第七講 新入社員
<いち>
(ここは、この街にある小さな会社『ギルド』。 その弱小企業が入る雑居ビルの前で佇んでいる人物がいる。
手には日本刀、髪を三ツ編みにした少女、よく見れば“サヤ”である。 彼女がどうしてここに??)
サ:(結局・・・、一週間考えに考えあぐねた結果がこれか・・・) アイツにも、そうとうムリいって調べてもらったが、どうやらここのようだな。
邪魔するぜ。
ガチャ・・・・
ガンッ!−☆
J:いでッ!
サ:ありゃ? 人がいたのか。 何やってんだ? お前・・・。
J:(ひ・・・・ひいいぃぃ) 人がいるのにドアおもっきし開けて、ぶつけといて言うせりふじゃないよぅ〜〜。
サ:あ・・・あぁ、そいつは悪かったな。 で、お前ここの職員なのか?
J:え? うん、そだよ。 ま、あたしもここ二、三日前に入ってきたばっかしだけどね。 あ、あたし Joka ね、よろしく。
サ:あ、あぁよろしく・・・。(あれ? アイツ・・・いないのかな?) なあ、今ここにいるの、あんただけなのか?
J:いんや? 奥にいるですけど。 呼んだげよっか? おーい、おひぃさーん、お客ですよーッ!!
お:はいはい、何でしょ・・・・あら、あなた・・・。 どうかなさったの?
サ:あぁ、なんだ・・・あんたか。 いや、ちょっと人を探しててな。 なぁ、ここに 婀陀那 っていうのいるんだろ?
お:えぇ、はい。 今ちょっと所用で出ておりますが・・・・お待ちになります? サ:じゃあ、そうさせてもらおう。
(どうやらサヤ、婀陀那に用があってここに赴いたようで・・・。 だが、本当にそれだけだろうか?
なにやら『ギルド』の内部の様子を詳しく見ているようにも見受けられるが・・・?)
お:Jokaちゃん、これゴミ捨て場に出しといてねー? J:アイアイさー!
お:Jokaちゃん、ちょっとここの端持ってて下さいなー。 J:合点ショーちのスケ!!
お:Jokaちゃん・・・・Jokaちゃん・・・・ J:はいは〜〜い!!
サ:(アイツ・・・チビのクセによく動くよなぁ。 入ってまだ間もないって言ってるが、何一つ愚痴ることなく働いてやがる・・・)
お:はい・・・、ちょっと一息入れましょ。
J:(はひー、はひー)あ゛〜〜ちかれたびぃ・・・。 あ、コーヒードモです。 おひぃさん(ゴキュ・ゴキュ・・・)
サ:なあ、お前、ここで働いてて楽しいか? J:え? 何? あたし??
サ:ああ・・・。 J:う〜ん、そだねぇ〜〜。 正直辛い事もあるけど、あたし決めたんだ、ここで働く・・・って。
サ:ふぅ〜〜ん・・・そうか。 なあ、あんた。 お:はい? わたくしですか?
サ:あぁ、あんただよ。 お:あの・・・申し訳ありませんが、わたくし“あんた”という名ではございませんので。
サ:おっと、そりゃ悪かったな。 なんて呼びゃいいんだ? お:皆からは“おひぃさん”と呼ばれていますが・・・。
サ:そうか、じゃあおひぃさん、オレ・・・ここに入れないか? お:はぁ? それって・・・入社希望なのですか?
サ:あぁ、一体なんだとでも?
お:い、いえ、婀陀那さんに用があるとおっしゃっていましたから、わたくしはてっきり・・・どうも失礼いたしました。
サ:いや、いいんだよ、別に。 で、どうなんだい? お:ええ、入社希望の件でしたわね。 そうですわね・・・・
サ:ダメ・・・なのか? お:いえ・・・わたくし、ここの代表ではございませんので・・・。
サ:え? す、すると・・・やっばり婀陀那って言うのがここの代表なのか? お:いえ、違います。
サ:はぁ? じゃあ誰がここの代表なんだ??
