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ア:それよりさぁ――― “粗相”・・・って、ナニをやらかしたんだ??

 

キ:え?えぇ――― それは、ここに来る時にですね、美味しそうな木の実が成っていたのを、偶然に見つけまして―――

  それで、これから、ジョカリーヌさんのところに行くのに、手ブラで行くのはまずかろうと思い、それを取ろうとしたんですの。

 

ヱ:は―――・・・そうなの・・・。(思考・・・と、しては、まとも―――よねぇ?)

 

へ:(は・・・ァ・・・)だから・・・私は、止めといたほうがいい―――って言ったのに・・・

 

ア:あん?? ど――ゅう意味?それ・・・

へ:え?えぇ――― じ、実はそれには、続きがございまして―――・・・(なはは・・・)

 

キ:(てへ♡)まぁ・・・その時、木の実を取った〜まではよかったんですけど―――・・・

  問題は、その木から降りる時に、小枝にスカートを引っ掛けちゃいまして――――破けちゃったんですの・・・

 

ア:はぁ〜〜―――ん・・・

ヱ:ふぅん・・・成る程・・・・

 

キ:おパンツまで――――・・・

 

ヱ:ぶっ!≧(゜ε゜ll)

ア:(あんぐり・・・)(゜ロ゜ll;;)

エ:(なぁにやってんだか・・・このバカは・・・)(―w―;;)

 

 

〔そう・・・どうして、キリエちゃんが、こんな格好で―――・・・しかも、腰をくねらせながら、踊り狂って―――・・・

って、これはちょいと違いますね。

 

ま、まあ、そんなあられもない事になっていたか―――と、いうのが判明したのです。

 

 

ところで――― その一方、ここの主のジョカリーヌ様は??

この会話には、ぜんぜん参加してはいませんでしたよねぇ―――?〕

 

 

ジ:(ちくちくちくちく〜〜〜〜―――――・・・つぃィ―――――――プツッ・・・・)

  さ―――・・・縫い終わりましたぞ? 今度からは、気をつけなさるように――――な?

 

キ:はい、ありがとうございます。

ヱ:どうもすみません、ジョカリーヌ様――― うちのが、とんだ手間を掛けまして・・・・

 

ジ:ハハ―――― いや、なに、そう気遣われて下されずとも―――・・・これも、妾が好きで、やらせてもらっておる事ですからな?

 

ヱ:はぁ―――・・・どうも・・・

 

キ:それにしても・・・・イヤですわぁ、ヱルム様ったら―――・・・(もじりん♡)

ヱ:はぁ? なにが・・・・ですか?

 

キ:私の事を・・・・“うちの〜”・・・だ、なんて・・・・

  私とヱルム様の、いちゃいちゃで、ラブラヴなカンケ――――――――がっ??!

ごっ―――・・・・・                                   すんっ―――!☆

 

ヱ:(―W―##)

キ:ぐゥ・・・・な、ないす・キック――――☆

 

ア:(ぱんちぢゃね〜〜かよ・・・・今の・・・・)

へ:(なんでだろ―――?)

 

グ:まぁ――――そう、気を落とすではないぞ・・・

へ:で・・・・でも、そうはいいましてもですねぇ〜〜・・・副団長・・・・

 

 

〔そう―――! この時、ジョカリーヌ様は、キリエちゃんの破れたスカートと、おパンツまでを、縫って繕ってあげていたのです。

(これこの通り・・・この方は、料理・お裁縫なんでもござれ―――! なのです。)

 

そして、その事に対し、謝意の礼を尽くすヱルムさんなのですが―――・・・・

黙っていれば良きようなものを、キリエちゃん、またいらない一言を漏らして、きっついのを頂いたようです。〕

 

 

ア:はぁ〜〜・・・しっかし、あいつもまァ・・・・懲りねぇもんだよなあ?

チリ・・・・・

  ん―――・・・??(くん・・・くんくん) そういえば・・・・なんか焦げ臭くないかい?ここ―――・・・

 

へ:は?(・・・・くん) い、言われてみれば―――・・・(って)ああっ! アルディナさんっ!あなたの――――!!

