<三>

 

ぺ:ところで・・・・お前、 ステラ・バスター と言う、連中の事を知っているか?

 

ジ:ステラ――― 宇宙・・・・海賊・・・・の、ことですか?

ぺ:うむ。

 

ジ:一応・・・・一通りは・・・

 

ぺ:・・・・・私の調べたところでは、今回のその四名が、どうも匂う。

ジ:成る程・・・・それで?

 

ぺ:本来ならば・・・・これは、我々の仕手の内には、入らないでいるのだが・・・

  ここには、ドイツ光学の粋が集められている、それに、ここをからせてもらっている、我々にとっても、ここの研究は、大切な事だ・・・・

 

ジ:そうですか・・・・では、今夜か明日、ここに訪れてくる者達から、機密を護れ・・・と、こう、おっしゃりたいのですね?

ぺ:あぁ・・・・その通りだ・・・。

 

ジ:(フフ・・・)ヤ・ポール・・・。

 

部:(すぅ〜〜―――ふうぅ――――) まあ・・・・余り、張り切りすぎて、ここを壊さないでおいてくれたまえよ?

 

ぺ:(フ―――)まあ、そこのところは、この私と、私の優秀な部下に、任せておいてくれたまえ・・・・何、悪いようにはしないよ。

 

部:ふふふ・・・・頼もしい限りだ。(スパスパスパ・・・・)

ボロ・・・・

  むんっ?!

 

ジ:ああっ!部長!葉巻の灰が・・・・

 

ぺ:・・・・!!(くわあっ!)

                                ・ッ

 

スィ〜〜――――

ポト・・・

じゅうぅ・・・

 

 

〔なんと・・・・今の一瞬、部長と呼ばれた男が、葉巻をふかせすぎ、その灰が、落ちようとしたその刹那!!

なぜかしら、その灰が、空中で止まり、灰皿まで、勝手に動き、その灰の落下地点に・・・??!(これは一体??)〕

 

 

ジ:・・・・局長・・・・余り、能力のほう、使いすぎますと・・・・

 

ぺ:フフフ・・・何、心配はいらんよ、衰え始めているとはいえ、まだまだ他の者達には・・・・な。

 

 

〔そう、ペーターが、その眼に力・・・・気を込めたその瞬間、対象物が止まってしまった・・・

そして、その対象物が、単なるモノではなく、人・・・・または、人外の者に向けられ、放たれた時、

その者は、石化したように、動けなくなるという・・・・そう、古えの魔物 『邪眼竜:バジリスク』 に、睨まれた時のように・・・。

 

しかし、この歳で、衰え始めている・・・とは、明らかに、能力を酷使した結果であり、

弱冠19の者が、欧州の狩り手本部の局長を勤め上げている・・・と、いうのも、強ちウソではないようです。〕

 

               ・・・

 

ジ:それでは、失礼をいたします・・・・。(バタン――☆)

  いぃ〜〜―――い?分かってんの?あなたのへマのせいで、この私まで、とばっちり喰らっちゃって・・・・今日ここに居残り―――だ、なんて。

 

ぺ:ど・・・・どぅもすいません・・・チーフ。

 

 

職:あ、あの〜〜どうしたんです?チーフ

 

ジ:え?ああ―――なんでもないの、今日、私、こいつのお蔭で、ここに泊り込みなのよ。

 

職:それはお気の毒ですにゃ〜〜(Jokaちん?(^^;;)

職:コラ!お前! チーフに、面倒かけちゃあダメじゃあないかッ!!

 

ぺ:す・・・・すいませぇ〜ん。

 

ジ:ほらほら! そんなのに構ってないで、あなた達には、あなた達のする事があるんでしょう?

 

職:はぁ〜〜―――い

職:わっかりました〜ぷー

 

 

〔ペーター君のお蔭で、居残り・・・・とは、実に上手い言い訳を考えたようで・・・・

 

 

ところで、話は変わって・・・・この前日、極東の島国の、とある企業では、こんな事が――――〕

 

 

お:はあ゛ぁ゛〜〜?! な、なんですってぇ〜?!

  あんのオバカ・・・わたくしの断りもなしに、勝手に有給を取った―――っていうのですかーっ!##

 

サ:(は―――・・・いつもながら、スッげー迫力・・・・)

臾:(障らぬ神さんに、祟りなし・・・・でんなぁ〜)

J:(どこいっちゃったんにゃそかね、驍さん・・・)(←こっちは本物^^;)

 

婀:お怒りはご尤(もっと)も・・・・で、ございます、姐上。

 

お:あんのアホは・・・・どこ行ったか知りませんですけど、帰ってきたら、 メッタメタのギッタギタ にしてやるんですからねぇぇ〜〜・・・

 

 

臾:(おっは・・・・メッタメタのギッタギタ・・・やて。)

サ:(おいおい、そりゃあ ド●え●ん の、 ジャ●●ン ぢゃあねぇかよ・・・)

J:(あす・・・・驍さんの、命日にならにゃきゃいいんすけど・・・・)

 

 

婀:それはそうと、姐上。

  妾が極秘に掴んだ、情報筋によりますと、実は、驍様が、今朝方より、ドイツの方に行かれたようにございます。

 

お:え・・・っ?!驍様が? ドイツに・・・・ど、どうして?

婀:さあ・・・そこの理由までは・・・

 

お:そ、そうですか・・・・分かりました。

婀:(ほっ・・・)

 

お:でぇも! それとこれとは、全く関係ゴじゃいませんですからね゛っ!!##

 

婀:(ガク・・・)(や、焼け石に水であったか・・・^^;;)

 

 

〔ソ―――ナンス!

なんと、ステラ、おひぃさんに無断で有給の欠席なんですと!!でも、驍のほうは、朝もはようからドイツ・・・・って、いうことは??

もしかしなくても、先程出た、“ヘル・モリシタ”・・・・って。〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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