<参>

 

 

(それはさておき、おひぃさんを筆頭とする5名が、この 蜆亭 に到着した模様でっす。)

 

 

サ:お・・・・おい・・・こ、ここ・・・って・・・。

臾:し、老舗の料理屋みたいなところでんなぁ・・・。

 

婀:そう・・・ここが、いつぞや申した事のある、蜆亭じゃよ。

 

サ:するってぇと・・・・ここが、その・・・・?

臾:あ、婀陀那はんらのお得意さん・・・っちゅーとこでっか??

 

婀:まぁ・・・平たく申せばの・・・

 

 

(この二人、サヤと臾魅には初見でも、こっちの二人・・・おひぃさんと婀陀那さんは・・・)

 

 

お:(ゴクゥ・・・・リ) い・・・いよいよですわ・・・・ね。

婀:(ゴクリ・・・)  え、えぇ・・・。

 

サ:(あら?なぁ〜にこいつら、緊張なんかしてやがんだ?)

臾:(うちらみたいに、一見さんとはちゃうやろになぁ。)

 

 

(なぁ〜んか、ヘンな緊張感が漂っているようでつねぇ・・・・(それに、トーゼン、あのをとこも・・・?)

 

 

ス:(お・・・オニの棲み処(すみか)に来ちまっただによ・・・。)

 

 

(え゛・・・?お、鬼・・・・ッて・・・・ましゃか??(^フ^;;)

と、そんなところへ?)

 

 

コ:いらっしゃいましぇ〜〜。 あっ!おひぃさんたち、よーやく来たぁー!

  ねぇねぇ、Jokaしゃまぁ、Jokaしゃまぁーッ!

 

乃:・・・・・・あなたたち、ちこくぐみみぅ・・・・・・・。

 

J:はいはい・・・・あ・・・ッ、よーやくきたですか。

  一体どーしちまったんです?約束の時間に遅れるにゃんて、ステラさんだけかと思いきや・・・。

 

お:(や・・・約束の・・・時間?)そ、それよりも・・・どうしたのですか?Jokaちゃんの、その格好・・・。

J:ええっ?!これっすかァ?  へへ〜ん、どう?似合うでしょ?仲居さんの格好。

 

婀:な・・・仲居・・・って、じょ、Joka殿、そなた・・・いつからここの従業員に??

J:はぁぁっ?!婀陀那さんまで、ンな事ゅうんすかぁ?? しっかりして下せーましよ・・・。

 

婀:(こ・・・この方に、言われるとは・・・(― ―;;)(←心外)

 

J:ちゃ〜ンとさぁ・・・この、一ヶ月前に、ギルド入ってるビル解体する為に、こっちに大移動する・・・って、

  話したじゃないにゃそかぁー。

 

お:へぇっ?!(あ・・・ありましたかしらねぇ???)

婀:なヌっ?!(そ・・・そんな話・・・が?)

 

 

(・・・・と、そこへ・・・・ここの御ン体である、あの人のご登場・・・の、よーでッす。(―フ―;;)

 

そのお姿は・・・

身には、大島の紬を纏い・・・口には、キセルをくゆらせた・・・・・いかにも!・・・なお方が・・・・)

 

 

瀬:あ〜〜ンタ達!ナニこんなところで、油売ってんのッ!遅刻してきたんだったら、何か言う事あるんでしょっ!?

 

お:あ゛・・・っ!しぇ・・・瀬戸様・・・。 煤i―▽―;;)

婀:お・・・遅れて、申し訳ござりませぬ・・・。 (―フ―ll;;)

 

瀬:ふぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。(じっろぉぉ・・・・っ)

 

婀:(あっ!)こ・・・っ、これっ!そなたらも!!

 

サ:えっ?!あ・・・っ、あぁ・・・ども・・・。

臾:お、お手柔らこーに・・・。

 

瀬:ふん・・・・。

ス:・・・・・。(こそ〜〜り・・・(― ―;;;)

瀬:ほら、そこ・・・!人の陰に隠れて、逃げようとしてんじゃあないわよ・・・。

ス:え゛ッ・・・・へへへ・・・・こ、こいつぁどうも・・・。

 

瀬:(ふぅ・・・)まぁ、いいでしょ。 遅刻組のうち、あなた達二人は、早速着替えて、持ち回りの人達に、ちゃんと挨拶をしておくように。

  それから、阿恵華ちゃんと、婀陀那ちゃんの二人は、私のところへ・・・・・

 

お:う゛いっ?!

婀:(せッ、説教か??)

 

瀬:ね゛っ?!

 

お・婀:は、はい・・・っ!

 

 

瀬:それから、君。

ス:は・・・・は?な・・・なんだんしょか・・・?

 

瀬:(フフ・・・)板長、待ってるから、早く行って詫びを入れてきなさい。

ス:(あ・・・)へ、ヘイ・・・。

 

 

(なんとも?超弩級のカミナリおつる!・・・・かと思いきや、案外すんなりと、済まされたよーでして・・・。

 

で、そのうちに、瀬戸さんの部屋に通されたおひぃさんと、婀陀那さんは・・・・?)

 

 

お:(ゴク・・・ッ)は、入り・・・ます。

婀:(ゴクッ)

ス ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

瀬:・・・・・。(じとぉ―――っ・・・)

 

お:(う゛・・・・っ!)

婀:(へ・・・蛇のように、睨んでおられる・・・・)

 

瀬:(じぃ〜〜〜)あんた達・・・・・ねぇ・・・・。

  まぁ、いいわ、過ぎた事をとやかく言っても、しょーがないし。 それに、あの時、大分お酒も入ってたコトだし・・・・ねぇ〜。

 

お:はァ?お・・・酒???

婀:・・・・??????

 

瀬:いえね?つい・・・・一ヶ月前、あんた達んとこの代表君に、

『今、ギルドの入ってる、ビルの傷みが激しいから・・・』

  って、相談受けちゃってさぁ。

 

婀:(は??い、一ヶ月・・・前・・というと、この方が唐突に、ギルドにこられた前後じゃったかのぅ・・・。)

 

瀬:んで、それでね? お酒大量に飲ませて、快諾させちゃった・・・ってワケ。

 

お:・・・・はあぁ?? な・・・なんっ・・・ですってぇ〜??(ヒクヒク・・・)

瀬:いゃあ、 も♡ち♡ 双方の合意の下で・・・ね?

 

婀:(せ・・・瀬戸様・・・、それは両者合意ではのうて・・・まかり間違えば・・・サギ・・・)

お:(はあぁぁ・・・こういうコトでしたか・・・これでは、あの人だけを責めることは出来ませんわね・・・)

  そ、そですか・・・・分かりました・・・。

 

瀬:うんっ!それじゃあ、皆にも紹介しとこうかしらね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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