>12章<
【飛行能力のあるハイランダー】
まあ、これは別段驚く能力などではないとは思うが、
(何しろヱリヤは、成層圏からとある場所に突撃をかけていることだし)
一応キリエも、成長する段階において飛行能力は付いていく・・・はず。
【夢見心地な執事と現実主義者な主】
まあ―――自分たちの目の前で信じられないことを披露されたら『現実逃避』に走るのも手の一つかと。
つまりセバスチャンなる者がまさにそういったわけであるし、
ブリジットにいたってはそれすらも敵わなかった模様ではある。
【いつの間にやら来ていたジィルガさん】
まあ・・・それだからなんデスね?ラゼッタが怯えたのは―――
一体いかなるソースでブリジットの父親の遭難を知ったかはさておいて、
確かこの人、姉であるガラティアさんと共同作業していたんでなかったですか??
【ラゼッタがジィルガに対して怯えるわけ】
実はここには―――マグラも・・・と、なるんですけど、
ではどうしてこの二人がそうなったか・・・と、いいますと―――
注釈にもありますように、このお二人は目的であった“地球”に着くまで、
みっちりとシゴかれたわけです。
しかも〜〜? そのシゴキようも普通ではなくて、
なんでも二人の言い分には―――『何度死んだ事か・・・』という比喩に値するものだったらしい。
―――と、まあ・・・女禍も実はその事を知っているわけで、一目もニ目も置いているわけ。
【ジィルガの紡いだ“一節”】
―――まさに・・・その調べは『聖』の響き・・・
―――まさにその声こそは『癒し』を意味し・・・
そして―――その高らかなる歌声は、聴く者総てに恩恵を与えたという・・・
“人”はそれを―――神の御業であるとし、須らく信仰の対象にすらしたと伝うる・・・
“人”は・・・それを・・・・『聖なる歌』だと―――伝うる・・・・
【何かとギャップの激しい次姉】
普段は朗らかでもあり、やもすれば他人を食ったような憚(はばか)らない言動もありはするけれど―――
それでも―――『ソレイユ』の搭乗員や教え子たちはこの人の事を慕う・・・
それは―――やはり、やらなければならないときはきちんと“決める”というケジメを持っており、
なによりも、宇宙の理を知っていた人でもあったから・・・
真面目一辺倒ではいつかは破綻をきたす事もよく知りえており、
それを緩和する術をも持ち合わせていた・・・そんな二面性の使い分けが程よく上手く、
それだから、周囲の者からは頼りにする一面もあるのだろう―――
【遊び半分のラゼッタとマグラ】
マグラは―――どうかは知らないけれど、完全にラゼッタはそうであったということ。
―――と、いうのも、前話でIRAの連中を蹴散らしたといっても、程度半分も後からを出しておらず、
半ば“物足りなさ”を感じていたのを彼女のセリフで読み取れるのではないだろうか。
事実―――そうしたくはあっても、ある方の介入により、そのことは反故になるのですが・・・
【ハエを祓うのにも、介入してきた“姉”】
折角―――“昇魂の儀”の最中だったのに、それを邪魔立てされてもにこやかな顔だったのはなぜ?!
しかも・・・三下共を祓うのにも、出てくるなんて・・・・
でも―――出てきた言の葉・・・『この惑星にあるくだらない信教など、私の認めるところではない』・・・
もうここでお分かりのように、もしそこで目を見開いたとしたなら、
まづ視界に納まった者達が一番に危惧をしなければならないのは、『確実なる死』であり、
例えそれが―――今まで手塩にかけてきた教え子であろうが、
これから愛する妹が、商売上仲良くやっていかなければならない“盟友”であったとしても―――
彼らに舞い降りる運命は定められていたも同然だったのです。
【では、なぜそうしなかったのか―――】
目を見開いてすぐそうしてしまったなら“お愉しみ”はなくなってしまうから。
だから本当に目を開いていいものかどうか、彼らに猶予を与えてやったのですよ。
ラゼッタ曰く―――『今は不本意ですけど、せいぜいあの人たちには頑張ってもらわないと・・・』
【ついに目は開かれてしまった―――けれど??】
“それは『凪』のように穏やかであった―――”・・・と、あるのは、
『あぁ〜ら、よくやったわね、頑張ったぢゃなぁ〜い、それじゃご褒美に、殺してあげるのは勘弁してあげるわね?』
―――と、いうことだから。
(いづれにしても『おしおき』決定w)
【『あとがき』最後の気になるあの文言】
え゛〜〜―――もしかして女禍様も同じくしてこんなの〜?
そう思った人は<本篇>第一話より読み返しなさい。w
これはそういうわけではなくて―――もっと別の事よ。
(ほら・・・『高らかなる歌声』とか・・・ね?)