[97章]
【夫婦談義】
この談義一つをとっても―――いがみ合う仲ではない・・・むしろ、仲睦まじさだけが伝わる、良き夫であり、良き妻であったのです。
【“つまみ食い”の真犯人】
これば実は前回のお話の続きの部分でもあるのですが―――
読者諸兄にはこの真犯人が誰であったかなどすぐにわかったはず。w
大体、=禽=たちがその人の特徴を云っちゃってるもんね〜〜w
そのことを知ってか知らずか―――エルムさん・・・ってば、まだそんなことしてんすか?
・・・と、疑いを投げたくなるようなことを方々(ほうぼう)でやっているようです。
【テッパンネタ】
≪二節≫での、エルムさんの(苦し紛れに出した)あのネタ―――って・・・
もしかしなくても エ○゛・は●み ですかぁ〜?w
でも―――・・・事態が事態だけに、皆さん笑いもせず、白眼視―――って・・・
“意外と世の中、ちびしくなっちゃったんだねぇ〜〜”(エルム談)
【二人がいなくなったことに際しながらも、別のことを云ったりもした女禍様】
一体―――このとき女禍様が云わんとしていたことはなんであったろうか・・・
その疑問を紐解くのに、この少し後のタケルとの会話の締めくくりに、
『うん―――・・・頼んだよ・・・』
―――とは?
このことは、一見してこのすぐ前の『そう云えば、今日は満月だったね』・・・が、空々しく聞こえもするものなのですが―――
これは暗に、屋上に上がってみなさい―――を仄めかしていたのではなかろうか。
確かに、満月を見るのには城の窓からでも見えようものなのに・・・それなのに、
不思議と女皇とその部下からは、『屋上に上がろう』だった―――・・・
今屋上に上がれば―――??
そのことに婀陀那は疑問を抱きつつも、何かがあることに期待を抱いてもいたのです。
【大量の吐血をしてしまった“吸血鬼”】
こんな、ファンタジーでは噴飯にしかならないようなこと―――ではあるのですが・・・
結構今般ではこういう設定が“萌え”の対象となっていることにも気付かねばならない。w
つまりは・・・血を吸って何ぼ―――怖がられて何ぼ―――の、ハズなのに、
全く真逆・・・と、云う設定の有り様が―――既存の設定を覆す意味もあり、“萌え”の対象になるのだと筆者は思ふ―――
それに、得てしてその設定の対象者は、そのことにより苦悩し、同僚であった者もその苦悩を知ることから、
互いに深い関係に―――・・・そこには、他人には知られてはならない肉体の関係もあるのだろう・・・
そのことを知っているから、今行ってみて損はないよ―――とのお言葉が、暗に仄めかされた・・・と、そこで気付くべき。
【吸血を行えなくなった“吸血鬼”に仕掛けられた、ある特定の≪呪≫】
とどのつまり―――ここで、吸血を行えなくなったエルムさんがいることが判るのですが・・・
その≪呪≫を仕掛けた張本人―――とは・・・紛れもなく、ヱリヤとエルムの主でもあった女禍様なのです。
それにしてもどうして・・・とも取れなくもないのですが―――
実は(裏)設定としては、≪呪≫を仕掛けられた20万年前に、当時としてすごく荒(すさ)んでいたエルムさんがいまして―――
その荒み様が、今の人格から考えられようもなく、ところかまわず吸血をしていた時期があったようでして、
そのことを悩んだ結果、女禍様の血を飲ませてみたところ、生血(しょうけつ)を受け付けない体質になってしまった―――と、云うこと。
けれど・・・このことは裏を返せば、生の血はダメなのだから、死んでるのは―――・・・と、云うことになってくるわけ。
それが、現在エルムさんが居住をおいている、ヴァルドノフスク城近辺の怪異と一緒くたになって噂をかもされている・・・と、言うわけ。
【男女四様の“観月の會”】
タケルに婀陀那―――ヱリヤにエルム―――・・・
生きてきた世代は違えども、美しいものに感銘を受けるところはそう変わりはない・・・
或る者は、詩篇を詠むかのように、現在の世情を皮肉るかのような言葉を紡ぎ上げ―――
また或る者は―――優雅にも、杯に映った月ごとのみ干してやろう―――と、一句詠い上げた・・・
そのあとの、今回の『双璧』たちによる策略の看破劇の詳細が語られることとなるのではあるのですが―――
これではどう見ても贔屓の引き倒し―――ではある。