〔二章〕
【少年:アベル=アドラレメク】
この『SAGA篇』のもう一人の主人公―――といっても過言ではない存在。
実は女禍はこの少年と会うことにより、重大な転機を迎えてしまうのではあるが・・・
それは本人でさえ知らない事実―――
ちなみに・・・褐色の肌を持ち、少し藍がかった髪をしており、鳶色の眸―――(光の加減によっては琥珀色にも・・・)を持っている。
【≪二節≫での、気になる老女のセリフ―――】
――――ま・・・分かった人だけうなづいて下さい。(嘲笑しても可)
【女禍の持っていたブレスレット】
実はアレ―――完全に時代にそぐわない技術の類で、よく“近未来アニメ”に見られる機器の一つ。
非常に高性能で、耐久性にも優れている、身につけた時点で持ち主のDNAを識別し、
以降は持ち主しか行使する事が出来ないようになる。
(つまり―――これは、その持ち主以外では無反応だということ。)
その物体を起点に、直径500kmの言語フィールドをカバー、指令次第では、<アーティファクト>とのリンクにより、
同範囲内での物理的干渉(早い話が“戦闘”)を可能にし、場合によっては“ある形態”に成ることのサポートも行える・・・
―――と、いったような、実に優秀なツール。
【“とある方”のご到着に、ひどく狼狽する女禍】
―――だって・・・折角今まで順調に(?)行ってると思ったのに、
その人(実は自分の実姉)が着てしまうと、少々厄介な事になりそう―――だとおもったから。
【いつもくだらない事で衝突をする大人連中】
それが、今回のお話しの内容―――であり、未だ幼い存在のアベルが巻き込まれる道理もないのに、巻き込まれてしまった―――
と、いうのは、なんともいかんともしがたいことである。
ちなみに―――今回、パレスチナ・ゲリラのキャンプを襲ったのは、≪デルタ・フォース≫(米・特殊部隊)
【色々とイタイところをついてくる“実姉”】
自分が恐れていたこと―――“不審人物”だとされて『勾留』されていること・・・と、そう捉えられないように振舞っていたのに、
そんな自分の気持ちなんか見透かされたか―――のような、実姉の物言いに、正直“カンベンして〜”と、心の中で叫んでいる女禍さんなのですが、
妹の心、姉知らず―――とはこのことで、話題をそらせるために『小戦闘』の結果に話を降ろうとするも、
『集ってきた蠅の如き〜〜』であしらわれて、しかも・・・ないたり、すねたり、くねくねしたり、舌を出されたり―――
イヤ・・・もう、ほんとにカンベンしてもらいたいッス。(<女禍様談)
【違う言語】
最初に女禍が降り立った地―――それがアフガン地帯だった・・・
そして、そこで話されている言語『アラビア語』・・・これが当初この惑星での<共用語>だと思っていた・・・
けれども―――次に接触した者達、米軍・特殊部隊『デルタ・フォース』・・・
彼らの使う『英語』は、女禍が知った『アラビア語』とはまた別の種類のものであり・・・
そこで、女禍は一つの推論に達したのです。
そう―――・・・一つの惑星に、複数の言語・・・しかも、素直な見地で捉えてくれるならいいものを、
おそらくこの様子では、正しい意思の伝達は図れていない。
しかし、今は―――とりあえずはこの場を治めるために、すぐさま言語フィールドを構築させ、意思の疎通を図った・・・
なのに――――なぜ・・・・