城と運命を共にしようとした彼の父親にこの国の王も諌めたり・・・
(結局これは無為に終わってしまいましたが・・・)
―――などと、色々各所において、兄に負けず劣らじの活躍をしたのでありました。