第拾講     “つくろい”の亊

 

 

<壱>

 

 

(今回のモノの発端とは、とある日の大掃除に起きた、こんな出来事なのでございまする。)

 

 

サ:おぃ、ほら、Joka、そこ・・・・そっち下げて・・・。

 

J:ほ〜〜い、いいですだよ〜?  ほいっ! ぃよいしょ・・・・ぃよいしょ・・・・。

 

 

お:ちょっと、コみゅちゃん、乃亜ちゃん、お台所のお片付け、手伝って下さらない?

 

コ:は〜い、ですみゅ!

乃:・・・・・はいみぅ。

 

 

婀:それでは妾達は、ワックスがけの準備じゃ。

臾:よっしゃ!! まかしときー!!?

 

 

(皆さん、一所懸命にやっておるようですね。 で・も 約一名ほど、足りぬようでがんすが・・・?)

 

 

臾:(キュッ・・・キュッ・・・)ぷふぅ〜〜っ・・・あ、あら・・・? そいやぁ、ステラはん、どないしたんでっしゃろか??

 

婀:臾魅殿・・・口を慎まれよ・・・。

臾:はぁ? なんでそらまた・・・。

 

婀:・・・・・。(クイクイ・・・)

 

 

(ここで婀陀那さん、何も言わずに、おひぃさんのいる、お台所を指差したのです・・・すると・・・・?)

 

 

むわぁぁ〜〜ン・・・

 

臾:お・・・おわ・・・・殺気、ダダ漏れやン・・・(−フ−;;)

  な、なんか・・・うち、いらん事ゆうとったみたいやんなぁ・・・・(はは・・・)

 

婀:分かったのでしたなら、口でなく、手を動かしなされよ・・・。

臾:へ・・・へぇ〜い。

 

 

(しかし、そんな最中(さなか)、事件は起こってしまったのです・・・。)

 

 

がしゃんっ!−☆

 

 

お:ひ・・・・・ッ!!?

コ:ぅ・・・・みゅうぅぅ・・・。

乃:・・・お、おねぃちゃまぁ・・・。

 

 

(何ぞ、鈍い音、しましたねぇ・・・・(^^;;)と、そこへ、婀陀那さんお台所入室・・・。)

 

 

婀:姐上・・・ワックスがけほぼ終わり・・・ (うんっ?!) 姐う・・・うげぇぇっ??!

 

 

(とあるモノを見て婀陀那さん、フリーズ・・・そして、後の従業員達も、次々に台所に集まってきたものだから・・・・)

 

 

J:どしたんすかぁ? 婀陀那さん、固まっちまって・・・  ぅわ。

サ:なにやってんだ? おめぇ〜ら・・・                         わぉ。

臾:何々? なんや、見せてぇ〜な・・・                  うはぁ・・・キレ〜に真っ二つ・・・。

 

 

(そう・・・なんと実は、ステラの愛用していた備前焼の飯椀を、台所を整理している時にコみゅちゃんが、うっかり落としてしまって・・・・

なんと、モノの見事に 真っ二つ に割ってしまっていたのであります。)

 

 

コ:お・・・・おひぃしゃぁ〜〜ん・・・(ぇぐっ・・・ぇぐっ・・・)

 

お:(あぅぅ・・) ね、ねぇ・・・婀陀那ちゃん? あの人・・・・まだ来てません・・・・ですわよ・・・ねぇ?

 

婀:は? はぁ・・・。 今日は取り分け、いつもより遅うございますなぁ。

 

 

お:こ・・・このまま・・・闇から闇へと・・・(−フ―;;)

 

婀:あ、姐上・・・・それはいけませぬぞ??!

 

お:あ゛・・・やっぱしぃ・・?

 

婀:きちんと、申し開きをすれば、あの男とて分かるはずでございまするよ・・・。

 

お:そ、そうでございますよ・・・・ねぇ?

 

コ:ど・・・どうしよ・・・(ひんっ、ひんっ・・・)

乃:・・・・よしよし・・・。(なでなで)

 

 

(そして、そんな折、ステラようやく出社。 しかし・・・・今回ばかりは、どうやらいつもと違ったようでありまして・・・。)

 

 

ス:ぃよい〜〜っス!! こぉ〜んち、これまった! って、ありゃりゃ? どしたの? ひぃちゃん。

いきなりワシの顔見るなり、土下座しちゃって・・・。(ポリポリ・・・・)

 

 

お:あの・・・ヒジョーに、申し訳ありません・・・。 こちらの不手際で・・・・その・・・・あの・・・あなたの、割ってしまいまして・・・。

  ど、どうも、ご免なさいっ!!

 

コ:あ・・・あの・・・・、そ、それ、本当はあたしが割ってしまったんですみゅ!! だから・・・おひぃしゃんは悪くないんですみゅ!!

  だから・・・・ごみゅんなさいっ!!

 

 

ス:ほっほ〜〜ぅ・・・こりゃまたハッでぇ〜〜に、やっちまってくれましたでやんすねぇ・・・・。

 

 

お:ご免なさい・・・・。

コ:ごみゅんなしゃい・・・。(グズ・・・)

 

 

ス:・・・・・・・・・。

 

 

お:ご免なさい・・・・。

コ:ごみゅんなしゃい・・・・。

 

婀:社主殿・・・妾からも、これ、この通り・・・。

 

 

ス:(・・・・ふぅ) はい、おしまい。(ぽんっー☆) そんなに気にするこっちゃねぇっしよ、ひぃちゃんに、コみゅちゃん。

 

お:え・・・・っ?!

