第捌講 ひっくり返って、もんどりうって、大逆転!!!
<壱>
〔さてもさても、騒がしいのはお外で鳴いてるセミの類だけか・・・と思いきや、この街にある『ビッグ3』の三人、
柾木阿恵華 森野婀陀那 杜下驍
の人格がそっくりそのまま変わってしまったという、前代未聞の一大事が起こってしまったのであ〜りまする。
それではこの一大事、この世界の頂神様 女禍 のイタズラか・・・・と思いきや、実はそうではなかったようなのです。(前回のセリフ参照の事(^^;;)
では・・・・誰が一体?何のために・・・?
と、言う事で今回のお話にとつにゅ〜というわけで・・・・。〕
(前回の続きより・・・ひょんな事から、入れ替わってしまった婀陀那とステラ。
互いに今自分達の身に起こっている事を、他の皆に気取られてはなるまいと、芝居(?)を続けているのではありますが・・・
約一名は、どうにもごまかしきれてはいなかったようです。
でも、お仕事のほうをおろそかにしているわけにも行かず、婀陀那さんはその日に予定されていた、ある取引をするために、
今は自分の姿をしているステラを伴って、とあるところへいくようです。(前回のお話はここまで・・・・)
そして、二人して向かったところ・・・・とは?(ここからが今回)
お:さ、着きましたわよ。
婀:(ほ・・・・)ほぉあ〜〜! こっ、ここは『みろく堂』じゃあねえですか!!
古伊万里、古九谷は言うに及ばず・・・信楽や備前までありとあらゆる陶器があるって言う・・・・。
ひ、ひょっとして今回の取引先・・・って、ここの事?婀陀那っちぃ。
お:ふふふふ・・・・驚くのはまだ早いですぞ。 おっ・・・と、早速きおったな・・・・では、一つ頼みますぞ。
婀:へっ???!何・・・が?
(そう、その場所とは、『みろく堂』と呼ばれる、骨董品を扱うお店。 婀陀那(ステラ)が言ったように、ありとあらゆる骨董が軒を連ねるところでもあるのですが・・・・
ちょっとそこは、庶民には手が届かない高級なものばかりなのでありまして・・・・(でも、彼らは、まぁ・・・ねぇ?(^^;;)
そして、そうこうしてるうちに、ここのお店の代表者(女性)が姿を現したようですが・・・・)
代:あっらぁ〜〜婀陀那ァ!久しぶりじゃあないの!!
婀:えっ?へっ??・・・って、久しぶりというても・・・わ・・・・妾はそなたと初対め・・・・
ふ み つ け !
婀:ぎゃあぁぁぁ?!
代:えっ???
お:お・・・っ、おほほほほほほほほほ・・・・・ち、ちょいと失礼・・・・
婀:いったぁ〜〜、何も全体重かかとにかけて踏みつけるこたぁないぢゃないの・・・・婀陀那っちぃ。(いちちち・・・・)
お:ま、まあ・・・お主に先に言っておらなかった、妾にも非はあるのじゃがな。
あの者・・・・実はですなぁ、近頃ここの代表に納まった 高科京子(たかしなきょうこ) というて、妾の親友なのじゃ。
婀:は・・・・はあぁ??し、親友・・・って、婀陀那っちひぃちゃん以外に、親友いたんでやんすかぁ??
お:・・・・。(むっ#) いぅておることの意味がよぅわからンぞ!キサマ・・・・##
それはともかくじゃな、実はこの『みろく堂』・・・お主も知ってのように、妾達『ビッグ3』御用達の店の一つではあるのじゃが・・・・
婀:・・・って、もしかして森野の・・・? そりゃあんた公私混合もいいとこなんぢゃ・・・・
お:話は最後まできけぇぇ〜〜い!(ズビシ!)
確かに、今回来たのは日頃使うものを漁りにも来たのじゃがな、実はもう一つ・・・・ギルドに飾るディスプレイ用のも、探しに来たのじゃ。
婀:でぃ・・・・ディスプレイ?? た・・・ただ見るだけでやんすかぁ??!
お:そうじゃ、これは姐上からも了承を承っておる。
婀:はぁ〜〜〜・・・・さいですかい。
お:まあ、このような事にならなければ、妾一人で事足りたのじゃが・・・・分かっておるであろう?
婀:はぁ〜〜〜・・・・なるほろねぃ・・・。
京:ねえ、どうしたの?婀陀那ぁ。
婀:え??あ、ああ・・・・これは失礼した、京子殿。 ちょ、ちょっと財政の面で工面をしておりましてな???
お:(・・・・っちゃぁ〜〜〜・・・・)
京:は? ・・・・ぃやぁねぇ〜〜! なに他人行儀にしてるのよ!私の事はいつも お京 って呼んでるくせにィ!!
婀:は?え???
京:それに、お金の方だって、あなた達はここの大お得意様なんだから。 そんなに深刻にならなくてもいいのよ!
婀:・・・・・・。(―=―;;)
お:フッ、いかがじゃな?持つべきものは友であろう?!
婀:おみそれいたしやしたぁ〜〜m(_
_;;)m
(おわ゛〜〜いっきなし修羅場!! かと思いきや、この高科京子という人物、案外と話の分かる御仁のようでして・・・・。
それはそうと、モノを漁る・・・というその道中。)
お:(ふぅむ・・・これは江戸前期の・・・で、こちらはちとひびが入っておるが、室町後期・・・・のか・・・)
むむぅ・・・目移りがして敵わぬのぅ・・・。
婀:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
(おひぃ(婀陀那)は、お気に入りのモノを手に取り、隅々までをなめるように見、かなり真剣に選んでいるようなのでありますが・・・・。
一方の婀陀那(ステラ)は・・・・というと、見るには見てるのでしょうが、ただ腕を組み、じっ・・・と見つめているだけ・・・・のようであります。
そして、やにわにぼそ・・・・っと・・・・)
婀:こうして・・・・皆、汚されていくんでやんしょかねぇ・・・・。
(・・・・なに言ってんだ?!おまへ・・・・(^^;;) ・・・・・と、まぁなにやらワケの分からん事をほざいているようなのでありますが。
そこへおひぃ(婀陀那)が近寄って来て・・・・)
お:いかがです?何かお気に入りのはございまして?
婀:え?あぁ・・・・婀陀那っちかい・・・・いえ、ねぇ・・・・ちょいと・・・・。
お:ないので・・・ございますか? いいモノは沢山ございますのに・・・。
婀:・・・・・・のう、姐上・・・・。
お:はい。
婀:・・・・いえ、何でもありませぬよ・・・・。
お:(ぅん?!) あの・・・・何か・・・・気に入らぬ事でもあったのですか?驍様・・・。
婀:・・・・・・・・うん?!
(どうやらおひぃ(婀陀那)、気に入ったものはないか・・・・と、婀陀那(ステラ)に聞きに来たようなのですが・・・・これがどうやら暖簾に腕押しでして。
と、そんなところへ・・)
京:ねぇ、もうそろそろお昼も近いことだし、私が久々に腕を振るうから、食べていかない?
お:あら、それはいいですわね・・・。
婀:あ・・・・ああ、かまわぬが?
(どうやらこの『みろく堂』の代表、高科京子さんが、彼女達二人を自分の手料理でもてなすようです。
では一体ナニを・・・・?)