<肆>

 

 

(と、ここで・・・ちょいとその前に、ここの板場では、こんなことが・・・)

 

 

ス:板長・・・お久しぶりでやんす・・・。

 

板:・・・・遅せぇぞ、新入り。

 

ス:へへ・・・マイど・・・。

 

 

板:いよう!遅かったじゃあないか、新入り!

ス:へ?へい・・・・(誰?この人・・・)

 

板:へッへー、オレはな、ここの二番を張らしてもらってる、 惣次郎 ってんだ。

  皆からは、“ソウベエ”って、呼ばれてんだぜ?

 

ス:は・・・・ソウっすか・・・

 

惣:ぎゃーッはッは!お前ェもうめぇコトを言うなぁ?!

ス:はぁ・・・??

 

板:おいッ!ソウ!!ムダ口叩いてねぇで、やるべきコトは、きちんとヤレ!!

惣:へ・・・へぇ〜い!

 

板:・・・・・・すいやせん、あんな半端もんで・・・。

ス:ん?あぁ・・・政さん・・・でも、まぁ・・・いい人材入ったようじゃあねぇですか、

  ワシもうかうかしてらんねぇですよ・・・。

 

 

(それからどうしたの?)

 

 

惣:へぇ〜〜っ、あんた・・・ここでバイトしてたって?

ス:へぇ、まぁ・・・小遣い程度でやんすけどねェ?

 

惣:はぁ〜〜・・・そんじゃあ・・・

ス:えぇ、まぁ・・・・ここの女将には、血ィ搾られるほどシゴかれやしたよ。

  “例えバイトでもハンパな仕事はゆるッさんッ!”ってね。

 

惣:ハぁ〜〜、ンじゃあ、あの地獄のロードを・・・

 

ス:ま・・・まぁ・・・ねぇ・・・・。

  そいでも、そのお蔭で身に付いたコト、ようさんありますきに、感謝しとりますんでよ。

 

政:ホれ!お前ェら!手ェとまってんぞ!!

 

惣・ス:へ、へぇ〜〜い!

 

 

(それからまたしばらくして、板場に呼び寄せられる、ここ・・・蜆亭の従業員達と、ギルドの職員共・・・)

 

 

瀬:え〜〜、ちょっとね、これからしばらくの間だけど、皆仲良くやっていってね?

 

蜆:はいっ!/へいっ!             大女将さん!

 

 

(そして、各自の自己紹介・・・)

 

 

静:・・・・私が、ここの 仲居頭 の“静音”です。

雪:私が、 仲居 の“雪子”です!

茉:同じく“茉美”でぇ〜っす。

葵:同じく・・・・・“葵”・・・・・・。

乃:・・・・・おなじにおいがするみぅ・・・・・。

政:あっしが、板場をあずからさせてもらっている、板長の“政治”(まさはる)でやす。

惣:その二番の“惣次郎”だ、よろしくな。

安:板前の“安吉”です。

 

 

瀬:うん!よしよし♡  で、そちらは?

 

お:え――ッと・・・わたくしは、・・・・いえ、おひぃさんと申します。

瀬:あ、そうそう、この子が、“若女将”の 見習い だからね?

 

お:で・・・えぇっ?!わ、わたくしが・・・“若”女将ぃィ??

瀬:あっらぁ〜〜?何か不満?

 

お:いっ・・・いぇ・・・と、トンでも・・・ありまへんです・・・。

瀬:あら、そう。(にぃんまり)  でわ、お次。

 

 

婀:妾が、森野婀陀那じゃ、よろしくお頼み申す。

 

蜆:ええ・・・っ、森野・・・?(ザワ・・・)

 

瀬:はぁーい、ンじゃ婀陀那ちゃんは、“仲居頭”の見習いね?

婀:な・・・仲居の・・・“頭”で、ございまするか?!

 

瀬:そうよ、静音さんね、もう歳だから・・・今季で引退考えてんのよ。

  そこんとこよろしくね?

 

婀:は・・・・はあ・・・。

 

静:よろしく、お願いします・・・・。(ペコリ)

婀:い・・・いや、こちらこそ・・・。(ペコリ)

 

 

瀬:んで?そっちは。

 

サ:あ?あぁ、オレは“音無サヤ”だ。

J:あたしは、“Joka”ちゃんでっす♡

臾:うちは、“霧崎臾魅”や。

 

コ:コみゅですみゅ♡

乃:・・・・・乃亜ですみぅ・・・・・・。

葵:・・・・・・同じ・・・・・・。

ス:あ、三波春雄でございます。

    〜 バ シ ン 〜☆

お:(―_―#)                                         婀:(―_―#)

ス:むぎゅ・・・

 

お:(おバカ・・・)

婀:(ネタが古すぎぢゃ)

 

乃:(・・・・・いまのひと・・・・だれも、“レッツゴー三匹”なんてしらんみぅ・・・・。)

コ:・・・・・・。(― ―;;)

 

J:(古すぎだって・・・・驍さん・・・)

サ:(・・・に、しても・・・ツッコむほうも、ツッコムほうだよなぁ〜〜・・・。)

臾:(両端からビンタ・・・・ゅーて、ネタ合わせしとんのンとちゃうんかなぁ・・・)

 

惣・安:は・・・・な、ナニ?アレ・・・(ジェネレーション・ギャップ)

 

 

瀬:(プ・・・ッ!)(プルプルプル)さ・・・さぁさ・・・そこで漫才やってないで・・・(クックックク・・・)

  紹介終わったんだから・・・・(ヒッヒッ・・・)ちゃんと持ち場に着きなさいよ・・・・。

 

婀:(瀬戸様・・・何も、笑いを堪えながら喋らずとも・・・)(―_―;;)

お:(この方の・・・・お笑いのツボ・・・って、いまいちわかんないのよねー?)

 

 

(そうよねー、今時の人、このネタ・・・分かりづらい??ですよね〜(と、いうことは、ワシが古い・・・って事??(―フ―;;)

 

 

 

 

 

 

 

 

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