/補章−9−1/
【今回のお話しの位置づけ】
今回と前回は、場所と(若干)時機が違いますけれど、以外に密接な関係があるのですよ。
―――と、いいますのも、前回の『補章−8』は、本篇での『41章』の≪六節≫・・・
で、今回の『補章9−1』は、本篇の『42章』≪一節≫のつづきですからね。
しかも―――この『41章』≪六節≫と、『42章』≪一節≫とは密接な関係がありまして・・・
そう―――この二つは、『禽』たちの“報告会”からの場面であり、
そのお話しにしても、一部を抜粋して判り易すぎた風にまとめたものだから―――
それに、作者本人のド頭の中でもこの二本の『補章』のお話しは出来上がっちゃってまして、
それでこういう形で日の目を見た―――と、云うわけ。
【今回のお話の中心的役割】
もはや説明するまでもないようだろうが―――このお話での“主人公”は、『雪月花の三将』。
―――で、このときの敵役が『ヴェネフィックの兄妹』。
(注:あくまでこの設定は、『補章9−1』だけのモノであるということを勘違いなきよう・・・)
【リリアの吐いた名言の主】
実は―――・・・この明言、
戦の勝敗は兵の多寡にあるまじ、ただ・・・将の機知と覇気にあるを知るべし
このことを云ったのは、キリエの母親であり、『大尉・驃騎将軍』であり、≪帝国の双璧≫の“槍”と呼ばれていたあの方。
【ヴェネフィックの二人が並べて使う術式】
それが、別名をして『ヴェクサンシオン』(いやがらせ)といわれるものだという事。
とどのつまり―――兵の屈強さで争うものではなく、かといって智嚢をしてそうするというのでもなく・・・
ただ、相手の精神に負荷がかかるような“嫌がらせ”を主観とおいていたことに、この術の真価が問われていたわけで、
でも、それは心理を衝いたものでもあるので、強ちバカには出来ない・・・と、云ったところ。
【本当に望まなかった援軍】
だって―――その援軍の将が、以前から自分たちが小バカにしてきた あいつ であり、
またイセリアの未来の婿殿でもあるのだから。
―――と、いうか、あの回数をしてギリで合格したのは、まさに『親の七光り』があったればの話し。
【頼り甲斐のない許婚君。】
実を言うと―――当初考えていた ジュヌーン という男は、マコトもって憂国の将であり、
武勇も頭脳も優れた切れ者で、まさにイセリアとのカップルも釣り合いの取れた・・・・はずだったのに、
あんな風になってしまったというのは、準主役級のヤツや準々主役級のやつらが、何もエリート一辺倒では面白味に欠ける―――
と、云う事で、作者の独断と偏見で、ならば『とことんダメ男』というのも一興か・・・と、思い、そうなった経緯がある、なにげに『犠牲者第3号』。w
【到来した“魔将”】
今回のカ・ルマの増援軍は、キュクノスの率いた2千だけ――――
でも、注釈にあるように、彼は“援軍”といった気の利いた事ではなく、寧ろ退屈しのぎに〜・・・で、あることが伺わせられる。
しかも―――彼の到来によって一挙に戦局が変わってくるのには、否めなかった事だろう。
【十聖剣】
ちょっと―――この項は幾分か本筋から離れるのですが・・・
知っておいて損のない、いわゆるところの裏設定です。
実は―――この世には十本の聖剣なるものがありまして、各地各国の武将たち愛用の剣となっているのです。
そこで、この十本が出来た経緯とは、とある方が『至高究極の剣』を作り出すうちに、試行錯誤を重ねて出来上がったのがこの十本なワケ。
では、製作者が創らんとしていた『至高究極』の一本とは・・・?
それが、自身でも携え、後の世(現在)にはタケルが携えているという―――あれ。
つまりは・・・『緋刀・貮蓮』がその頂点にあり・・・以下は―――
@ 緋刀貮蓮
A ジグムンド<クロスクレイモア>
B エクスカリバー
C ロンバルディア
D デュランダル<バスタードソード>
E バルムング<グラディウス>
F イクセリオン<ツヴァイハンダー>
G ファフニール<フランヴェルジュ>
H 丙子椒琳剣(へいししょうりんけん)
I 天叢雲(あまのむらくも)
この剣達が、現在は誰の持ち物であるかを推測してみるのも、また楽しみの一つではなかろうか?
また・・・『聖剣』に優劣などの順序をつけるというのもおかしな話だが、実はこの順序が制作順(下から)となっており、
威力・性能順(上から)ともなっていることは、多いに興味の対象の一つとなりえていると思うものである。
(注;なお―――この剣達の製作者の“姉”の、製作&携えているモノは、この中には含まれていない。)
【他人の恋路】
見ててなんとも云い難いモノがあったのは、もはやいうまでもないだろう。
それにしても、『バカが流行(うつ)る』とはよく表現したものではある。(苦笑)