コ:す、ステラしゃん・・・。(うる・・・)

婀:(ほ・・・・っ)

 

 

ス:それにね、陶器・・・なんてもなぁ、元々がコワレもんなんざんすから、一々気にしてたんじゃ、使うにも使い切れなくなるもんざんしょ。

 

お:で・・・でも、これ、あなたのお気に入りのじゃ・・・。

 

ス:そしたら、そん次ゃ 又、別のええもん見つけりゃ、ええでないですか。

 

コ:す、ステラしゃん・・・なんて太っ腹なんみゅ!!

 

お:そ、それでは早速、これ燃えないモノに・・・

 

 

ス:こりゃ!

 

小突きー☆(^^;;)

 

お:おお゛っ?! な、何するんですのっ??!

 

ス:だーれが捨てていいっつったデスね。

 

お:え゛っ??! で・・・でも、今 “次、見つけてくりゃ・・・” って・・・

 

 

ス:そんなん、次から次に見つけれるもんでないでしょに・・・・。 (ヤレヤレ・・・) そいよか、かけら、こりで全部??

 

お:・・・・・だと思いましゅ・・・。(しょぼん)

 

 

サ:なぁ・・・?

臾:あい?

 

サ:いつもの・・・と、チゲーよなぁ、これ・・・って。

J:言われてみれば、そぉでしよねぇ。

 

サ:こりゃ、一生にそう拝めれるもんじゃなさそうだな・・・。

 

婀:こ〜〜れ! お主等、よってたかって、姐上をいぢめるでないぞ??!

 

一同:へぇ〜〜〜い

 

 

(そこで・・・ようやく、最後のひとかけらが見つかったようでして・・・)

 

 

ス:め〜〜っけ!! これで・・・・よし!・・・と

 

お:あの・・・それ、どーすんですの??

ス:決まってんでしょ??! もち、リペ。

 

お:は・・・?(し、修繕??) でっ・・・・でわ、先程おっしゃったことわ・・・??

ス:ああ、あれはあれ、これはこれ。 なんか、ご不満でも??

 

お:い、いえ・・・別に・・・ま、まぁ・・・コレ、あなたが使うものですし・・・ねぇ。

ス:そゆ事!!

 

コ:(ステラしゃん・・・・以外とみみっちぃみゅぅ・・・(−フ―;;)

 

 

(・・・・と、まぁそんなこんながありまして、どうにか事態の収拾のほうはついたようでして・・・んで、その後のお昼・・・)

 

 

臾:おほ・・・っ、雑煮やん、これ・・・。

 

婀:し、社主殿?? これは、一体・・・?

 

ス:いや、まぁ・・・何ね? 皆さん、頑張っておそーじしてくれてた、お礼ざんすよ。

 

J:ふぅ〜〜ン、それにしても、これ・・・・  小松菜に、カシワ(鶏肉)  ・・・っしよねぇ・・・・

 

ス:さぁ〜〜っすが、Jokaちん、『遼來軒』の看板娘っ!!

 

J:てひっ!! (>▽<)>〜☆

 

 

婀:ふぅむ・・・菜っ葉に、鶏で・・・『名取り』とは・・・。

 

お:か、考えたものですわね・・・。

 

ス:んまっ、お喋りは後にして・・・・どーか、一つ食べておくれやっしゃ。

 

 

ずる・・・・ズズズ・・・・

 

 

J:は・・・・、こ、このコク・・・フツーの鶏とは違う・・・?

 

臾:ほうでっかぁ〜〜??(じゅる・・・ズズズ・・・)

サ:なんか、いつもと変わんねぇぞ?

 

 

乃:・・・・・・烏骨鶏みぅ。

J:(・・・やっぱし・・・)

 

ス:おんや、分かっちめーやしたか? さぁーすが、野性な方にゃ敵わんねぃ?!

 

コ:そ、それじゃ、ステラしゃん、今日遅かったの・・・って・・・

 

ス:いやっはぁ〜〜、単なるネボーでやんすよ、その鶏の出汁(だし)採るのに、気がついたら朝の四時でやんの!!

  なぁーーっはっは!

 

乃:・・・・・・それに、このモチ、搗き立てみぅ・・・・。(ぱく)

 

 

お:え?? ほ、ホントに??

 

乃:・・・・うん、コシが違うみぅ・・・・。(フリフリ・・・)

 

 

ス:あ゛・・・いゃあ・・・それはだ・・・ねぇ・・・。 あ! そだ!! 機械だ機械!  今時のは、優れモンよねぇ・・・

五合飯なんざ、あっ! と言う間だによ。

 

 

乃:・・・・(ウソツキ)・・・・・。(フリフリ・・・)

 

J:(はぁ〜〜・・・この伸びに、このコシ、こんなんが機械で作れるわけないじゃないでしか・・・

モチ搗くの上手いのに・・・ウソ吐く(つく)の・・・・下手だよなぁ〜〜。)

 

  でも・・・美味いからまぁいいか・・・。(はぐっ・・・)

 

 

サ:ふんぶぅっ!!(どんどんどんっ!) くっはぁ〜〜、モチのどにつっかえたぁ・・・・。

臾:なにやっとんねん、ドン・・・・(−フ―;;)

 

 

 

 

 

 

 

 

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