≪四章≫

 

 

【斯くも疑わしい取り引きを持ち出す者】

それが・・・最も偉く権力を持つ者を、蔭で操っていると噂される、腹黒い『大統領特別補佐官』の事。

 

このお話を読み続けていくと、殊更にこの男の腹黒さが一方的に浮き彫りになってくるのでありまして、

それは今回の犠牲者・・・に、限らず、自分の 政敵 と呼べる者達を数多く葬ってきた事にも示唆されるもの。

 

 

【“騙される”といったことに免疫を持ち合わせない者】

―――と、いうことは単なる『お人好し』とも取られなくはないのですが、

それは我々が、反面はバイスのような者だから言えること。

 

人と人が正直に渉り合う―――とは、最も基本的なことであるのにもかかわらず、

どこか心の奥底で他人の事を信用していない・・・

だから『騙し』『騙されつつ』―――の、『腹の探り合い』をしなければならず・・・

 

どうしてもっと純粋に、心を開きあってはもらえないのだろうか―――・・・

とは、女禍がこの事象の後に漏らしていた事であり、大いなる苦悩の一つでもあったことが伺えられるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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