第陸講 大・大・大逆転!!
<壱>
(さて、前回より・・・お互いの体の中身(早い話、人格とか・・・)が入れ替わってしまったおひぃさんと、ステラ。
お互いの生活サイクルが違ってくる・・・と、言うのはお約束。
日頃は時間通りには、ギルドには姿を現さないステラでも、このときばかりは、仕方がなかったようで、
そして婀陀那さんと、F製薬会社の取締役との会合に、望んだようなのであります。
その一方・・・・もう一人の被害者(被害者・・・(^^;;)は・・・・というと?)
ス:は・・・・ぁ・・・、何で・・・なんで、わたくしがこの人の体に・・・・。
あ、悪夢だわ・・・ほっぺたつねってみれば・・・(ぎゅうぅぅ・・・)
いぃったぁ〜〜い・・・、ほ、ホントなんですのね。(ぐっすし)
(どうやら、ようやく現実を見つめたようでっす。(^フ^゛)
ス:(はぁ〜〜)に、しても・・・時計、始業時間とっくに過ぎてますわね。 どうしよ・・・・サボろうかしら?
・
・・って、ようく考えたら、この人いつも出てくるの遅かったんですわよね・・・。
じゃあ、いつ行っても問題ないのよね。 (ヤレヤレ)頭がこんがらかって、おかしくなりそうですわ・・・。
ご飯でも作りましょ。
(なんとまぁ・・・ステラ(おひぃ)最悪サボりまで考えたのですが。
この男の行動パターンからして、遅刻というのは日常茶飯事なので、いつ行ってもOK!という・・・・
と、まぁそういう諦めも半ば入って、朝食の準備をするんですが・・・?)
ス:で・・・でえぇッ?!ご・・・ご飯が・・・(炊けて)ないッ?! しっ・・・しかも、炊飯器がないなんて・・・。
(どうしよ・・・)冷蔵庫に何かないかしら・・・。
(なんと、この男の台所には、炊飯ジャーらしきものはないようなのですが?(すると、どうやって日頃の米を炊いてんの???)
それはまぁともかくとして、腹がへっては戦が出来ないので、冷蔵庫の中を物色するステラ(おひぃ)。)
ガ・バ・・・・・
ス:(はあぁぁ・・・)す、すごい・・・・食材の買い置き。 お肉やお魚は言うに及ばず、野菜がその大半を占めているだ・・・なんて。
って、見とれているばやいではございませんの事ね・・・。 とりあえずは、これとこれを・・・・。
(とるものもとりあえず、食べれるものを物色し、さぁ食卓へ!!)
ス:(・・・・っで) パンにバターにコーヒーでしか・・・どうなってしまうんでしょ、あたくち・・・。(はぐ)
(どうやらステラ(おひぃ)ご不満のようで、というのも、それもそのはず。
元々おひぃさんは、いつもの“和”の装いからも分かるように、朝はきっちりと『ご飯食』と決めているからなのです。
それが・・・『パン食』になってしまうとは、思ってもいなかったみたいでして・・・・)
ス:(はぁ・・・)それにしても、以前にここに来させていただいた折には、気付きませんでしたが・・・・
この人がこんなにも不便な暮らしをしていた・・・だなんて。
(そう、おひぃさんは以前、ステラの看護をしにきたときに、このアパートに立ち寄った事があったのですが。
その時は『看護をするだけ』で、頭が一杯だったようで、周りの事に気を配る事が出来ていなかったようなのです。)
ス:しかも・・・よく見たら、ここあの時より散らかってません? それに洗濯の方も、脱いだら脱ぎっぱなし、だなんて・・・。
(ふぅ・・・)男所帯って、こんなものなのかしらねぇ・・・。
(そ〜〜う!男・・・って、そんなもんなのよ!!(笑)
に、しても以前来た時分には、ちゃんと片付けたはずなのに、今度はそれ以上に散雑させちゃって、
シブシブながらも、部屋のお片づけをするステラ(おひぃ)。
そして・・・・約50分後・・・)
ス:ふぅ!何とか終わり! さてと、着替えをしてギルドへ参りましょうかね。
(テキパキとお掃除をこなす辺り・・・・さすがわ女性。 ・・・・って、いや・・・まあ、ねぇ・・・。(^^;;)
そして、(うやむやのうちに・・・(―フ―;;) 着替えを済ませて、ギルドへ行くようなんでス・・・・・が。
おひぃさん・・・・気付いてまへん?あんた、今 男の体なんでっせ?そんなん勢いよくパンツずりおろしちゃ・・・・)
ず る・・・・・
ス:(ん? あ・・・) け・・・ケッコーご立派なものをもっていラッサるんですわね?(//。//)
・
・・・って、あ、あたくし・・・ったら・・・。(///。///)゛
(てっきり 男 のを見て驚くのかと思いきや! 見とれてどないすんですかッ!あーたは!!(^フ^゛)
はあ・・・・まあ、どうでもええですわ(ホンマに)。
ってな事で、着替えも一通り済んで、ギルドへ向かったわけなんですが、その途中の畑で一人の老人に引き止められるステラ(おひぃ)ありき。)
爺:おんや、アンちゃん、遅かったでねぇ? どーしてたんだい、今まで。
ス:はぁ?わた・・・ワシですかぁ?
爺:あんた以外に誰がおるんね。
ス:はぁ・・・・でも、遅いといっても・・・・これでもまだ早いくらいで・・・・。
爺:早い?! いつもはワシらより先に来て、畑の雑草取りやら、畔(あぜ)のゴミやら拾いよる人が・・・。
ス:は・・・?へ??? (な・・・っ、何で・・・すってぇ??)
(そう、そこで知った意外な真実とは、日頃遅くギルドに来るのは、単なる寝坊とかではなく、こういうことをしていたから・・・だというのです。)
爺:今日もはァ・・・・あんたから畑に肥やしをやる・・・っちゅーんで、こっちも待っとったんじゃがのう。
ス:は・・・・はぁ・・・それはどうも・・・済みません。 すっかり忘れとりまして・・・・。
爺:まあ、日頃きっちりとしとる、あんたからは考えられんこってじゃが・・・・ワシらも何かと世話んなッとるでのう。
あんたでよけりゃ、手伝うてもかまわんよ。
ス:(えぇ・・・っ・・・) あ・・・ありがとう、で、ではお言葉に甘えさせて・・・・
爺:はは、気にせんでもええよ。 そんなにかしこまらんでも。 ほじゃ、やりましょうかいの?
ス:・・・・・・・・・。
(ここで知った意外な事実、その二。 なんと、人望も厚いようですが??
まあ、とにもかくにも、ステラ(おひぃ)なれない畑仕事に初挑戦です。)