≪19章≫
【“第二ヤルタ会”の近況】
ブリジットが睨んだ通り―――自分の盟友の包囲網は、着実に狭められていた・・・
今回の件に関しても、政治家であるブリジットの嗅覚が物を云い、
彼らの手が、盟友・女禍に及ぶ前に阻止できたというのは、
まさに冥利に尽きたのではないだろうか―――
【カレンに近づく不審な影・・・】
その“影”こそ、誰あろう―――ビューネイだったのです。
しかも彼が、カレンの特訓場所を突き止めたのも偶然ではなく、
どこか根に持つような表情をしているカレンを見かけ、その後を突いてみれば―――・・・
その後は云わずもがな、なんとも原始的な特訓をしているカレンを見て、
これは何かある―――と、思ったのではないだろうか。