お:(チラ)・・・・来た? J:ぅん〜にゃ、まだ。(ズズズ・・・)
お:なぁ〜にやってんのかしらねぇ・・・あの オバカ
サ:オバカ? なんだ? そりゃ。
お:だって・・・・ J:ねぇ〜〜
お:今まで時間通りに来た事、一度だってないんですもの。 J:まぁ、来たら来たで、奇跡だよ・・・
お・J:ねぇ〜〜〜
サ:そんなヤツがここのトップなのか、よくそんなんでもってるな、ここ・・・。
お:ま、その分わたくし達が J:しっかりしてなくちゃいけないんだよ・・・
お・J:ねぇ〜〜〜〜
サ:あ、はは・・・・さいですか。(思ってたより大変そうだな、こりゃ・・・・(--ll;;)
(と、そんな会話がなされる中、毎度ながら間の悪いお人のご登場のようである。(しかも今回は鼻歌まじりで・・・(^フ^;;)>)
ス:フンフフンフン〜♪(ガチャ) おっは・・・・
お・J・サ:・・・・・・・。(ジィ〜〜)
ス:でなおしてきま〜しゅ・・・。 J:はは・・・(なにやってんだか、あの人)
サ:(アイツが例のヤツか・・・) ありゃ? (おひぃさんのヤツ、なにをするつもり・・・・)
(つまり、そこには 静かぁ〜〜 に入り口付近に移動するおひぃさんと、これまた こっそーり 入ってこようとしているステラがいるわけでして・・・)
ス:((キョロキョロ)もういないだろね・・・・) あ゛! こ、こりゃども・・・・
お:あ〜た、今わたくしの顔がまともに見れまして?## ス:いえ・・・・えんりょしときましゅ・・・・
お:いいから見なさいッ!!## ス:は、はひ。(おっひゃ〜〜こえー(゚口゚;;)
お:今までなにをなさっていたんですかっ?! ス:え、え〜〜っと・・・・外回りしてました・・・。
お: ウソ ですよねぇ〜〜。 ホントは?? ス:聞いたら怒るから ぃや・・・。
お:怒りませんから、言ってごらんなさい。 ス:ホントに?
お:ええ゛〜〜(に゛っこり゛)(少々無理あります(^フ^;;) ス:寝てました・・・・
お:そう・・・・(すぅ)
J:みみせん・・・ サ:はぁ?
J:しといたほうがいいじょ。 サ:はぁ・・・。
お:こんのオバカ〜〜ッ!!##
ス:ぴぎゃ!
サ:成る程、こりゃ 雷 直撃だわ。 J:いっつもながら、迫力だにゃ〜〜。
ス:う・・・うぞづぎ・・・・
お:そんなことより、今日より入りたいと申し上げている方がいますので、早速会われて下さいまし。
ス:はへ? 誰・・・ サ:オレがそうだ。
ス:ふぅ〜ん、丈夫そうだねぃ。 ほい、採用。 サ:えぇっ?! もう?
お:そうですよ。 サ:はぁ・・・そうかい。 オレはまた、てっきり試験とかなんかがあるのかと思ったぜ。
ス:ほえ? そゆのあったほうがよかったわけぇ?
サ:あ、いいや・・・遠慮しとくわ。 第一、んな小難しい事苦手なんだからよ。
それから・・・オレはな、『音無サヤ』ってんだ。 サヤ でいいぜ、ヨロシクな。
ス:ふ〜〜ん。 で、二人とも自己招は? お:あなたが来る前にもう済ませました。 後はあんただけですよ。
ス:ええ? でも、あと一人いるじゃん。 お:もう彼女とは面識ありますので。
ス:あっ・・・そう。 え〜っと、一応ここの代表やってる ステラバスター っす。 よろしゅうね?
サ:ふぅ〜ン、あんたかい、ステラ・・・って―のは。 お:ご存知でしたの?
サ:うん? まぁ・・・ 悪名 はな。 まっ、そんなことはどうでもいいだろ? J:うむ、確かに。
(と、まあ、最悪の形での顔見せとなったステラとサヤ。 にしても、Jokaがサヤより一足早くここに、入社していたとは・・・・以外でしたね)