<誤>

(いや・・・・もうなんかええわ・・・もぅ(―フ―;;)

 

 

コンコンコンッ!―☆

 

(と、ここで再び、コみゅ・乃亜コンビが、お茶と、茶請けを持って入室。

 

    ・・・したので・す・が

 

ちょっと、彼女達(特にコみゅの方)の表情が冴えてません。 一体どしたんでしょ??           それは・・・)

 

 

コ:し、失礼・・・・しまみゅ・・・。(うぅ・・・っ)

乃:・・・・・・おねぃちゃま。

 

 

お:あら、ご苦労様、コみゅちゃん、乃亜ちゃ・・・・・

う゛う゛・・・っ!!

 

婀:いかがされた? 姉う・・・

は・・・・あ゛あ゛あ゛・・・っ!!

 

 

臾:おおお・・・・っ!!?

サ:お・・・・おいおい・・・。

J:ちょ・・・ちょっ・・・・

 

 

(コみゅ・乃亜の持って来たモノに一同フリーズ・・・・と、言うのも、そのモノ・・・・というのが、今回の冒頭で紹介した、

コみゅが割ってしまった、ステラのあのお碗だったのでしから・・・

 

しかも、そのお碗というのが、割れた所を金ピカに接いじゃってて、それがフツーの人から見たら、下手クソというか、ケバイというか・・・・恥知らずというか・・・

 

しかも、それにはなんと、抹茶が点(た)てて淹(い)れていたわけでありまして・・・・。

(いや・・・何のフォローにもなってへんて・・・(―フ―;;)

 

 

臾:(ちょ・・・・ちょ〜っと、ド派手やんなぁ・・・これ・・・って)

サ:(おいおいおい、何もこんな緊迫した空気の中で・・・・流石にこりゃ、ねぇ〜だろうよ・・・スーさん。)

J:(ちょっ・・・はぁ〜っ・・・驍さん一体なに考えて・・・お客に・・・しかも、あの『柾木の鬼姫』にこんなもの点ててくるなん・・・って・・・。

  どぉゆうつもりなんにゃそか・・・。)

 

婀:(う゛・・・・うぉぉぉ・・・や、やってくれおったわ・・・あの男・・・よりによって、『鬼姫』に斯様(かよう)なものを点ておるとは・・・

  の゛あ゛ぁ゛〜〜っ! わ、妾は知らぬぞ・・・)

 

お:(ふんっ・・・ぐぬ゛ぬぅぅ〜〜っ・・・・あ、あんの・・・オバカぁ〜〜っ!!#

  よりによって・・・このわたくしに、こういう形で、日頃のウラミを返そうとするなんてえぇ〜〜っ!!##)

 

  う・・・っ、ぬ゛ぬ゛ぬ゛怒うぅ〜〜っ!!##(プルプル・・・)

 

婀:ああっ・・・姐上、な、何卒(なにとぞ)ここは我慢を・・・・我慢をぉ・・・っ!!

 

 

瀬:どーしたの? 阿恵華ちゃん、婀陀那ちゃん? 何かあったの??

 

お:い・・・いいえ、何でも・・・ちょ、ちょっとこちらの手違いでして・・・お、おほほほ・・・

 

 

 

J:≪ねぇ・・・ちょっと、婀陀那ちゃん≫

婀:(うん? これは・・・この心波(パルス)は・・・女禍様??)

  ≪いかがなされたのです?≫

 

J:≪あの人が・・・驍さんが、何の考えもなしに、こんな事、するはずがないと思うの・・・ねぇ・・・・この賭け、一つ乗ってみない・・・???≫

婀:≪えっ?! い、いえ・・・ですがしかし・・・いくら女禍様とは言えど、このような危険な賭けには・・・・≫

 

 

 

J:あっ、ど〜〜も、お待たせしちって、つみませぇ〜〜ん、今、持って来ますんで〜〜。

婀:あ・・・ッ! ああっ!!  こっ・・・・これっっ!!

 

お:え゛え゛え゛っ?! ジ・・・Jokaちゃん・・・あなた一体何をを・・・。

 

サ:オィオィオィ、あいつもチャレンジャーだよなぁ〜〜?

