<伍>

 

 

(・・・・と、まぁそれはさておき。(爆)(^フ^゛)

今回は、こんな大事があったにもかかわらず、お昼時になってこんな事が・・・・

 

見るからに、恰幅のよさそうな偉丈夫が、和装の出で立ちで、ここの暖簾をくぐったようです。)

 

 

偉:・・・・・ゴメン。

 

婀:あ・・・・はい。(魚ッ!!) 煤i◎ロ◎;;)        ・・・・・・。(サササ・・・)

 

偉:これ・・・いかがしたか。

婀:い・・・いいえ・・・なんでも・・・し、少々お待ちくだされ・・・。

 

偉:うむ、待たせてもらおう・・・。

 

 

(・・・・おや?婀陀那さん、珍しくうろたえているようですねぇ?!

一人のお客に(ザーとらしく)驚くばかりか、顔を見られないように、ちょっとそっぽを向くなんて・・・(らしくないですよねぇ?)

 

それもそのはず・・・・実はこの御仁こそ・・・・)

 

 

婀:(どたどたどた・・・・・)たっ・・・・たったっ、大変でございまするッ! あっ、姐上!おっおっおお・・・

お:一体どうしたんですの?婀陀那ちゃん。 落ち着いて、ゆっくりと話して下さらないと・・・・

 

婀:おっ・・・・(ゴクリ)落ち着いて聞いて下されよ・・・。

 

お:はいはい・・・・どうしたんですの? もう、何があってもビックリいたしませんわよ。

婀:・・・・・・。(―W― )  ・・・・それが、実のお父上・・・が、ここにこられた・・・と申してもですか?

 

お:で・・・・ゑ゛っ?! 煤i◎フ◎ll;;)

  な・・・・・にゃんでずっでえぇ??

 

 

(なんとも・・・おっどろいた事には、この御仁こそ、おひぃさんのとッツぁ〜〜ン(いや、もとい・・・(―フ―;;)

お父上、柾木阿須磋(まさきあずさ)氏であったのです。

(これには、“何があっても、もう驚かない”と言ってた、おひぃさんも驚いてしまったようで・・・・)

 

でも、どうして『ビッグ3』の一つ、柾木家現当主がここにィ???

それはそうと、待ちぼうけを食わされてるこの御仁をお相手したのは・・・・)

 

 

静:(あら・・・)これは、どうも・・・・お待たせをして・・・・。

阿:ム・・・・。 久々に、ここのが食したくなったのでな、出向いたまでだ。

 

静:・・・・そうでございますか・・・・では、こちらに・・・。

阿:うむ。

 

 

(なんと・・・・しばらく(とは言っても、五分程度)待ちぼうけを食わされていたにもかかわらず、それを咎めもしない・・・とは、

存外この人の胆(はら)は、大きいようでございます。

 

と、ところで・・・意外(ホントに意外)な、客の来訪に打ち震える、仔猫ちゃん(仔猫・・・(―フ―;;)二人は・・・?)

 

 

お・婀:じぃ〜〜〜〜・・・・|◎|

 

阿:・・・・・・うんっ?!(チラ・・・)

お・婀:ギクッ!/ビクッ!! 煤b◎ロ|

カサカサカサ・・・

 

静:・・・・いかがいたしました?

阿:ふふ・・・いや、ナニ。 ここでは、いつから大きなネズミを二匹飼っているのか・・・と、思いましてな。

 

静:(フフフ・・・)左様でございますか。 いえ、実は、今日8名から新入りが入りましたもので・・・・

  それに、大旦那のような、御仁が来るものとは努々も・・・

 

阿:そんなことは聞いてはおらん。 ワシは、自分が今どこにいるか、ワシ自身がよく心得ておる。

 

静:・・・・ごもっともな話で・・・・。

  さ、着かれました、杜若の間にございます。

 

阿:(フ・・・)  “いづれが菖蒲(あやめ)か・・・・”  ・・・と、言うアレか・・・全くもって結構なコトだ・・・。

静:はい・・・・。 それでは、もうしばしのお待ちを・・・・どうか、ごゆるりと・・・・。

 

ス ・ ・ ・ ・ ・ ッ

 

 

(いやはや、何と申しましょうか・・・・この静音と申す人、この柾木の現当主に、一つも気後れすることなく、対処したようデス。

(やはり、経験はモノを言いますデスねぇ・・・・)

 

ところで・・・このネズミ二匹は??)

 

 

お:はぁ〜〜ッはぁ〜〜〜ッ・・・う・・・ウソ・・・ほ、本当に、お父様が来られてるだなんて・・・・

婀:そ、それにしても・・・・柾木様、どうして今日という日に限って・・・??

 

お:ま・・・っ、まさか密告(チク)られたのでは・・・?

婀:・・・・どなたが?

 

お:それは・・・日頃、わたくしに恨みを持つ者の犯行・・・

婀:・・・・・社主殿が??いや・・・それはありえぬでしよう・・・。

 

お:じ、じゃあ・・・・瀬戸様??

婀:・・・(う〜ん)・・・ありえるかもしれませぬが・・・そこまで意地がお悪いとは・・・・

 

お:う〜〜ん・・・じ、じゃあ・・・・誰??

婀:う〜〜〜む・・・(あ・・・っ)ジョ・・・Joka殿??

 

お:えぇっ?!でもあの子、そんなコトする暇ないくらいに、こまめに動いていましたけれど・・・

 

婀:う゛・・・・う〜〜〜む・・・・で、では一体誰が・・・?

 

 

(そう、実に奇妙な事に、誰がこの時を狙って、柾木氏に連絡を入れたのか・・・と、いう事なのです。

 

が!ちみら二人・・・そりゃあ、あまりに他人勘繰りすぎだって・・・。

 

と、いうのも、柾木氏自身も言ってたでわないでしか、『久々にここのを・・・』って。

だから、つまりですね・・・偶然なんスよ、この御仁がここに来たの・・・って。)

 

 

 

 

 

 

 

 

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