/六章/
【“ゲシュタルト”の崩壊】
“神”なる者が“神”でなくなったとき・・・この現象は起こるという・・・。
かの≪聖書≫にもある『大天使長』が、その座を追われたとき、この現象が起こったともされている。
別の言葉に置き換えるなら、『堕天』という言葉が最も適当であろうか。
【≪二節≫のあの人。】
今回では扱いはこれだけしかありませんが、まさにあの人です―――
本篇でも、その中身を云いように引っ掻き回してくれた事で、その存在感は大きいはず。
【完璧なる防御「ディスペルバウンド」】
斯くも―――『高次元生命体』による、ある種の“戦闘”は、
互いが張り巡らせた幾重もの防御結界が、敵の攻撃手段を遮断するために、
いかに“必殺”の一撃だとても、相手に致命傷を与える事は出来ない。
この超多重結界の事を、彼らはそう呼んでいるらしい。
しかも、この結界は人間如きが、そうそう破れるモノではなく、
―――だとしたら、どういった者が破れるのか・・・
それは今回のお話しを見てもらえれば、ご理解できただろう。
ともあれ―――敵の生命の源である『永久原子核』を打ち砕くためには、
相手も持ちうる、この結界の“式”に組み入り、いかにして外郭から崩していくか―――が、ポイントとなってくる。
それに、この時のかの者達の戦闘では、まるで何かが不規則に光っているように見えるのだとか・・・
その要因は―――我々人間如きでは、知覚することすら出来ないほどの速度で、
件の結界の“式”を書き換え、同時に自分の結界の修復を行っているから・・・
このことからも判るように、いかに素早いスピードで・・・それも同時に
結界の<破壊>と<形成>を行える者が、その者達の中での階級が上位であるとされているのである。