臾:ああ・・・アカンわ、あれじゃ・・・。

 

 

 

J:は〜ぃ、お待たせしました ど〜ぞごゆっくり(にこにこ)

瀬:あら、あり・・・・・(ピク)

 

お:(あぁ・・・ぁあぁあぁぁ・・・・ひ、百年目・・・)(がたがた・ブルブル<(゜□゜ll)>)

 

 

 

瀬:ねぇ・・・・・

 

婀:(き・・・来た・・・)(ゴク・・・) な、なんでございましょ・・・・・う??

 

 

瀬:ナニ、これ・・・。 (←重低音!!(゜フ゜ll)

 

 

婀:う゛・・・ッ!!(こ・・・っ、この声のひ、低さ・・・ま、間違いないぃッ!!そ、そーとー怒って・・・)

 

 

臾:(お゛っひゃ〜〜、なんつードスの利いた声、出しよんねん・・・・)

サ:(おいおい、オレはしらねぇ〜〜ぞ???)

 

 

J:ナニ・・・って、お茶碗ですよーっ。 ちょっと、金ピカに接いじゃっててケバイっすけどね?

 

 

瀬:ふぅ〜ん・・・・ねぇ?

 

お:はっ・・・はいっ!?(え〜い、もうどうでもなりなさいッ!)

 

瀬:これの持ち主・・・・誰なの?

お:へっッ???! も、持ち主ですか???

 

瀬:ええ、そうよ。   誰なの? これの持ち主は。

 

婀:・・・・こ、ここの代表の者でございまするよ・・・。

お:(あ、婀陀那ちゃん???!)

 

 

瀬:そう・・・。(ス・・・ッ、クィ・・・ズズ・・・ズズズ・・・・)

  ふぅ・・・、では、この瀬戸が、『結構なお点前でした』・・・と、こう伝えておいて下さらない?

 

お:え・・・っ(え゛え゛え゛っ??!!) お、お咎めないんですかぁ??

 

 

瀬:はぁぁ? 何で、こんな大層なモノで、召し上がっちゃったのに、お咎めしなくちゃなんないの??

 

お:たっ・・・“大層”な・・・“モノ”ぉォ? でっ、ですが・・・これ、ワレモンなんですよおォ??

 し、しかも・・・こんなに金ピカに派手に接いじゃってて・・・・

 

 

瀬:(フ・・・ッ)そこがいいんじゃないのよ。 下手に、割れたトコを隠そうとせず、逆に堂々と見せる辺り・・・。

  これをやった人・・・って、余程“粋”を理解できてるか、あるいは・・・

 

婀:(ゴク・・・)(あるい・・・は??)

お:(あるいは・・・??)

 

 

瀬:ホント、とんでもない バカ なのかもねぇ・・・。(ズ・・・ッ、ズズズ・・・)

 

お:な、成る程・・・        ・・・・・・・・・。

婀:成る程・・・(それで、驍様、斯様な処置を・・・・いや、流石・・・・)

J:(ふふ〜ん、やっぱりね、驍さんの意図は、見事的中! ってなワケなんだ・・・)

 

 

 

 

瀬:さてと、随分と長居しちゃったし、私はこれでお暇させてもらうわね?

 

お:あっ、そうなんですかぁ? 瀬戸様、もう少しごゆっくりして行けばよろしいのにぃ。(^フ^ )>゛

 

瀬:それじゃあ、そうしてあげよっか?(ニヤニヤ)

 

お:え゛・・・・っ??!(^フ^;;)>

 

 

瀬:(ぷ・・・っ、くっククク・・・)  な〜〜んてね、冗談よ、冗談。

 

お:は・・・っははは・・・(し、心臓に悪いですわぁ・・・(=フ=ll;;)

 

 

瀬:あっ! それとねぇ??

 

お:まっ・・・まだ何か??(ヒク・・・)

 

 

 

瀬:(フフフ・・・)そうよ。 呉々も、忘れずに伝えておいてね? こんな素晴らしい、おもてなしを、してくれた御礼を・・・・

そこの台所の陰に隠れている、あなた達の代表に・・・・

  ね??

 

 

お:は・・・・はひ・・・(け、結局バレてましたの???)

 

 

 

(ソーナンス!! 実は、どーやら瀬戸さん、二杯目のお茶を召した辺りから、薄々は感付いてらしてたみたいで。

彼女達の謀(はかりごと)も、どうやら徒労に終わったみたいなのであります。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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