 

ア:ヘっ?!(チリ―――・・・チリチリ〜) うを゛っ!!? か・・・髪、燃えてんぢゃあねぇ〜〜の゛よ゛!!?

 

ヱ:(し―――しかし・・・そうなるまで、気付かないってのも・・・・)

 

ア:ふ――――っ!ふ〜〜〜―――――っ!!

し・・・しかし、なんだって、こんな火の気のないところで・・・・火があ??

 

 

エ:(ぶつぶつぶつ――――・・・・・)

 

 

〔こんな友人を気の毒に思い、心配してあげるアダナ――――・・・・なので・す・が!?

そんな彼女の身に、ちょっとした異変が・・・・

 

どうやら、彼女の髪の毛が燃えてしまったようなのです・・・・が?!

全くといっていいほど火の気のないここで、どうして??

 

そのわけは―――

 

アダナの身に降りかかった災難も、災難――――なのですけれども――――

実は、このとき、在る人物の変貌ぶりに、ヘカテさんが気付いてしまったのです。

 

では・・・・その、“ある人物”とは―――・・・?〕

 

 

へ:はァ・・・全く・・・何がどうなっているんだか・・・・

  ねぇ、ゲイ―――――(びっくぅ――!)

 

  は・・・・あ・・・・あ゛あ゛・・・・・

 

 

エ:(ぶつぶつぶつ――――・・・・・)(ゆらぁ〜〜・・・)

 

ア:ありゃ?どったの―――― ヘカテちゃん・・・?

へ:(はっ――!!)あぁ・・・い、いけません!いけません!! 今のあの方を見てしまわれては―――!!!

 

ア:(は??) エリアが―――― どうかした・・・・・ほお゛っ!!?

 

 

〔なんと、その人物とは、ご多分に漏れず、彼等を束ねる者でもある、エリアちゃんだったのです。

 

でも? ヘカテとアダナが、彼女を見た時には、そう滅多と他人には見せない、怒りの表情で・・・しかも、ナニやら ぶつぶつ と言っていたご様子・・・

(しかも?この時、彼女の側で、空間の揺らぎが確認されていた・・・・ようなのですが・・・・ひょっとして?もしかして???)

 

では、その時・・・・彼女が何を言っていたのか――――と、言いますと?〕

 

 

エ:許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん・・・・・・##

 

ゆらぁ〜〜り・・・

 

へ:あっ・・・・あのぉ〜〜〜・・・げ、猊下??

 

エ:あぁ〜〜ら・・・どうかなさいまして?ヘルネリア・・・・・(▼ブ▼##)

 

へ:(ぞ・・・くっ)あ・・・っ、あのぉぉ〜〜・・・げっ・・・げっ・・・げ・げ・・・・・ゲイフォルグが・・・出かかってるんですけれども・・・・

 

エ:ふぅ〜〜――――ん・・・・ゲイフォルグが・・・・それはまた、都合のよきことDEATHよねぇ〜〜?

 

へ:(やっ―――! やばいぃ〜、この方の今の表情・・・・殺(や)ル気満々だあぁ〜〜〜!!)

ア:あ・・・あの・・・ちょいと?ヘカテちゃん?? エリアのヤツ・・・一体どーなっちゃって???

 

へ:あっ――――ああ・・・いや、その・・・なんと申しましょうか・・・これには非常に深い理由が・・・

 

 

エ:あんのぉ〜〜――! おバカ・・・・あいつ一人のせいで、どれだけ私達の品行方正が疑われだしているか―――・・・

  思い知らせてくれますわ゛――――!!##

 

グ:むゥ―――― これは、まづいな・・・・

へ:副団長ぉぉ〜〜〜・・・・(少しは動じて下さいよぉぉ〜〜)

 

 

〔一体ナニが、紅焔の一人である、へカテさんをおびえさせたのか――――って・・・

普段が普段、淑やかで、大人し過ぎる嫌いのある自分の主上が、キレてしまった時が一番に怖かったようで・・・・

(し・か・も、エリアの怒りに呼応するかのように、あのゲイフォルグまで、出てこようとしてますし・・・・ね)

 

もはやこれは、絶体絶命の危機――――!?  と、そう思われた時・・・・〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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