第八話 行為ノ代償
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〔ここは――― フレンス・ブルグより北東に位置する場所――――
そして、ここには、以前にも語られたように、とある者の“居城”が存在(あ)るのです。
そう―――・・・現在のギルドの長が、そうであるように、
吸血鬼=ヴァンパイア
の、城が・・・
その、かの地の名は、
ペトロ・グラード
そして――― 今、ここに、思い出すのにも、はばかられる者達が、現在の城主を抱きこむための折衝をするために、
この城へと赴いていたのです。
では、その者達とは―――・・・
かつて――― この城主に篭絡され、心身ともにその城主と、同種になってしまった・・・
現ギルド長老
ヱルム=ド=エステバス
と・・・
やはり、この城主の策にはまり、その当時からして、親友でもあった現長老と、命を賭して戦わねばならなかった・・・・
ギルド・ハンター
アルディナ=フォン=ガラティーナ
・・・。
この・・・・二名と、その他諸々の面々が、血なまぐさい思い出のあるこの城で、何をなそう・・・・と、いうのでしょうか。〕
ア:(チッ・・・)なんともまぁ・・・・思い出したくもないようなことをベラベラと―――・・・
ヱ:アダナさん・・・もう、音声入ってるわよ。(ボソ)
ア:おっ・・・・と、そうか・・・・。(ボソ)
(ふう・・・)いつ見ても・・・・気味の悪い城・・・・だよな。
ヱ:ええ・・・・でも、今はあの人を説き伏せるのが、私達の第一使命。
たとえ、この身がどんなに蔑(さげす)まれようとも、この任務だけは、果たせておかねばならないこと・・・・
そう―――明日のギルドのためにも―――!!
ア:ヱ・・・ヱルム!!
ジ:(お強う・・・なられたのう、ヱルミナール殿・・・。)
エ:(ヱルムさん、頑張って下さい!)
〔・・・・と、吐いたセリフも、中々に決まった〜〜ところ・・・・の、ようです・・・・
と――――ところがぁ??〕
キ:しっかし・・・ナニよねぇ〜〜?
名だたるキャラを捕まえといて、“その他諸々・・・”で括るなんて・・・・心外ですわぁ?!
エ:(ぅぐ・・・)
ジ:・・・・・。
ヱ:(ヒク)
ア:(あ゛〜〜ぁ゛・・・・)
キ:しかも、大体ねぇ・・・・(つんつん)
ナニよ、ヘルネリア。
ヘ:あの・・・団長、もう本番に入ってるんですけど・・・・
キ:・・・・分かってるわよ、そんなこと。
でもね、私は、あの二人以外を“エキストラ”で括るのは おかしい と言ってるだけなの。
へ:(う゛〜〜・・・むむぅ・・・)た、確かに・・・それはそうですが・・・
ゼ:だけどもよう、今回はあの二人がメインの他は、ここの城主のカミイラって人が・・・
キ:お黙りなさい・・・・ゼクスちゃんっ!!
ゼ:(んが・・・)ひ・・・ひでぇ言い方すんなよな?! おい・・・おっさんも何とか言ってやってくれよ!!
グ:・・・・・是非もない事だ。
ぜ:は・・・はあぁ゛?! な・・・なんでぇなんでぇ! 皆して、寄ってたかってオレを・・・(ぐしっ)
へ:(ゼクス・・・)あの、団長も副団長も、言いすぎだと思います!
そりゃ、確かにドジ踏んで、違う器に入ってしまったのは、仕方のないことですけれど・・・・
ゼクスも、立派な騎士団の団員なんですよ?!
キ:(ピク)ヘルネリア・・・あなたも、手ぬるい事を言ってないで、はっきし言ってやんなさいよ・・・そこのオバカに!!
しっかりと、手順さえ踏まえていれば、私達のように完全な容姿(かたち)で復活できたものを・・・
それが・・・・(はンっ!)とんだ恥ッさらしですわッ!!
ゼ:ひ・・・(クラ)ひでぇよ・・・(クラクラ)そんなひでぇ言い方って、あるかよ??(サメザメ)
へ:ああっ・・・ゼクス! だ・・・団長!!
キ:(フンっ―――)そうやって、互いの傷の舐めあいでもしてればいいんだわ・・・・(つんっ)
ア:な・・・なんだか、あっちはあっちで、凄まじい事になってきてやがんなぁ・・・。
エ:(あの阿呆は・・・)何も、こんなところで、バッシングのしホーダイしなくてもいいものを・・・・
アダナ様、ちょっと待ってて下さいね。
ア:え゛っ?! あ・・・ああ。