〔補章U−1〕
【皇・女禍と、魔皇・サウロン】
もう既に、何も語らなくても分かるべきもの・・・・
つまりは、“倶に天を戴か不る”べき存在であったことは、本人達がよく理解していた事だろう・・・。
【サウロン=カルマ=アドラレメク】
この作品の、いわゆるところの“絶対悪”的存在・・・。(早い話が、ラス・ボス)
この者の容姿は、その総てを黒き甲冑で覆われており、その禍々しき眼――――
“暗闇に、浮かび上がりし炎の瞳”
以外は見えなかったとされており。
それゆえに、彼の表情は分かりづらく、なにを考えているのかさえ、周囲(まわ)りの者は、杳(よう)として知れなかった・・・
そう―――つまりは、サウロンに付き従う者達は、その恐怖ゆえに縛り付けられ、忠誠心などは一切なく・・・・
しかし、叛いた暁には、確実に約束されている『死』があったのです。
(でも・・・例の七人は、心底からこの魔皇に、忠誠を誓っていたようです)
【魔剣・オートクレール】
別称、『覇蝕の剣』と謳われるこの魔剣は、
その刀身が漆黒の色をなしており、人を斬る度毎にその斬れ味は増していき、
その数が1,000を越した頃には、斬れぬモノは存在しえなかった―――とか。
それゆえに、刃こぼれなどはおこした事がなく・・・・
では、その材質は――――と、云うと、
その当時をしても、“最硬”とされ、『天界よりの賜わり物』と称されていた<オリハルコン>と―――
やはり当時からしても、未知なる鉱物だった<アダマンタイト>――――
そして、この二つの鉱物を融合させて、生じた偶然の産物<ジルコニア>――――
この・・・この世で最も硬いとされている鉱物の特性と、柔軟で、どのような形容(かたち)にでも変えられ・・・・
しかも、魔力をよろしく吸収する・・・・と、いった鉱物の特性を併せ持った、この鉱物<ジルコニア>を、
これまた、己の魔力と、瘴気で磨き上げ、精鍛錬された、負の剣がこの魔剣なのです。
【力の指輪】
別称、『マスター・オブ・リング』
この指輪の色は、黄金であり、その材質は――――と、云うと、
いかなる刀剣、武具をもってしても、傷の一条も付けられないと云う――――
なぜなら、これは・・・・この魔皇の魔力と、瘴気のみで創造されたものであり、
それを、特別な“儀式”『アルスマグナ』を用いて精錬された強力無比な“アーティファクト”だったからなのです。
そして、時折、この持ち主の魔力に呼応するかの如く、紅く浮かび上がる文字が、皆さんご存知のあの“言葉”
(参照;『ロード・オブ・ザ・リングス』)
【ジルコニア】
まさに“奇蹟の鉱物”と呼べる存在。
実はこの鉱物は、とある者が永年の研究の折に、精製・育成したものであり、
“硬さ”と“軟らかさ”の二つの特性を持つ、ある意味矛盾(とんでもない)している存在とも言える。
【アルスマグナ】
上記の『ジルコニア』と密接な関係のある、ある“技術”の事。
“無”から“有”を―――・・・“有”から“無”を作り出すべく、永年ある者がそれを課題にして専攻していたモノ・・・
(でも、魔皇がこの技術を身につけていた・・・・と、いうことは??)
【七人の魔将】
決して『七人の侍』ではないので、悪しからず・・・
古えの昔より、魔皇に付き従ってきた者達。
【ジィルガ=式部=シノーラ】
14年前にあったとされる、悲劇の女性。
その当時、『女禍の魂』を持っていた(らしい)と、されていたようだが――――・・・・
【14年前の悲劇】
カ・ルマの南・・・・フの西に位置する、“列強”の一つ ラー・ジャ にて、展開された、ある悲話。
この事件を境に、当時最年少で政府の高官になった少年が、その責任を感じ、その役目を辞職した挙句に、『竹林』に隠遁したのは、その道の語り草に。
【ロード・マンサー】
またの名を『マエストロ』とも・・・『大魔導師』とも呼ばれている。
どうやら、カ・ルマの首脳陣には、余りよろしい感情は抱かれていないらしい。
それもそのはず、7万年前に彼らを屈服の屈辱を味合わせた存在の一つらしいから。
(しかも・・・気になるのは、この者が、彼らと同じ存在・・・『人外』の存在であったとか??)
奇しくも、ジィルガ=式部=シノーラと、同じ名でもあったらしい・・・・。
【帝国の双璧】
彼らも、同じくしてカ・ルマの首脳陣の眼の敵にされているという。
今、分かっているだけでも云えることは、『マエストロ』も、『双璧』も、“人外”の存在なのに、
皇・女禍に加担した・・・と、いうこと。
【鴉】
もう何もいわずとも分かるであろうが―――・・・
この者こそ、先んじてこの黒き国に潜行していた『禽』の一人・・・
普段は黒い布――――ローブ?? に覆われており、この国の君主よろしく、総てが分かりづらかった存在には違いない。
本名は シホ=アーキ=ガルテナーハ (と、いってはいるが・・・・?)
髪は白く、時折光に照らされると、銀に見えるという美しい髪質の持ち主、
瞳のほうも、自身深い謀り事を胸に秘めているか―――の如くの灰色をしている。
【シホとビューネイ】
この章で一番「おやっ??」と、思われる部分がここ。
ここだけに限定してばらしてしまうと、実はこの者達は、お互いが『創造主とその創造されし者』という関係。
(ゆえに、シホはビューネイの事を呼び捨てにしているし、ビューネイのほうでも、シホの事を『ご主人様』と敬意を顕にしている。)
【ホムン・クルス】
通説とされているものと同様に、『人の手で創造されし人形(ひとがた)』の意。
但し、この“ベェンダー”という人形(ひとがた)は、高度な知能・知識・武力を兼ね添え、
よろしく『ご主人様』と、その一族の方の手足となり動いていた・・・・・と、云う説がある。
【“死せる賢者”―――リッチ】
この世に唯一存在する、別称『総てを知りし者』、名を ガラティア と称する。
ナゼに、この御ン大がこの次元にいるのか・・・と、いうのが第一の疑問なのであるが、
そのナゾは、おいおい作中にて詳らかにされていく事でありましょう。(ホントに??^^;)
でも、それだけでは不親切すぎるので・・・もう少し補足を・・・・ば。
早い話、自分に課していた、永の戒めを解いて、『復活しちゃった〜?ってかんじぃ〜』・・・・と、いうこと。