第六話          ヘンクツ親父

 

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〔ある日の――― ハンター達の控え室にて・・・〕

 

 

ア:ふわぁ〜〜〜〜あ〜〜あ・・・・  いぃ〜〜い天気だねぇ〜〜

  うっかり油断してッと、眠くなっちま・・・・  ふわぁ〜〜〜あ!!

 

 

〔この部屋の、陽当たりのよい窓際で、ほとほと気分の良くなったアダナがあったようです。

 

――――と、そこへ・・・〕

 

 

ヱ:あ・・・いた。

  ちょっと、アダナさん・・・

 

ア:ZZZZ・・・・(すぴ――― すぴ――――)

 

ヱ:(こ・・・っ!こいつわぁ〜〜・・・っ##)

  こっちは、額に汗水流しているッつ〜〜のに・・・・洟(はな)ちょうちんに・・・・おまけに、寝だれですか・・・・

 

  (ふ・・・っ)いい度胸ぢゃ〜〜〜あ―――りませんか?!!#

 

 

〔どうやら・・・アダナ、眠りの誘いには勝てなかったらしく、ヱルムさんの言(ごん)の如く、

ちょっとだらしのない格好で、寝ていたのを見つかってしまい、早速怒りを買ってしまったようです。

 

 

――――が!!? ヱルムさんも然る者、いつもならすぐに『怒りの雷』を落とす――――の、ですが・・・・〕

 

 

ヱ:(フフん―――)あんたがそういう気なら・・・・

 

  ここをこう――――こうして、こう――――(キュッキュッキュ――――)

 

  (ニまァ)(できた・・・・) アダナさぁ〜〜ん、起きて下さいませぇ〜〜ん?(ぽんぽん――!)

 

 

ア:(んが―――・・・)んぁ・・・あぁ――― (・・・・と?)お゛っ?! ヱ・・・ヱルムじゃないか・・・・

  ど、どうしたんだい・・・? わ、私は、寝てなんかしやしないぜ??(あせあせ・・・)

 

ヱ:・・・・そぉ〜〜〜うですよねぇ〜〜?

ま・さ・か、リッチーであるあなたが、こんな ぽかぽか 陽気に負けるはず・・・・ありませんですよねぇ〜〜?!!

 

ア:(ぅぎ――☆)は・・・・はひ。(イッタいとこつきやがるなぁ・・・こいつわ)

  ――――で、一体何の用なんだい?

 

ヱ:それなんですけどもね? ジョカリーヌ様が、私とあなたに―――・・・って。

 

ア:は? ジョカりんが―――かい? (はて―――)なんだろね?

 

ヱ:さァ・・・・行ってみれば分かるんじゃあないの??

ア:・・・・それも、そうだな。

ンじゃ、ちょッくら退屈しのぎに行ってみるか。

 

 

〔――――と、こういういきさつで、奥の院のほうへ向かうこととなるのですが・・・・

アダナ、ヱルムに、“顔に何かされたままで”そこに向かうことになるので、当の然―――・・・・〕

 

 

ハ:(ぷっ―――! ・・・・くすくすくす)

ハ:(くっくっくっ・・・・)

ハ:(やだ――― 何?あれ―――)

 

 

ア:・・・・なぁ――― ヱルム?

ヱ:はい、なんでしょ。

 

ア:なんかさぁ――― 私とすれ違う奴等・・・私の方を見るたんびに、ニヤけついたり、吹いたりしてるように、感じるんだけど?

ヱ:さぁ〜〜なんのことやら・・・(しれ) 気のせいですよ。

 

ア:そうかなぁ――――  ・・・・おかしいなぁ――――

 

 

〔嘲笑を買ってしまっている有様・・・なのですが――――

いかんせん、当のヱルムさんが、アダナに聞かれても、『何の事やら』で返してしまっているので・・・

以前、自分の身に起こっている事を知らないで、奥の院に到着してしまったのです。

 

そして―――〕

 

 

ア:お〜〜〜い、来ったぜ、ジョカりん。

ヱ:・・・・・。(黙秘)

 

エ:あっ、アダナさ―――・・・・(うっぷ!)

キ:(プ・・・・ぷぷぷ・・・)(ふるふる)

 

ジ:おぉ―――待ちかねましたぞ、長老殿に、アル・・・・な、なんじゃ?アルディナ、その顔は?!!

 

ア:ヘッ?どうかしたん? 私の顔――――

 

エ:(ど・・・どうかしたも、何も・・・・)(んっぷ・・・)

キ:(ひッ・・・ひっひっ――――)

ヱ:(にゃそ)

 

 

ア:な―――・・・なあ、エリア??

エ:(こ―――こっち向かないで下さい! 今・・・私・・・こらえるのに必死なんですから!!)(ぷるぷるぷる)

 

ア:お――――おい、キリエ??

キ:(なぁんて顔――― 私を・・・私を笑らわかそうと?

  で、でも―――そんな間抜けな顔で、しかも真顔で迫られたら―――― げ、限界だわ―――!!)(ぶるぶるぶる)

 

ア:(あ、あれ―――??) ちょ、ちょっ――― ヱルム????(おたおた)

ヱ:(この人――― こぉんなにもうろたえちゃって♪

  普段のこの人の事を考えると、そのギャップがまた・・・・見ものですわね♪)(にたにた)

 

ア:(え゛――――ぇえ?!!)ジ・・・ジョカりん????(おろおろ)

ジ:のぅ・・・アルディナよ、そなた――― 何かの儀式で、そのような化粧を施しておるのではないのか?

 

 

ア:はい―――? へっ―――?? 私・・・が、化粧??

  な、何かの間違いじゃあないのかい?? 第一私は、そんなの――――・・・

 

ジ:なれば、今一度、おのれの顔を、よぅ見られるがよい。

 

ア:あ―――・・・は、はい。

ヱ:はい、鏡―――。(ぽん―――!)

 

ア:あぁ、すまないね・・・・。

 

 

〔そこにいたのは、ギルドの御ン体でもある、ジョカリーヌ様と、新たにここに通う事になった、『紅焔』のキリエちゃん、

そして、以前よりここに通っている、エリアちゃんの、計三人がいたのです。

 

そこへ――― 居眠りぶっこいている間に、ヱルムさんに何かをされたアダナが来てしまったわけで―――・・・

 

すると、やはり、予想通り、アダナの顔を見てふいてしまう一同が・・・・

 

そこで、どうして自分の顔を見て笑うものか・・・・と、そこにいた連中に聞いてはみるのですが・・・・

それは、説明するまでもなく、今、口を開いたなら、確実に“笑い”しか出ない・・・

それゆえか、皆口をつぐんだまま、耐えに耐えていたようです。

 

しかし――― それでは悪いと思ったのか、ジョカリーヌ様が、アダナが傷つかないように、

『何かの儀式の―――・・・・』

――――・・・とは。

 

そこで、思い切って、ヱルムから手渡された、鏡の中の自分の顔を覗き込むアダナ・・・・

 

すると―――?〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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