第一講               ギルド    ―――その始まり―――


<いち>


(ここはとある町、その一角に佇んでいる、雑居ビルがある。その・・・・、3F辺りの看板にこう記されている。

 

“何でも引き受けます”『総合商社』梶\―ギルド――

 

そして、そのビルの前に・・・、年の頃は20歳前後だろうか・・・? 服装は和服、身分卑しくなく、顔立ちの整った麗しき女性が現れる・・・。

その彼女の手にはなにやら紹介状らしきものを携えているようだが・・・・?)

 

阿:(ふぅ・・・・)ここね? 『ギルド』・・・って、

  あの方の紹介だから、もう少し立派なところと思っていましたのに・・・。ま、いいわね?そんな事・・・。

カン、カン、カン、カン、カン・・・・・    コッ・・・          

  コンコン!

 

阿:もしもし、ごめんくださいまし! あの・・・・、どなたかいらっしゃいませんか・・?!

  へんねぇ・・・(ガチャ・・・) あら? 開いてるわ?  (キィ・・・)

  あの・・・失礼します・・・。

 

  はぁ? 何・・・これ・・・、こっ・・・ここが・・・・ひょっとして・・・・。

  ・・って、こ、これって、まるで物置小屋じゃないのよ!!

  書類は乱雑になってますし・・・、資料の方も・・・・!

  それに・・・、これは、ひょっとすると・・・・、一ヶ月も掃除なんかされてないの?

  全くもぅ・・・、第一ここの人はどこに行ったのです? 鍵もかけないで・・・、今来たのがわたくしだから良かったようなものの・・・・

  大切なものも保管されてるでしょうに・・・。

  仕方ないわね・・・。(はぁ・・・)

 

(そして、それから小一時間が過ぎた頃、その場所に、一人の男が現れる。 どうやら、この男がここの代表のようである)
男:さて・・・・と、飯も食ったことだし・・・(シーシー、チッチッ・・・・)     
(ガチャ・・・・)

あれ? ひょ〜っとすると、ワシ・・って鍵掛けんの忘れたっけか? (-フ-ll;;)

  まっ、いいや・・・、どうせ盗られるようなもんなんてないんだし・・・。

  

  ・・・って、アレ? っかしぃなぁ・・・・階、間違えたか? ここってそんなにキレイじゃなかった筈なのに・・・?

(と、ここでその男、入り口のドアを開けて確認する・・・。)

男:あら・・・・やっぱここで間違いねぃや・・・。

  っかしぃなぁ・・・・、物盗りならもっと荒らしてくはずなんだが・・・・。


(と、ここで、奥の方から姉さん被りをした女性が現れる)


阿:ふぅ・・・、これで大体は片付きましたわね・・・。

  あら? あなた・・・、どちら様で・・・? ひょっとしてここの関係者の方?
男:あ・・・・、そうだけど、オバちゃん誰? どこの掃除会社から派遣されてきたの?

阿:(お・・・オバ・・・#)
  しっ! 失礼な! わたくしこう見えてもまだ2
(自主規制(-フ-ll;;)ですのよっ! 折角とある方から紹介受けてきましたのに・・・、

  それに、ここも乱雑になってましたからきちんと整理してましたのにねぇ! ひっじょ〜うに不愉快ですわっ!

 

  帰らせて頂きますっ!


男:え・・・? ひ、ひょっとして、今日からここで働いてくれる人なのなの? あ・・・っ! これはとんだ失礼を、どうも申し訳ない、ごめんくさい・・・

ま、ま、ま・・・こちらに掛けて、お茶でもいれまひょ・・・

  あ、そいから、ワシ、ステラバスターといいますけん、これからもどぞヨロシク!

阿:(あ・・・あらら・・・あららら・・・・)
  ふぅ・・・、あなた、ステラバスターさん・・っておっしゃるの? 随分とまぁ、調子がよろしいんですのね? (あの方とは大違いだわ?)
  それより・・・・、ここの代表の方はどうしたのです? まだ、お見えになられてないの?
ス:へっ? 代表・・・って、一応ワシだけど・・・。
阿:はぁ?! じ・・・じゃあ・・・従業員の方は・・・?
ス:ふっふっふ・・・・・聞いて驚くなかれ・・・なんと、ちみが従業員第一号なのた〜っ!!

パーフ・パーフ・ドン・ドン・ドン!!

阿:い゛っ!な・・・・・・
 
のぅわ〜んですってぃえ〜〜!!

ガ〜〜〜〜ン!!(゚口゜ll;;)

ス:あっ!それよりさぁ・・・、誰の紹介受けて来たの?
阿:(はぁ・・・・・)これでふ・・・・
(かな〜り力なく紹介状を差し出す・・・(^^;;)
ス:ふ〜ん・・・どれどれ?♪ (あ・・・っ! こっ・・・これは!!) ・・・、なんだ、こんなヤツからの紹介かよ・・・。
阿:こ・・・、こんなヤツとは・・・無礼なっ! この方ほど、弱者の痛みを知られる方は、他には居りませんっ!
ス:ふん・・・、どーだかねぃ・・・、そりゃ、ひょっとすっと、自分の本性ばれるの怖くて、そういう仮面被ってるだけかもよ?
阿:ク・・・っ! ますますもって無礼なっ・・・! その方
“杜下 驍”様は、あなたみたいな方とは違って大変立派な方ですっ!
ス:ふぅ〜〜ん・・・、なんだか、随分と、見て来たような事を云うもんだねぇ・・。
  あんな世間知らずの、ぬくぬくとした所で育ってきたボンボンの肩を持つなんてさぁ!?

  そいや・・・、ちみの名をまだ聞いてなかったねぇ?

阿:わたくしの名は・・・
『柾木阿恵華』ですっ!
ス:はぁ・・・ん、どおりで・・・、ヤツとよく似たような、余程楽な生活送ってきたお姫さん育ちの・・・(フフン・・・)
  んで、どうすんの、ヤルの? ヤラないの?
阿:こ・・・この卑劣漢! わたくしだけならまだしも・・・、あの方のことを悪く言うなんて・・・!!
  いいでしょう、ヤラさせて頂きます。
  ですが、今後一切あなたのご指示は仰ぎませんので、悪しからず!
ス:ま、せいぜい頑張んなさい、“おひぃさん”!(ケケケ・・・)

 

 

 


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