第七話 学院の失墜・・・―――
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――――とある日・・・・
ヱ:はあぁ〜〜・・・・困ったもんだわ・・・
〔い、いきなりため息混じり・・・・からデスか。(^^;;)(だ・・・ダークな展開だこと・・・(― ―;;)
では、どうして、ギルドの長老である、ヱルムさんがこうなのか―――・・・・と、いうと。
ここのところ急激に増えた、魔物達の跋扈に対し、まさにそれに反比例するかのような、ハンター達の質の低下・・・・
これには、長老様ならずとも―――・・・ではあるようですが、この組織の頂点に据え置かれている者の胸中は、穏やかならず―――・・・
と、言ったところのようです。〕
ヱ:(んん゛〜〜〜む゛〜〜ん・・・)
しかし・・・・どうして、こんなにも、質が落ちてしまったのかしら・・・?
〔そう――― 壱の疑問は、ここにあったのです。
自分達が、ハンターの頃は、最盛期―――― とまでは行かなかったものの、そこそこは出来ていたのに・・・
今の時分は、相当に出来が悪かったのです。
――――と、そんなところへ・・・・?〕
ア:おぉ―――ゥい、ちょっくら邪魔するぜ・・・・ッと!
ヱ:あ・・・・アダナさん・・・。
ア:ういしょ―――うぃしょ―――・・・
〔どうやら、アダナが、前もって指示されていた資料を集めてきて、ここでまとめているようです。
そんな彼女を見つめ、ふと―――― 長老であるヱルムが思ったことには・・・・〕
ヱ:(・・・・・あっ!そうだ!!)
ねぇ・・・・アダナさん?
ア:ぅん?どうしたんだ・・・・ヱルム。
ヱ:ちょっと、お願いがあるのだけれど・・・・いい?
ア:あぁ・・・・構わないよ、で、なんだい?
ヱ:(うふ♡)ありがと・・・実はね?
〔ここでヱルムさん、アダナに対し、何か―――・・・を、お願いしたようなのですが・・・・〕
ア:え゛え゛〜〜〜っ?! い・・・いやだよ・・・・そんなん。
ヱ:そんなこといわずに・・・・ね? ね?? ね???
ア:(う゛〜〜っ・・・) でも――――っ・・・・さぁ〜〜〜私、そんな柄ぢゃないしィ・・・・
ヱ:“そんな柄”・・・って、それじゃ私はど―――なるのよ!
そんな“柄”でもないのに、ここの長老やってんですよ!!? ねっ?!お願いだから、そこをなんとか・・・・
ア:おめ―――は、柄じゃあないっつ――けどもなぁ、大体お前・・・・私らんときの『主席』だったぢゃん。
私なんか、ケツから数えたほうが早かったんだせ??
ヱ:でも―――・・・・そのワリには、よくモノを識っているじゃありませんか・・・
ア:ああ゛〜そんなん トリビア だよ、トリビア。
“雑学”には興味あってもさぁ、教科書どおりのオベンキョ―――なんて・・・・あ゛あ゛〜〜考えただけでも、頭ァ イタくなってきたよ゛。
ヱ:(はぁ゛〜〜・・・) し、しょおでしか・・・・(がっくり)
〔どうやら・・・アダナへの説得工作は失敗に終わってしまったようです。
でも――― その前に、ヱルムさんは、彼女にナニをお願いしたのでしょう??〕
ヱ:(う゛う゛〜〜ん・・・) ま・・・ますます困りましたわね・・・
ア:それよりもさぁ―――・・・私に頼み込むくらい・・・って、そんなに程度低いの?
ヱ:・・・・・・。(はぁ゛〜〜〜・・・)
ア:(おろ・・・)ど・・・・どったの? ヱルム・・・・
ヱ:実は・・・・ですね、この前に、あそこに視察に行ったのですよ・・・・
ア:(はァン・・・・)お前一人・・・・で?
ヱ:ええ――― そしたら、どうだったと思います―――?
ア:(さ・・・さっきの暗そ――なタメ息といい・・・・) よろしく・・・なかったんか?
ヱ:ええ、とっても。
講師の方々もそうだったんですが・・・・真面目に聞いてるの―――って、一握りいればまだいいほうで―――・・・・
ア:で・・・でも、私らん時でも、そんなの・・・・・
ヱ:でぇも、講義の邪魔までしなかったでしょ?
ア:あ・・・・・は、はい。
ヱ:あんたのよ〜〜に? 講義中に『早弁』『大イビキで寝る』っていうのは、まだほんの序の口・・・・
ア:(ぅ゛ぃ・・・・)(←思い出したくない記憶らしい・・・^^;)
ヱ:それが・・・・この頃では、平気で席を立ったり―――? いっきなり暴れだす輩もいたりして・・・・
ア:(おっ?)そんなに進んでんの―――?
ヱ:はあ゛?# なんですってぇ?#
ア:―――・・・っと、悪ぃ悪ぃ、冗談よ、ジョ〜〜〜だん。
ヱ:(ん、もぅ・・・・) はぁ〜〜〜あ! あれでは、ハンター達の質が落ちるのも、無理ないのよねぇ〜〜・・・・
〔そう・・・ギルドの長老職に納まっているヱルムさん、このままでは、この組織の権威も地に堕ちてしまうものと思い、
抜き打ちで、単身にて、魔導学院へ視察に出向いたようなのです。
そして・・・そこで見たものとは――――
文字通りの、
『学院の権威の失墜』
自分達が生徒であった頃は・・・・『講師』とは、尊敬と畏怖の対象であったのに対し、
今は、平気で講師達に喰って掛かる、荒くれ共ばかりだったのです。
(が・・・学級・・・ではなくて、学校崩壊・・・・ですか?!!)
そこで思い立ったのが、講師陣の刷新。
その中に、アダナを組み込ませよう――――と、したのですが、体よく断られてしまったのです。〕
ア:だったらさぁ―――― また、ジョカりんにでも頼めば?
あの人・・・・って、確か、あそこの学長も勤めてた――――って言うぢゃん。
ヱ:あっ、そっか・・・・それもそうよ・・・ね。
〔しかし――― アダナのほうも、ただ断っただけでは、さすがに悪いと思い、一人を推挙する事としたのです。
それは・・・以前、学院の『学長』も勤めていたという、ジョカリーヌ様の存在。
これには、いい提案をしてくれたもの・・・と、思い、ヱルムはアダナと一緒に、ジョカリーヌ様のいる、西の洞窟へと足を運んだようです。
すると――――そこには・・・・〕