{21章}
【このときに割れた、互いの正体】
思えば・・・この≪一節≫から、ブラック・ウィドウ(後のカ・ルマ)たちとの闘争は繰り広げられたのだ―――と、云うこと。
けれども、いち早く『入植』をするために地球を訪れていたのは、女禍たちの所属する<フロンティア>だったのですが・・・
また彼ら―――ウィドウたちも、ある目的で・・・まだこの段階では明らかにはされていないのですが、
彼らもある目的で、この地球へと来ていたのです。
【銘を<追従せし者>と呼ばれた、ラゼッタの得物】
その槍―――常に光を帯び、また雷をも纏っているという・・・
しかも、その雷も普通のものではなく、触れたもの総てを原子分解させるプラズマの雷・・・
若かして、彼の者の持つグノーシス<モルニヤ>と併行利用すれば、
その破壊性は相乗効果をも引き起こすとされる。
【格差の違う闘争】
今までの、自分とのそれが、まるで戯れであった―――と、云いかねないくらい、
自分に協力をしてくれた者との闘争に、明らかにレベルというものの差を感じたカレン・・・
それだけ、ラゼッタとビューネイの闘争は、伯仲していたわけなのですが・・・
ここで、ラゼッタがカレンに気を取られたせいで、一気に闘争のイニシアチブを持っていかれたラゼッタ・・・
彼女を待つ運命とは―――?
【<安楽死>の銘を持つ手甲】
これが、この後もラゼッタやヱリヤ、マグラやエルムを窮地に追い込んでいくこととなる、
ビューネイの持つ武器である。
しかも、その武器の持つ効果には、今回も見られるような遅効性の毒が仕込まれているようであり、
このときのラゼッタも、易々と彼らの手に落ちてしまったところを見てみると、
中々に侮れないところがある。
【同僚の危機を知るマグラ】
―――とはいえ、彼がそのことを知るのはすべてが終了した後・・・
もはや、その闘争があった場には、ラゼッタの骸もなかった―――と、すると・・・?